チュンチュン・・・チュンチュン・・・
高野誠一 41歳 どこかけだるい朝である。。。
「ホタル・・・ホタル?」
いない・・・まさか干物女が俺より早く起きるなんて、トイレだろ。
もうちょっと寝ていよう~て、また俺の横に潜り込んでくるに違いない。
干物といっても身体はぴちぴち(親父的発言)だし、まあその・・・いろいろといいもんだ(照)
はっ! これじゃまるで俺が若い女の身体に溺れてる中年親父みたいじゃないか!
いや年齢的には中年だが、見た目はずっと若いと言われるし・・・て言い訳する辺りが若くないってことか(^^;
それにしても戻ってこないな、トイレじゃないのか?
「ぶちょお~ぶちょお~朝ですよ! 今日は凄くいい天気ですよ!こんな日は窓開けて掃除しましょうよ!」
なんなんだ!?この信じられない展開は、大体干物女が早起きすると今に雨降ってくるそ。
「いつまで寝てるんですか~!」
「こらっよせっ」 ガバッ(布団をめくる)
「きゃっ ぶちょおたらまっぱじゃないですか!」
「パンツははいてるぞ、今着替えるところだったんだ・・・」
「朝日の中のぶちょおの裸も素敵です
なんだかムラムラしちゃいます」
「えっ!?(朝からそれは無理・・・勘弁して(^^)」
「折角作ったお味噌汁冷めちゃいますから、早く起きてくださいね」
「うん・・・(なんだ違うのか)」
それにしてもあの眩しいくらいのキラッキラッのぷりぷり感はなんなんだ?
うむ・・・女は愛されると女性ホルモンが分泌してより綺麗になるというからな・・・さすが俺。
さてと起きるか、確かに今日はいい天気だ、明日からは猛烈に忙しくなるからしばらく掃除どころじゃないし、家中の窓開けて掃除すっか。
*
この時期になると街中クリスマスモードで一色になるな~。
あっあれっいいかも!
買っちゃった~この色ぶちょおおに似合いそうだな。毛糸なんて買ったの10年ぶりかな。
この季節になるとクラスの女子が皆マフラー編み始めるんだよね。
彼氏のいる子もそうでない子も編んでたな。私も右に習えで編んでたけど、一度も完成したことなかったっけ。
手編みのマフラーは女の愛に縛られるようで嫌なんていうの聞いたことあるけど。
私たちは夫婦だもんね。てへっ夫婦だって、自分で言ってて照れるな~。
ここんとこぶちょお忙しくて暇だし、頑張ってマフラー編むぞ~明日から。
今日から始めないのが干物女である。
「待っててね~私の大事な旦那さま~♪」
寒いと思ったら石油が切れてファンヒーター消えちゃったんだ。
でものってきたからもう少しだけ編んじゃお!
あなた変わりはないですか~日毎寒さがつのります~♪
着てはもらえぬセーターを~寒さ堪えて編んで~ます~♪
あれっこの歌ってセーターだったのか、まっセーターもマフラーもよく似たもんだわ。
*
私の大事な旦那様~♪は毎日夜は遅いし朝は早いし、休みの日も休日出勤で家にいないし、つまんないな~おかげでマフラーは大分編めたけど。
私が香港に行っている間は3年も離れ離れで、それと比べたら全然なんだけど。
あの頃は恋人同士とはいえチューもまだで、でも今は夫婦で当然男と女の関係で。。。
えっ!?それ? だから寂しいの?
干物女の私がもうぶちょお無しの身体ではいられなくなっちゃったってこと?
いや~ん(照照) ゴロゴロゴロ・・・ゴロゴロゴロ・・・ゴロゴロゴロ
さっマフラー編もう。。。
Ah 夢にみてた こがれてた君がいる~♪
う~ん・・・違うな。
おんな~ごころの~未練~でしょうか~♪
やっぱこれこれっこれだよ!
あな~た~恋しい~縁側で~♪
*
「新しく出来たイタリアンのお店、凄く美味しいんですって、雨宮さんも一緒に行きませんか?」
「雨宮さんはほらっ新婚さんだから誘ったら迷惑でしょ」
「そんなことないわよ、皆と親睦を深めるのも大事なことだもん」
「ご主人が元上司だと、仕事の理解もあるんでしょうね」
「まあ~それはね」
「私今年入社したから前部長のこと知らないんですが、部下の信頼も厚く仕事も出来て、かつイケメンの素敵な上司だったって聞いてます」
「それほどでも~(にこにこ)」
評判通りの美味しいお店だったな、今度ぶちょお誘って行こう~と。
あっぶちょおの靴! 帰ってるんだ!
ぶちょお~ぶちょおどこ? ぶちょおどこ? 誠一さ~ん
どこですか~?
<頭が痛いから先に寝てます。頭痛薬飲んだから心配しないで・・・>
ぶちょお・・・私ったらこんな日に限って、なんて間が悪いんだろう(ガックシ)
だけど・・・言ってくれればいいのに・・・メールしてくれればいいのに。
ぶちょおは大人で私の仕事に理解があって、心配かけないようにって思うんだろうけど。
でもこれじゃあ・・・・寂しいです。。。
朝・・・
はっ しまった!寝坊した~早起きしようと思ったのに。
<すっかり良くなりました、昨日の分も仕事頑張ってきます。今夜も遅くなるから先に寝てていいよ>
ぶちょお・・・
買ってきたぜっ目覚まし4つ! 明日は私仕事休みだし、絶対に早起きして朝ごはん作るんだ!
