雨上がり、昨日からやや風も強い。こんな時は空気が澄んで山も良く見える
筈と決め込んで裏妙義などが見られるという稲村山。
ここには七年ほど前、未だ「山歩き130選」を拾っていた頃に一度入った
事があるが家族向きという触れ込みの割には一部に少々歯ごたえのある
箇所があつた記憶している。
R-18の通勤渋滞を避けて少し遅い出発。横川から碓氷バイパスに入り
信越高速下を潜って直ぐに左の細道に入る。この道は碓氷川支流の遠入川沿いに
西進する「町道・入山峠線」。
約二キロ走ると目印の「赤坂橋」脇の駐車場所。手前に似た橋があるので紛らわしいが
此方は反対側に水道施設があり、道が右にヘアピンカーブする手前。
橋の下を流れる遠入川は眺めの良い渓谷風。
土手際の叢にひっそりと双神道祖神が一つ。
かって此処にあつた筈と記憶する「八風平遊歩道」の案内板は見当たらないが
こんな標識。頂上まで40分とあるが爺イはとてもそんな時間では無理。
登山道はこのゲートが閉められた林道から入る(10.50)。
直ぐに小型の送電鉄塔脇を通過する。この写真は通り過ぎてからの振り返り写真。
鉄塔は「軽磯30号」となっているが軽井沢とか磯部に関連かな?
ほんの僅かの距離で左分岐のところでこんな字の消えた道標。
その山道に入ると樹幹に「安中山の会」の道標。
再び分岐、今度も文字消えの道標がありどちらを指すのか不明だが、バイクのものらしい
轍のはっきり残る左を選択して杉林を進む。
左の樹間から稲村山らしい山容が見えた。予想以上に大きく、しかもかなりの
トンガリだ。
道は前方に見え始めた稜線に向かうが、やや傾斜が付いてきた。
稜線には道標、左が稲村山で右は高岩・八風平。でもかっての道標とは違うようだ。
昔の道標はこんなものだった。
稜線はこんな具合、写真では平坦に見えるが
横を見ると相当な急登が始まっている。
周辺の木々はこの程度の紅葉気配だが
中には稀に鮮やかなものも散見される。
こんな道を進むと
前方に何やらコンモリした山、多分これが目標かも。
時折現れる古い境界杭にほっとする。
岩場の尾根が続き山に来たと実感。
稜線下の斜面を通過、新しい尾根風のところから左に曲がって急登。
何とか、休み休みで登りきると台地の西端に到着。
もう頂上はこの先、右折で20m弱だ。
そして手前に錆びた金属製の鉾が立つ石宮前に到着(12.12)。
所要時間1時間20分だから丁度、入り口道標に書かれた時間の二倍。
まあ、80歳近くの爺イとしてはこんなものだな。
南向きに三角点。三等で点名・稲村 952.6m。
三角点の右下に朽ち果てた頂上標識の上部分が置いてあるが、六年前の姿。
もう一つ、G氏の名刺形があった筈だが見つからない。これも以前の写真。
その昔、此処にあつたという東屋の屋根部分の残骸は相変わらず斜面に放置。
さて、期待した展望は思いのほか、霞んでいて残念。山名音痴の爺イは
良く分からないまでも周囲の写真。
浅間方面。
高速の上に高岩、尖がっているのは左寄りだから雌岳らしい。
東には五輪岩と言われる山急山。その後ろには榛名連山。
その右に霞んで見えるのは赤城山。
南の方にどっしりしたのは谷急山?
裏妙義の並び。左から御岳・丁須の頭・赤岩・烏帽子岳、西大星が判らない。
浅間隠や鼻曲山方面の筈?
