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クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

朝日岳北峰・南峰一回り H-19-12-19

2007-12-20 11:07:51 | 高崎・甘楽・藤岡方面
十日間も山行きを休止していたが、再び再開。気温上がらずの予報なので
完全な冬支度で吉井へ向う。本日は朝日岳一周の予定。
普通、朝日岳には谷沢橋先を右折した個人墓地脇からの南コースを往復するが
爺イのお楽しみは「料亭・やじま」北側から登って北峰、南進して朝日岳、
そこから北西側の甘楽・田口への西コースを下るもの。71号線で住吉神社、
何時もの通り境内の東谷渓谷看板前に駐車させてもらって出発(11.14)。


すっかり歳をとって吼えなくなった神社隣の家の番犬君の頭を撫でて、
10分程先の「やじま」裏に向う。右手の八束西面の伐採個所が大きく崩落
しているが大丈夫?。


登山口には勿論、道標は無く尾根の垂れの突端に赤・黄のテープと踏み跡のみ。


篠竹藪を潜って尾根を登り出すが去年と違って猟友会の「罠あり」の注意書きが
ないのでやや安心。傾斜は急登の類いだがテープは多数だし分岐は無く
一本登り。
やがて第一ポイントの石碑と石宮に出会う(11.34)。


前面にピークらしきものが現れるが、三段のコブがあつて少々厄介者。
ピーク手前で尾根が絶ち切られた小さな平地、前面岩壁には直登できない
(11.57)。


テープに従ってずっと右(北)に迂回すると何時の間にか古い作業道の上に居る。
この作業道は北に下って甘楽・吉井境辺で林道に繋がっている「第一北ルート」。
左手のザラ場崖に30㍍のロープがつけられているので掴まって第ニ尾根に移る。
ロープの終点で右への踏み跡が斜面に伸びているので細い道をソロソロと西へ。
何時の間にか再び古い作業道の上(12.05)、


間も無く古い鉄パイプの散乱場所、左上の尾根が一旦切れているので稜線に
移っても良いがそのまま前進(12.10)。


少し歩いて尾根と接近してから稜線に登って南側に走る幅広の作業道に移る。
戦国史カブレの爺イはこれを砦用の軍用道路跡と信じこんでいるのだ。


登りが続き左から二本も林道が合さるがやがて猪捕獲檻?前、大きいが少し華奢、
鉄枠のほかは鉄条網の針金なので猪用ではないかも(12.19)。


その先に朽ち果てた作業小屋、何に使ったのかな?付近に鉄パイプ・水タンクが
散乱している居るので何らかの工事があったらしい。


漸く桧林に突入で第二尾根を終了して本尾根に合流、目印はこの緑テープ。


桧林を登ると厳しい登りのニ段の腰曲輪、城の防備だから当然だ。薄い踏み跡で
ジグザクを切りぬけて広場の北峰頂上(12.47-13.06)。ここが別名・天引城址。
三角点は點名草喰・三等448m。この地点は甘楽町。


本日の爺イ。


この城址は羊太夫に絡む伝説もあるが実際は戦国時代の天引・甘尾氏の砦跡。
展望は360度の筈であるが雑木が多くて余り良くない。休憩・昼食の後、
南峰に向かうがここからは軽アイゼン装着。
城址らしい厳しい下りを経て稜線で朝日岳に向う。頂上直下の左手のこの
テープは南ルート入り口。


南峰は岩の上の狭い場所、展望は南のダム方面や藤岡の山のみ。
貫禄のあつた頂上標識の傷みが激しく間も無く消えてしまうかも。


さて、休む間も無く西コースで乗り越えに掛かる。これからが最大の
難所があるがアイゼンあれば何とかなる筈。
西へはハッキリした登山道、途中に爺イの付けたこんな道標で第1の岩場は
北を巻く。


直ぐにお楽しみの自称・人面岩、こんな写真なら人面に見える?


この岩は右目の割れから乗り越える。ここからが判り難いが次の岩には
登らずに右下へ数メートル崖を降りると踏み跡があってテープも。


細い道を西へ進むと大きな窪の上にでるがゾットする崖状。ここから勝負。
幅広なのでどのコースでも良いが、なるべくテープのある真中か?やや
左寄りが良い。ズルズル滑り降りると斜面にこの爺イ道標、置かれた角度で
傾斜がわかる。


道標から左に寄ると直進の踏み跡があるがこれは甘楽・幕岩に
通ずるものなので、右手にあるゲート状につけられた所から再び同じ下降。


暫くでこのテープで横に走る踏み跡(13.54)、


今度はテープに従って平坦道を西へ。右手を気を付けていくと赤・黄テープを
見る。


道は延びているが直進はせずに右下の窪に下りて再びの急降。勿論、テープは
続いている。
やがて薄い桧林、入り口にコンなもの。目印か落し物かは不明。


下っていくと今度はこの道標(14.09)、ここまで来れば安心。


右目の沢跡か、作業道跡か不明の大荒れ道を左に沢を見ながら進む。
何れは沢の左岸に移るのだが、左手のこんな道標のあるところが最適。
尤も通り過ぎても適当に沢を渡れるのだが、折角道標付けたのでここから
どうぞ。


沢の真中の木にも白いビニール紐。


驚いた事にこの作業道は雨水に流されたのか滅茶苦茶、かっては苔生した
岩でしっかり固まっていたのに、掘り返したようになり新しい奇麗な岩が
多数露出。ブルーの珍しい岩。


約100㍍下で落ちかけた採石場看板を見て、


舗装林道に降り立って一周の完成。西口看板が下に落ちて廃棄寸前だが
未だ頑張っていた(14.45)。


今度は新装なった「草喰八丁河原線」で吉井に向う。ここからは0.3kが
登りだが大した傾斜でもないので楽。林道頂点で驚いた。
「天引城登山口」という新看板、工事の後で付けられたらしいが
又、宿題が増えてヤレヤレだ。


更に新発見はこの林道の起点は甘楽・吉井境であるので吉井側の神戸
近辺も整備はされたが吉井地区は入っていない事になる。妙な縄張り。
従来、発見してあった第二北登山口にはこんな大層な看板が付けられて
山手はすっかり防災壁で固められてしまったが、竹薮の隙間は残っていた。


第一北登山口の林道は吉井地域なので手付かずで安泰。
ユックリ歩いて駐車場所着は(15.19)。


寒さも感じない一日だった。



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2 コメント

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久しぶりに覗きました (クタビレ中年)
2007-12-24 12:12:15
今、インターネット・カフェ(新宿では一番きれい、清潔!)に
居て書き込んでます。
皆さんのコメントも含み拝見していると冬季はあぶない事
が多いようですね。充分、気をつけてください。
毎日の楽しみに畑でも借りますか?運動にもなるし成果物も
あるし安全だし、クタビレ婆さんにも手伝わせて・・・・・。
いい案だとは思いますが・・・。
返信する
今年は終わり? (爺イ)
2007-12-24 20:11:46
週間天気予報を見ると今年はあと一回ぐらいで終りそうです。
冬場の土日はハンターと鉢合わせが厭なので大分制約されます。今日も伊勢崎でハンターの誤射があったようです。
サンデーハンター達は経験不足から動くものを見たら
無差別に発砲するので困りもの。
畑を貸してくれる人はいますが、通いきれないので
続かず先ず無理でしょう。
庭での花つくりが精一杯かな。クタビレ婆さんはそれも
しないよ。
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