群馬の紅葉も終盤が近づいている様なので残り物を観る為に裏妙義の
山裾トレッキング。
2007年頃のインレッドさんの谷急山途中の紅葉写真を見た事があるが
足弱の爺イは裏妙義と聞いただけでも敬遠していた。ところが
今月半ばのあおちゅうさんの「三方境」を読んだら、爺イでも何とか
行かれるかと思い、強風予報の24日をやり過ごして裏妙義の玄関口に
向かう。
R-18で西進して松井田ICへの四つ角の五料信号の直ぐ先を左の細道に入る。
国民宿舎とか妙義湖の道標に拠って何回か分岐を過ぎて横川から来る林道に
合流して左折。看板には「行田中木林道終点」の文字も見えるが、「300山」の
概念図には確か「妙義スーパー林道」と書いてあったような気がする。
やがて妙義湖の西岸を縫っていくが中木ダムの見える静まり返った湖。
R-18から約6Kの走行で右側の橋を渡って国民宿舎、丁度宿泊客が一斉に車に
乗ろうとしているのに紛れて図々しくも真ん中に駐車。本当は登山客は少し奥の
東屋の方に遠慮しながら停めるのが礼儀らしいのだか。
その東屋やトイレの近くで早くも紅葉を見る。だが、ここは標高430m程度に
過ぎないのでこの位置で見事な紅葉では上は駄目かな? とやや不安(9.40)。
数組が登山支度の最中、駐車場から周辺の山が良く見える。建屋の真上のこの山は
方向は丁須岩方向だが「軍艦岩」というらしい。
左の烏帽子岩方向、小さいのは赤岩方向だが正確には判らない。
構内に大きな案内図、真ん中の巡視路を使って三方境、帰りは少し谷急山方向に行って
「大遠見峠」から「女道」を降りてくる予定。記録による歩行距離は約9k位。
巡視路登りは二時間との表示だから爺イは五割り増しで多分3時間。
あおちゅうさんの記録は1.5時間だが何時も二倍して予定しているから
こっちからでも3時間。
林道に戻りかけると右側に「丁須岩」への登山道が分岐している。
橋を渡って林道を右折するとゲート、その先の明るい山肌の色づきに期待は膨らむ。
工事中の脇をすり抜けて林道を進むと三方境への入り口道標が右側に現れ沢に
向かって急坂を下るがしっかりと段が付いているので楽に下れる。
この沢は中木沢なんだろうが、橋は無い。今は水量が少ないので飛び石伝いで楽に
渡れるが水量の多い時期には靴を濡らさずに渡るのは苦労するかも。
沢を渡るとやや薄暗い杉林が延々と続く。このコースは小さな枝尾根が押し合い
へしあいしているので山裾をぐるぐると周り多くの沢をアップダウンで渡る事になる。
地形図上では三方境までの歩行標高差は470mだが累計標高差は612mとなっているので
日頃、400mを適量としている爺イにはやや重い。距離も直線では2k程だか激しい
蛇行を加味すると多分4k程度になるかも知れない。
途中にはこんな赤い目印が多数で安心できる。特に気楽に下ってくる下山には有効。
やがて一つの小さな稜線に乗ると曲がり角の左側に馬頭観音(宝暦4年)。
稜線に到着はこの後、多数回もあるので何時ものように到着で一区切りとは
行かない。
初めて「三方境」の道標が現れた。このタイプはここから上には多数あって
やや複雑な曲がりなどには大いに助かる。
こんなに錆びだらけて読めない道標の尾根を右折して尚も登りは続くが時折は
相当長い距離の平坦道もあるので気が休まる。
紅葉地点は未だかなと思いながらせっせと歩いていたら突然前方が開ける模様(10.36)。
歩き出してから既に一時間が経過していた。
この景観に茫然自失状態、休んで眺めたりゆっくり歩いたりで堪能。それを何枚か。
絢爛豪華な一区間を過ぎると再び無粋な杉林、今度はこんな道標が多くなる。
二箇所目の紅葉が現れるが表妙義らしい山並みもその奥に。
補修された丸木橋を渡って尚も進むと
前方の稜線の先に三度目の期待が持てそうな雰囲気。
そして目の前に三度の紅葉が広がる。もう、満足してここから引き返しても良い位。
此処を過ぎるとどうやら冬景色、もう紅葉地域は無いと感じさせる。
表妙義が再び姿を見せるがその手前にはもう色付きは見られない。
前方に峠らしい雰囲気の場所、多分あれが目標の三方境だろう。
そして到着。この峠は三方と云いながらも四つ角(12.16)。あれっ道標に有名な
谷急山が無い。
ここは風の通り道なのか? 猛烈な突風に近い冷たい風が西から吹き上げて
きていてとても長居は出来そうも無い。
一寸探したら少し離れてこんな道標が拗ねた様に樹幹に。
直進は岩の平とか入山に抜けるらしく、途中にある「並木沢」が樹幹に書かれていた。
西寄りに多分G氏のものらしい小型の標識が遠慮がちに付いている。
樹間から浅間やその周辺の山。
北の烏帽子岳方面から二人連れが降りてきて暫し雑談、全く疲れている様子が無く
これが普通なのかとわが身と比較してしまう。彼らは休む事もなく巡視道へ勢い良く
下って行った。此方も風の無い陽だまりでの休憩と昼食場所を探すべくその後について
100㍍下って漸く場所を確保。だが、予定していた大遠見峠経由など風のお蔭で
すっかり忘れていたのだかここまで下ってしまったらもう諦めだ(12.31)。
十分に休んでから長い下山に掛かる。沢渡りが全て登り返し付きなのでやや憂鬱(13.00)。
道標やテープのお蔭で判り難いルートも迷わず下れる。こんな大岩、300山に
書いてあった「がま岩」か?
