クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

甘楽・吉井の里山巡り H-26- 2- 3

2014-02-04 12:21:32 | 高崎・甘楽・藤岡方面
四月並の気温と聞いて吉井・甘楽の里山を稜線を手繰りながらグルッと
一回りの遊び。
吉井の街中から御馴染みの県道71号線を南下する。この県道、二桁ナンバーの
「主要地方道」のくせに「断続的」と表示されているハンパもの。一応路線名は
「高崎神流秩父線」とご立派だが完全に名前負け。
発するところは高崎・若松町で埼玉県秩父市までと云う事だが高崎側はこれから
駐車する吉井・大判地で第一の消滅。町村境の山を越えた藤岡市上日野の
馬渡戸で再び現れるが西進して小柏付近で第二の消滅。又、境界の稜線を南に越えて
西御荷鉾の南方に突然表示され南進して神流役場で462 号線にぶつかり僅かに
東進して万場高校から南下して埼玉県に入っている。これ等は一本に繋げる
計画があってのことらしいが林道建設もままならない山地の険しさを考える
とその意図に疑問。いっそのこと、小梨峠道を整備すれば良かったのに。

半分薄く凍結している東谷(ヒガシヤ)ダム湖を見ながら西進して行き止まりの
大判寺橋脇に駐車(10.20)。
南進の林道には多量の搬出材木が積まれているので周辺の伐採は続いているらしい。



これが本日のスタートに使う「五人釜林道」。五人釜とは藤岡との境に近い小字。



僅かの距離を並行する沢は「大判寺沢」。



軟弱な路面には新しいタイヤ痕やキャタピラ跡が見受けられる。この林道は
比高130m位のその頂点までかなりの急傾斜で搬出材満載のトラックなどは
走行が無理らしく従来はダム湖近くの製材所のキャタピラ車が搬出を担当して
いたが今は廃業している。
途中で搬出車と出会う。従来のものとは比較にならないくらいの新鋭車で
前輪は方向転換用らしい巨大タイヤ、後部はキャタピラ。



急登の蛇行道を40分も掛かって漸く頂点手前の突起の脇を通過。



幅広の林道頂点は林道の分岐でもある。今日の進路は右への分岐道で
「プラン東谷線」という300mの延長線。帰路も違うルートでここに戻る。



直ぐに林道と分かれて左(東)の小尾根の突端に取り付く。



途中で右下を見ると新しい作業道が開鑿されているが行き先不明なので無視。



この小尾根は小手調べには丁度良いやや長い岩場が続く。



岩場を乗り切った所に目印テープ、かって爺イが付けたものが未だ健在。



一呼吸おいて露岩の目立つ南西尾根をすすむ。



一寸下ると目の前に直ぐに大きなコブ。右手に回り道も薄く付いているが
ピークでは無いので回り道を使う意味は無く直接乗り越え。



小さな突起を過ぎると再び巨大コブ。ここも脇道付きだが登る高低差は
同じなので直進突破。



コブ上は綺麗な稜線が相変わらず南西を向いている。細身の白杭があるので
何となく安心。



やがて前方に目指す南北尾根が見えてきた。正面の突起の右からの方が
登りは楽だが進行が南進なので標高差の多い突起の左を狙って斜め登り。
ここの斜面は枝下ろしの枝や倒木が折り重なって極めて歩きにくい。



稜線に到着。ここで標高は620m程。里山とはいえ既に出発地からの標高差は
300m程。目の前には鋭い稜線上の突起。



ここは右からの迂回路が明確なのでやや長い斜面の細道を慎重に進む。



この目印テープで稜線に復帰。



眼前のピークは既に吉井・藤岡境。



右手を見ると甘楽・吉井境界稜線の699.5m峰、帰路にはあれを南から北に
乗り越す予定だか「裡山(ウチヤマ)」という点名の三角点はあるが地形図上には
山名は無い。頂上に摩利支天の石碑があるので爺イは便宜的に「摩利支天山」
と仮称している。一時期、G氏が「天引山」という標識をつけたことがあるが
直ぐに撤去されたらしく今は存在しない。



頂点に来て南から北を振り返り。右手に降りれば藤岡・吉井境界尾根で
小梨峠方面。左(西)へ降りれば甘楽・吉井・藤岡の交点を経て亀穴峠。



近くの樹幹に赤リボン、「ナカザワ」の文字。FUJIOKA TKさんと同じ趣旨?



西へ向かって日当りの良い雑木林。



途中にこんな目印、西から東への縦走のとき役に立つ代物。



やがて甘楽・吉井境の南北稜線が見え僅かな登りで直進。



稜線に到着すると分岐の杭が健在。



近くの樹幹には傷んだ標識、多分G氏のもので「小梨峠へ」。



その標識のかっての姿。



直ぐに北に向きを変えて軽い登りで699.5m峰に到着して軽食(12.25)。



三角点は三等で点名・裡山。



通称山名の元になっている摩利支天の石碑。



本日の爺イ、



休憩の後、この石柱601から下山開始(12.49)。



ここの降り方は少し
要領が必要で傾斜のやや緩い右目を下ったら何時までも尾根に降り立てず、
石柱も無いのでおかしいと思った時は深い窪に落ち込んでいて左手の本稜線に
復帰するには多大な労力を必要とする。
無理しても傾斜の厳しい左目に降りると直ぐに目印多数の稜線に降り立つ。



後は尾根を外さずに時々ある急降に気をつけながら進み、この582杭で右。



次の583杭で左に進む。



幾つかのアップダウンを経て大きな下りの途中に575杭。



少し先の樹幹に三つの赤テープ、ここが斜面の林への突入口(13.20)。



斜面の傾斜は厳しいが下地が軟らかいので立ったまま進行できる。
こんな横走りの踏み跡や獣道が多数あるが一切を無視してひたすら直滑降。



傾斜はこんな程度だが倒木多数で歩きにくい。



やがて作業道に降り立つ。最近は開発で縦横に作業道が開鑿されていて
誠に紛らわしいが下りは無視して兎に角登りのルートを選んで進む。
帰着予定地の標高が約470mなので下って沢歩きになつたら帰れない。



やがてそれらしき南北稜線が見えてきたのであともう少し。



作業道は林道と合流。この林道が往路で見送った林道の延長線。



予定通り林道頂点に到達。ドンピシャリに至極満足。こんなルート選びが
出来ているうちは年寄りの一人歩きも無難にこなせる。



丁度居合わせた多野森林組合の方々と雑談してから下りに入る(14.07)。

大判寺沢は大荒れで沢と言うより伐採材・倒木・流木の溜まり場。



今日も無事に駐車場所に帰着(14.30)。
歩数は意外に少なく8500歩。



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