中国、136兆円輸入拡大提案=貿易休戦「来年2月末」まで―米高官
ムニューシン米財務長官は3日、米CNBCテレビのインタビューで、貿易摩擦の解消が焦点となった米中首脳会談について「中国が1兆2000億ドル(約136兆円)超の輸入を増やす意向を示した」と語った。【AFP時事】
(時事通信)
【ワシントン時事】ムニューシン米財務長官は3日、米CNBCテレビのインタビューで、貿易摩擦の解消が焦点となった米中首脳会談について「中国が1兆2000億ドル(約136兆円)超の輸入を増やす意向を示した」と語った。巨額の対米貿易黒字を削減するためで、米国産の液化天然ガス(LNG)や大豆の調達などが有力候補に挙がっている。
クドロー米国家経済会議(NEC)委員長は、1日の首脳会談で開始が決まった2国間協議に関し、米国は同日から90日間を交渉期限に設定したと明らかにした。来年2月末までは対中追加関税の拡大を凍結する一方、中国の知的財産権侵害やハイテク産業補助金政策などの是正を話し合う。中国側はこれらに言及していない。
ホワイトハウスは、来年1月1日に予定していた2000億ドル(約23兆円)相当の中国製品に対する追加関税の引き上げを交渉中は凍結すると説明している。クドロー氏は90日の交渉期間について来年「1月1日」からと話したが、その後、ホワイトハウスが今年「12月1日」からに訂正した。