紅葉場所も角度が違うと又違う雰囲気。
周りばかりに気を取られていると行く手には危ない所が二箇所ある。
再び紅葉に目を奪われていると
三つ目の危険箇所。
長い長い道中をこんな山の姿で気を紛らわす。
そして何とか無事に中木川の河原に到着して一服の爺イ。
林道に這い上がって表・裏妙義の姿に満足しながら駐車場着(14.29)。
もう一度紅葉をデジブックで
デジブック 『裏妙義の紅葉』
ご来訪のついでに下のバナーをポチッと。
山裾トレッキング。
2007年頃のインレッドさんの谷急山途中の紅葉写真を見た事があるが
足弱の爺イは裏妙義と聞いただけでも敬遠していた。ところが
今月半ばのあおちゅうさんの「三方境」を読んだら、爺イでも何とか
行かれるかと思い、強風予報の24日をやり過ごして裏妙義の玄関口に
向かう。
R-18で西進して松井田ICへの四つ角の五料信号の直ぐ先を左の細道に入る。
国民宿舎とか妙義湖の道標に拠って何回か分岐を過ぎて横川から来る林道に
合流して左折。看板には「行田中木林道終点」の文字も見えるが、「300山」の
概念図には確か「妙義スーパー林道」と書いてあったような気がする。
やがて妙義湖の西岸を縫っていくが中木ダムの見える静まり返った湖。
R-18から約6Kの走行で右側の橋を渡って国民宿舎、丁度宿泊客が一斉に車に
乗ろうとしているのに紛れて図々しくも真ん中に駐車。本当は登山客は少し奥の
東屋の方に遠慮しながら停めるのが礼儀らしいのだか。
その東屋やトイレの近くで早くも紅葉を見る。だが、ここは標高430m程度に
過ぎないのでこの位置で見事な紅葉では上は駄目かな? とやや不安(9.40)。
数組が登山支度の最中、駐車場から周辺の山が良く見える。建屋の真上のこの山は
方向は丁須岩方向だが「軍艦岩」というらしい。
左の烏帽子岩方向、小さいのは赤岩方向だが正確には判らない。
構内に大きな案内図、真ん中の巡視路を使って三方境、帰りは少し谷急山方向に行って
「大遠見峠」から「女道」を降りてくる予定。記録による歩行距離は約9k位。
巡視路登りは二時間との表示だから爺イは五割り増しで多分3時間。
あおちゅうさんの記録は1.5時間だが何時も二倍して予定しているから
こっちからでも3時間。
林道に戻りかけると右側に「丁須岩」への登山道が分岐している。
橋を渡って林道を右折するとゲート、その先の明るい山肌の色づきに期待は膨らむ。
工事中の脇をすり抜けて林道を進むと三方境への入り口道標が右側に現れ沢に
向かって急坂を下るがしっかりと段が付いているので楽に下れる。
この沢は中木沢なんだろうが、橋は無い。今は水量が少ないので飛び石伝いで楽に
渡れるが水量の多い時期には靴を濡らさずに渡るのは苦労するかも。
沢を渡るとやや薄暗い杉林が延々と続く。このコースは小さな枝尾根が押し合い
へしあいしているので山裾をぐるぐると周り多くの沢をアップダウンで渡る事になる。
地形図上では三方境までの歩行標高差は470mだが累計標高差は612mとなっているので
日頃、400mを適量としている爺イにはやや重い。距離も直線では2k程だか激しい
蛇行を加味すると多分4k程度になるかも知れない。
途中にはこんな赤い目印が多数で安心できる。特に気楽に下ってくる下山には有効。
やがて一つの小さな稜線に乗ると曲がり角の左側に馬頭観音(宝暦4年)。
稜線に到着はこの後、多数回もあるので何時ものように到着で一区切りとは
行かない。
初めて「三方境」の道標が現れた。このタイプはここから上には多数あって
やや複雑な曲がりなどには大いに助かる。
こんなに錆びだらけて読めない道標の尾根を右折して尚も登りは続くが時折は
相当長い距離の平坦道もあるので気が休まる。
