クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

味噌玉岩から杏ヶ岳 H-17-11-16

2005-11-16 19:39:24 | 倉渕・長野原・草津・嬬恋
東京行きの所用が明日に延びたので一寸の隙間に、かって「柴犬さん」が味噌玉岩が面白そうと言っていたのを思い出し、300選氏が下山して来た記録の逆を行こうと、味噌玉岩から杏ヶ岳への登り上げを考えた。室田四つ角を右折して211号線を急ぐ。33号線との合流から2キロ地点の「かび屋」先の「明神橋」が目的の「杏ヶ岳林道」の始点である。見た所、路面が悪いので橋の袂に駐車して歩き始める。
目印は尾根が林道に垂れ下がり南に連続し、少し先に杏ヶ岳林道表示板のある場所。歩き出して林道の荒れ道は最初だけで0.5Kも行くと普通のレベルとなり仕舞ったと思ったが其の侭歩いて進んだほうが登山口探しには適すると思って蛇行林道を歩く。1.5K地点で最初の表示板があったが、山手は断崖なので尚進む。40分歩いて漸く2.54K地点の第2の表示板の所が条件にぴたり。早速、表示板脇から桧植林地に突入し取り敢えず
上に見える稜線を目指す。稜線はホンの小さな枝尾根で尾根道もなく唯の藪。やがて少しはマシな東西尾根を東に向かう。左手に見えてくる杏ヶ岳が陽に輝き誠に見事。すると何時の間にか右に作業道が現われるので乗換えて登山開始から30分後に作業道同士の四つ角広場、直進すると刺の雑草がびっしりの悪路が延々と50分も続いてやがて右からの稜線と合さったところで「味噌玉岩」に到着。南から見ると大した事もない何処の山にもある岩隗に見えたが、通過のため左に巻いて裏に回ったところで振りかえると、ピーク全体が露岩の固まりで迫力があった。ここからは稜線上に三つほどある1.100㍍級ピークを東から西に大きく迂回しながらクリヤしていくが疲労困憊。最後のピークを越えていよいよ杏ヶ岳らしき巨峰への鞍部に来るまで味噌玉岩から40分も経過した。日溜りの鞍部で昼食兼休憩。
目の前のピークの傾斜は見ただけでぞっとする程の標高差190㍍の急斜面、オマケに堆積落ち葉が乾燥してズルズル滑り、横歩きで杖をしっかり支えにして木の枝に上手く掴まらないと一向に進めない。広い斜面であるが踏み跡も微かで勝手にジグザグに進路をとり20分も奮闘してやれ着いたと思ったら其処はまだ手前のコブだった。流石にその場にへたり込む。少々息を入れてから前方の小コブを幾つか越えて何とか頂上へ。林道入り口から3時間24分。
三等三角点、二つの石宮と立派な頂上標識のある広場風の頂上では周囲の雑木の葉は全て落ち、背高雑草もすっかり枯れているので申し分のない360度の大展望、県庁・高崎市役所も見えるのには吃驚。東北には榛名外輪山が一式揃い、南東に岩頭を抱えている天狗山らしき山も確認できる。西は残念ながら逆光で良く見えないが、どうやら浅間の半分以上は雪のようだ。暫く景観を楽しんで下山に掛かる。
最初の急降は登り同様に横歩き。上手くなった滑り降りをし様としても、下に鋭い岩が隠れているので危険で出来ない。ピークの登り返しは大した苦痛でもなかったが、林道近くの桧林でテープを見失い、適当に下に見える林道に飛び出したら登山口の100㍍西に出た。下山開始から1時間19分。疲れた上の林道2.5Kは辛かったが下り気味だったので35分で明神橋帰着。一寸無理した1日だった。
自宅から往復走行距離49K。

北側から見た味噌玉岩


県下6高校名の頂上標識

頂上石宮前で冬支度の爺イ

まだまだ見られる榛名の紅葉

頂上から見る烏帽子岳


ご来訪のついでに下のバナーをポチッと。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 天引城址西北ルート探索 H-1... | トップ | 頂上に社・芦鞍山(天狗山) H... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

倉渕・長野原・草津・嬬恋」カテゴリの最新記事