クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

大桁湖から東大桁山  H-23-6-4

2011-06-05 10:23:08 | 妙義・下仁田・富岡・南牧
今日の狙いは余り知られていない「東大桁山」。切っ掛けは先月の初めに大桁山の周回をやった後、
其れを見た横田氏から近くの「東大桁山」の細かい手書きの資料が送られて来ていたから。
氏は「130選」の時代から、危なっかしいド素人の爺イの山歩きに色々と指南をしてくれている。
旧妙義町と富岡市の境界線上にあるから登路はある筈なので気楽に出発。



現在、旧妙義町が合併によって富岡市になってしまったので地形図から市町村境界線が消えてしまった。
が、かつての境界は大桁山山頂から尾根伝いで東北の川後石峠、東に転じて687mの半鐘山、そこから
北に旋回して今日の予定登山路を北上して東大桁山を通って更に北へ伸びていた。

この地区へ行くのに高崎からR-254で富岡を通過し中小坂・虻田経由は大回りの無駄、松井田から
南下した方が遥かに近い。
R-18の下野尻から旧中山道で松井田へ、国道に復帰して直ぐにR-33に乗り換え。下町、松井田駅前を
通過してR-51で約7K程、妙義町の菅原地区で左にこんな道標を見て左折。これが大桁山林道か?



完璧に整備された山道を約3Kで「湖城の館」、



設置されている案内図、現在地から察するに、ここは既に湖畔ではなく湖に注がれる川の延長みたいな
所、見たところでは榛名・赤城の様な周回遊歩道はない。砂防ダムの小人造湖。



川の方を見下ろすと公園風に綺麗に整備されていて憩いの場。



西の方の全景からすると遠くの堰堤の先に広い湖面があるらしい。



少し先のこの東屋付近の空き地に駐車。本当はもっと先まで車で乗り入れたいのだが
生憎の事に一般車両はここからは通行禁止。



支度をしてこのゲート脇を抜けて出発(9.10)。



歩く先はこんな立派な道、どうして通行禁止? 付近の立ち木には県有林表示と共に班別表示、
若しかすると農林大学の実習林がここまで伸びているのか?



陽当たりの良い緩傾斜の林道の両側にはこんな花がびっしり。



林道はこんな沢の右岸に付けられていて何時もの山裾回りと違って蛇行は極めて少ない。



やがて左に小さな池、縁に睡蓮が密生しているので花時は見事だろう。良く見ると稚魚の塊が
真っ黒の形になって泳ぎ回っている。



池の角が大きな四つ角(9.28)。直進は川後石峠方面なので左折すると今度の林道には「峠平線起点」
の表示でゲート。





近くに案内板、よく見ると大桁山と並んで687m峰は地元呼称の「半鐘山」。この山を「剣ノ峰」
とも云い山頂標識か二種類となっているのは「日本山名総覧・群馬県の部」に拠る、とは
横田氏からの情報だが「下仁田・富岡境 680m」となつているというのは気になる。下仁田との境界は
まったく違うから。



今度は深い樹林の間で日当たりは少くじっとりと湿気が充満。直ぐに左への道があるが、これは
地形図上の破線の道だから本日のルートではなく無視。



この道の両側には「まむし草」がずらっと並ぶ。これがソノ中の一番のオトコマエ。



再び四つ角、直進は半鐘山の東を南下する林道なので左折(9.43)するのだが
其の前に少し直進して、昔の境界線が半鐘山を乗り越えて北上しこの林道を横切るところを確認。



四つ角に戻って左折し、



通称「古い林道」に入ると直ぐに小さい四つ角でゲート。境界線は右から
左に入っている。ここが所謂「登山口」で左折道へ。



直ぐ右手に火の用心の看板と境界見出し票。



見出し票の赤ラベルの下には新旧二体のコンクリート標柱。



この先は先ず前方の650m峰を目指すがかなりの傾斜の直登道。真中が水路となって抉られているので
見た目より歩き難い。直線距離で約200m、歩行標高差は60m程。爺イにとっては急登の部類。



このアンテナを見ると南北の頂上台地。台地を抜けると一旦は鞍部に下降。



鞍部に石宮(10.15)。ここからは次の目印の「二つ岩」を目指す。



鞍部からは小さな登りで次の尾根に向かう。



北々東に伸びる尾根に到達すると目の前に「二つ岩」(10.22)。



ここから再びのコブの登り、先も見えているのでどうって事もない。



と、思っていたら何とコブは二段構え。結局、このコブは直線で270m、標高差65mだつた。



そして、平坦道になって目標の山の方角を確認。今度は東進するルートを探すのだ。
数分後、心配は解消、チャントした目印のある小さな四つ角に出会う(10.45)。



一番草に覆われている右手に道に進む。



ほんの僅かに下ると目の前が広く開け、下に林道も見える。



やがて林道から離れて左目の林に境界杭を見つけて、中の細い踏み跡を辿る。



やや左手の樹間に丘の様な山、多分あれが目標だ。



境界杭によって左折すると正面に小山。右に作業道が現れるがこつちは林に突入。



石像物が並ぶ頂上に到着。正面に三体、真中は人物像、左右は首が無くなっているが仏像。



手前には童子の石碑が多数並ぶがどの眷属だかは読み取れない(11.00)。



梵天も掲げられているので祭礼的な行事が為されている模様。



おっと、思いがけずにG氏の小型標識が巨木の樹幹に螺子止め。この標識は好きだが、どうも
この巨木への螺子止めは賛成しかねる。



三角点は石像物に向かって右側の叢の中。



点名は堂々たる「大桁山」、それに二等の貫禄。三角点に関しては三等の本家「大桁山」を
凌駕している。



昼食と休憩。忽ちのうちに大型の蟻が集まってきた。普段、庭で見るものの二倍くらい。
飯粒を少しお裾分け。



本日の爺イ。



十分に休んでから下山開始(11.40)。途中で見たタラの芽も誰にも採られず成長。



小さな四つ角で往路で気づかなかったG氏のブルー紐発見。二つ岩通過が11.58。



こんな道を早足で下って登山口に12.06。



駐車場所に到着(12.33)。ひょっと脇を見て小鳥だとカメラを構えたら飾り物。



河原に下りて湖の見物。人影は殆ど無くひっそりとしている。西には妙義らしい連山。



南岸の遊歩道を進むと突然恐竜。
子供向けの遊具らしいが中に入れる様になっている。
これは「ティラノザウルス」。7000万年前の史上最大・最強の凶暴肉食恐竜。前足が極端に
短いが全長12mの巨体。



この背中に帆の様に発達したトゲを持つのは二億六千年前の「ディメトロドン」、勿論肉食で
全長は8m。



三頭目は長い首と尾で御馴染みの「デイプロドコス」、一億四千年前の体長9m。



暫くブラブラしたが堰堤の先への遊歩道が無いので帰路につく。途中で中型の蛇に遭遇。
車に轢かれないように塒の防災壁の排水溝に追いやった。



R-51に出る手前で山が良く見える。近くの此れは「金鶏山」かな?



そうだとすればその右手は白雲山?



そして左は金洞山?



松井田に戻って下町信号近くのJA裏で小規模な「松井田バラ園」見学。



花の数々をざっと見て帰宅。約10.000歩、往復走行距離63K。












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