下にみえる信越高速の高架、トンネルに入る車もはっきり。
その他の不明の山
本日の爺イ。
ゆっくり昼食をとってから下山開始。暫くは岩場の下りを慎重に。岩角が鋭利なので
尻餅ついたら少し痛いでは済まない。
落ち着いた道で紅葉見物。
大人しくなった道をブラブラと歩いて馬頭観音に迎えられて駐車場所着(13.20)。
未だ、時間も早いので何時も素通りしてしまっている「麻芋の滝」に寄り道。バイパスから
旧道に入り道標に従って細い急坂を下って滝の駐車場。この麻苧(あさお)の滝は、
一名朝日滝とも呼ばれ、丁須岩の西の中間峰にその源があり鍵沢を下ってくる水流だか
元々水量は少ないようで梅雨時以外は豪快な滝は見られないそうだ。
道は丁須登山道と同じ。入り口の案内図。七滝の位置が示されている。
目の前の麻芋の吊橋を渡る。下を流れるのは碓氷川。
最初は銭洗い弁天。
そこから左へ進んで岩場を越えると、これは滝ではなく唯の段差だな。
前進する道が判らないが岩の間から遠くに一つ。滝の表示は一切無いのでこれが
「孫滝」なのか「子滝」なのかは不明。二つある筈の内の一つだけで引き返す。
銭洗い弁天の右から木枠段があって急坂で山手に上る。
右下を見ると細長い池、かつてはスケート場になっていたとも聞いた。
大岩の上に福禄寿の石像。この一帯は古くから山岳信仰の修験場として知られ、
山中には数多くの石仏がみられるがこれも其の内の一つ。
その大岩の下に二条の滝。水量が多ければ一筋になるんだろう。此れが
多分「自行滝」だろう。
更に登ると「安産の岩」。岩の切れ目に大きい岩が挟まっているだけなので
胎内くぐりとは云えないのかも。
毘沙門天の像の奥に細い滝が見えるが近寄れない。若しかするとあれが「母滝」。
ぐんぐんと高度を上げると良く揺れる吊橋の「滝見橋」、成る程目の前に大きな滝。
これが多分ここの七滝のうちでの一番の売り物「父滝」だろう。落差40mと称している。
岩場に降りて滝壺見物。
滝壺から上を見上げてみるが確かに水量は少ない。
落ち具合を動画で見るとこんな程度。
MVI_2509.AVI
もっと奥に進めば「祖滝」や「曾滝」が有るはずだが何となく疲れてパスして
引き上げ。本日は終了。次は榛名中腹の紅葉見物に行く積り。
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筈と決め込んで裏妙義などが見られるという稲村山。
ここには七年ほど前、未だ「山歩き130選」を拾っていた頃に一度入った
事があるが家族向きという触れ込みの割には一部に少々歯ごたえのある
箇所があつた記憶している。
R-18の通勤渋滞を避けて少し遅い出発。横川から碓氷バイパスに入り
信越高速下を潜って直ぐに左の細道に入る。この道は碓氷川支流の遠入川沿いに
西進する「町道・入山峠線」。
約二キロ走ると目印の「赤坂橋」脇の駐車場所。手前に似た橋があるので紛らわしいが
此方は反対側に水道施設があり、道が右にヘアピンカーブする手前。
橋の下を流れる遠入川は眺めの良い渓谷風。
土手際の叢にひっそりと双神道祖神が一つ。
かって此処にあつた筈と記憶する「八風平遊歩道」の案内板は見当たらないが
こんな標識。頂上まで40分とあるが爺イはとてもそんな時間では無理。
登山道はこのゲートが閉められた林道から入る(10.50)。
直ぐに小型の送電鉄塔脇を通過する。この写真は通り過ぎてからの振り返り写真。
鉄塔は「軽磯30号」となっているが軽井沢とか磯部に関連かな?