紅葉地点は未だかなと思いながらせっせと歩いていたら突然前方が開ける模様(10.36)。
歩き出してから既に一時間が経過していた。
この景観に茫然自失状態、休んで眺めたりゆっくり歩いたりで堪能。それを何枚か。
絢爛豪華な一区間を過ぎると再び無粋な杉林、今度はこんな道標が多くなる。
二箇所目の紅葉が現れるが表妙義らしい山並みもその奥に。
補修された丸木橋を渡って尚も進むと
前方の稜線の先に三度目の期待が持てそうな雰囲気。
そして目の前に三度の紅葉が広がる。もう、満足してここから引き返しても良い位。
此処を過ぎるとどうやら冬景色、もう紅葉地域は無いと感じさせる。
表妙義が再び姿を見せるがその手前にはもう色付きは見られない。
前方に峠らしい雰囲気の場所、多分あれが目標の三方境だろう。
そして到着。この峠は三方と云いながらも四つ角(12.16)。あれっ道標に有名な
谷急山が無い。
ここは風の通り道なのか? 猛烈な突風に近い冷たい風が西から吹き上げて
きていてとても長居は出来そうも無い。
一寸探したら少し離れてこんな道標が拗ねた様に樹幹に。
直進は岩の平とか入山に抜けるらしく、途中にある「並木沢」が樹幹に書かれていた。
西寄りに多分G氏のものらしい小型の標識が遠慮がちに付いている。
樹間から浅間やその周辺の山。
北の烏帽子岳方面から二人連れが降りてきて暫し雑談、全く疲れている様子が無く
これが普通なのかとわが身と比較してしまう。彼らは休む事もなく巡視道へ勢い良く
下って行った。此方も風の無い陽だまりでの休憩と昼食場所を探すべくその後について
100㍍下って漸く場所を確保。だが、予定していた大遠見峠経由など風のお蔭で
すっかり忘れていたのだかここまで下ってしまったらもう諦めだ(12.31)。
十分に休んでから長い下山に掛かる。沢渡りが全て登り返し付きなのでやや憂鬱(13.00)。
道標やテープのお蔭で判り難いルートも迷わず下れる。こんな大岩、300山に
書いてあった「がま岩」か?
紅葉場所も角度が違うと又違う雰囲気。
周りばかりに気を取られていると行く手には危ない所が二箇所ある。
再び紅葉に目を奪われていると
三つ目の危険箇所。
長い長い道中をこんな山の姿で気を紛らわす。
そして何とか無事に中木川の河原に到着して一服の爺イ。
林道に這い上がって表・裏妙義の姿に満足しながら駐車場着(14.29)。
もう一度紅葉をデジブックで
デジブック 『裏妙義の紅葉』
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妙義の紅葉は素晴らしいですね。
時期さえ合えば決して裏切らない感じです。
大遠見峠から女道を下って欲しかったかな。
開放的な紅葉谷が待っていたことでしょう。
何時もHPを参考にさせて戴いております。
御家族連れの登山紀行の中で稀に爺イも後追い可能なコースが見つかるからです。
大遠見峠は残念でしたが、三方境での
余りに冷たい強風に慌ててしまいました。
今後とも宜しく。
土曜日に私は今年も行って来ました。毎年
ここで紅葉見物の山登りは最終にしていますが
何時もその期待を裏切られたことは有りません。
今年も素晴らしかったですね。
ここのデジブックは私も出しました。
三方境で初めて本格的な紅葉を堪能できました。一日違いとは惜しい事をしましたね。
桜山に行こうとしていましたがこの悪天候を
避けているので時期外れになってしまうかもしれません。
尚、デジブックはインレットさんの真似をして
ごく最近始めたばかりですが題材が乏しくて
未だ二冊だけです。
いよいよ寒気が来てしまったので小生は冬篭り態勢で吉井・甘楽の里山を徘徊するだけになります。