ほんの僅かの距離で左分岐のところでこんな字の消えた道標。
その山道に入ると樹幹に「安中山の会」の道標。
再び分岐、今度も文字消えの道標がありどちらを指すのか不明だが、バイクのものらしい
轍のはっきり残る左を選択して杉林を進む。
左の樹間から稲村山らしい山容が見えた。予想以上に大きく、しかもかなりの
トンガリだ。
道は前方に見え始めた稜線に向かうが、やや傾斜が付いてきた。
稜線には道標、左が稲村山で右は高岩・八風平。でもかっての道標とは違うようだ。
昔の道標はこんなものだった。
稜線はこんな具合、写真では平坦に見えるが
横を見ると相当な急登が始まっている。
周辺の木々はこの程度の紅葉気配だが
中には稀に鮮やかなものも散見される。
こんな道を進むと
前方に何やらコンモリした山、多分これが目標かも。
時折現れる古い境界杭にほっとする。
岩場の尾根が続き山に来たと実感。
稜線下の斜面を通過、新しい尾根風のところから左に曲がって急登。
何とか、休み休みで登りきると台地の西端に到着。
もう頂上はこの先、右折で20m弱だ。
そして手前に錆びた金属製の鉾が立つ石宮前に到着(12.12)。
所要時間1時間20分だから丁度、入り口道標に書かれた時間の二倍。
まあ、80歳近くの爺イとしてはこんなものだな。
南向きに三角点。三等で点名・稲村 952.6m。
三角点の右下に朽ち果てた頂上標識の上部分が置いてあるが、六年前の姿。
もう一つ、G氏の名刺形があった筈だが見つからない。これも以前の写真。
その昔、此処にあつたという東屋の屋根部分の残骸は相変わらず斜面に放置。
さて、期待した展望は思いのほか、霞んでいて残念。山名音痴の爺イは
良く分からないまでも周囲の写真。
浅間方面。
高速の上に高岩、尖がっているのは左寄りだから雌岳らしい。
東には五輪岩と言われる山急山。その後ろには榛名連山。
その右に霞んで見えるのは赤城山。
南の方にどっしりしたのは谷急山?
裏妙義の並び。左から御岳・丁須の頭・赤岩・烏帽子岳、西大星が判らない。
浅間隠や鼻曲山方面の筈?
下にみえる信越高速の高架、トンネルに入る車もはっきり。
その他の不明の山
本日の爺イ。
ゆっくり昼食をとってから下山開始。暫くは岩場の下りを慎重に。岩角が鋭利なので
尻餅ついたら少し痛いでは済まない。
落ち着いた道で紅葉見物。
大人しくなった道をブラブラと歩いて馬頭観音に迎えられて駐車場所着(13.20)。
未だ、時間も早いので何時も素通りしてしまっている「麻芋の滝」に寄り道。バイパスから
旧道に入り道標に従って細い急坂を下って滝の駐車場。この麻苧(あさお)の滝は、
一名朝日滝とも呼ばれ、丁須岩の西の中間峰にその源があり鍵沢を下ってくる水流だか
元々水量は少ないようで梅雨時以外は豪快な滝は見られないそうだ。
道は丁須登山道と同じ。入り口の案内図。七滝の位置が示されている。
目の前の麻芋の吊橋を渡る。下を流れるのは碓氷川。
最初は銭洗い弁天。
そこから左へ進んで岩場を越えると、これは滝ではなく唯の段差だな。
前進する道が判らないが岩の間から遠くに一つ。滝の表示は一切無いのでこれが
「孫滝」なのか「子滝」なのかは不明。二つある筈の内の一つだけで引き返す。
銭洗い弁天の右から木枠段があって急坂で山手に上る。
右下を見ると細長い池、かつてはスケート場になっていたとも聞いた。
大岩の上に福禄寿の石像。この一帯は古くから山岳信仰の修験場として知られ、
山中には数多くの石仏がみられるがこれも其の内の一つ。
その大岩の下に二条の滝。水量が多ければ一筋になるんだろう。此れが
多分「自行滝」だろう。
更に登ると「安産の岩」。岩の切れ目に大きい岩が挟まっているだけなので
胎内くぐりとは云えないのかも。
毘沙門天の像の奥に細い滝が見えるが近寄れない。若しかするとあれが「母滝」。
ぐんぐんと高度を上げると良く揺れる吊橋の「滝見橋」、成る程目の前に大きな滝。
これが多分ここの七滝のうちでの一番の売り物「父滝」だろう。落差40mと称している。
岩場に降りて滝壺見物。
滝壺から上を見上げてみるが確かに水量は少ない。
落ち具合を動画で見るとこんな程度。
MVI_2509.AVI
もっと奥に進めば「祖滝」や「曾滝」が有るはずだが何となく疲れてパスして
引き上げ。本日は終了。次は榛名中腹の紅葉見物に行く積り。
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