駄目・・・駄目、こんなんじゃ駄目・・・行かなきゃ!
「ぶちょお!」
「どうしたの!? いつから待ってたんだ! こんな時間に風邪ひくだろ!」
「だって心配だったから」
「すっかり良くなったって置手紙しただろ」
「朝はすっかり良くなっても夜にはまた具合悪くなるかもしれないじゃないですか」
「だったらタクシー拾って帰るから」
「金曜の夜に雨まで降ってきたら、なかなかタクシーなんて拾えないですよ。あっちにタクシー待たせてあるから早く行きましょ」
「たく・・・・・」
「ぶちょお・・・ぶちょおが私のこと心配してくれたり、私に迷惑かけまいという気持ちはわかるけど、
私ぶちょおともう少し対等でいたいです。といっても私じゃ全然頼りにならないかもしれないけど。
ぶちょおは大人で何でも出来て私がいなくても困らないだろうし、平気かもしれないけど・・・
私・・・ぶ、誠一さんの妻だから。あなたの奥さんだから、少しは私のこと頼って・・・甘えて」
「平気じゃないから、ホタル・・・君がいないと俺は寂しくて生きていけないよ(微笑)」
「ぶちょお・・・」
「だけどそうだな、君と俺は会社ではずっと上司と部下で、年も離れているし、どこか君のこと子ども扱いしていたのかもしれないな。
ホタルはもう俺の部下でもなければ、同居人でもなく俺の奥さんなんだよな。
昨日の今日だからホントは少ししんどかった、有難う迎えにきてくれて。なのにさっきは逆に怒鳴ったりしてごめんな」
「はい・・・」
うぅ・・・泣くまい、泣くもんか、ここで泣いたら又子ども扱いされる。
「どしたの?そのややこしい顔は(笑)笑ってるのか、怒ってるのか、泣いてるのかわからないよ(大笑)」
「もう~笑いすぎです!」
「明日も仕事? 何時に行くの? ぶちょお・・・あっ」
「いいよぶちょおで、もはやぶちょおは愛称みたいなもんだし、だけどTPOは考えて、ほらっタクシーの運転手さんに不倫してるのかと思われちゃうだろ(笑)」
「そっか、TPOですね!」
朝・・・・・
「ご馳走さま、美味しかったよ。けど、何時に起きて作ったのかは聞かない方がいいのかな?(微笑)」
「えへっ(うん聞かないで)」
「もう少しで今やってる仕事のめどがつくから、クリスマスは二人でゆっくり過ごそうな」
「はいっ!(ヤッタ!)あなた~いってらっしゃい!」
「ああ(笑) あっ忘れ物・・・行ってくるよ
(ちゅっ)」
ひゃっほ~! 久々のちゅう
ーだ!
それにぶちょおと過ごす初めてのクリスマス! 早くマフラー仕上げなきゃ。
*
今日のコーディネートどうかしら? 素敵な奥様に見えるかしら?
「お嬢さん! お一人ですか? よかったら僕とお茶でもどうですか?」
えっ!? うっそ! 何年ぶりのナンパ?
「あらっお嬢さんだなんて、私これでも人妻で、今主人と待ち合わせしてるとこなんです・・・ぶちょお!」
「はーん、その主人の声がわからない人妻ね~」
「今声変えてたでしょ!」
「久しぶりにナンパされて舞い上がって夫の声がわからなかったんじゃないの?」
ちっ私のことはなんでもお見通しか!
「だって素敵なお嬢さんって言われたことないし」
「そりゃあ干物女にいう道理がない。最も今日は後ろから見たら素敵なお嬢さんだけど」
「後ろからでしょ、前から見ると」
「素敵な奥様、さっ行こうか(微笑)」
ひゃっほー! 腕組んじゃおう~!
「いらっしゃいませ、7時にご予約頂いている高野様ですね。お席のほうに案内致します」
「そんな!どういうことですか!?僕の予約した席がないなんて!」
「誠に申し訳ございません。当店の手違いでこのようなことになってしまって」
「どうしてくれるんですか!?」
「明日では如何でしょうか?充分なサービスをさせて頂きます」
「明日じゃ駄目なんです。どうしても今日彼女にプロポーズしなければならない事情があるんです!なんとかしてください!」
「あの・・・」
「よかったら私たちの席へどうぞ」
「えっ!?」
「僕たちはどうでも今日でなきゃならないという訳ではないから、なあ」
「ええ(微笑)」
「ありがとうございます!」
「プロポーズ上手くいくといいですね」
「ああ」
「なんかいいことすると気分がいいですね」
「そうだな(笑)だけど今日この時間だと何処も空いてないだろうな」
「ぶちょおと一緒なら何処でもいいです」
「こないだリノベーションしたレストランのシェフがくれた美味いワインとチーズとハムがあるんだ、それで家でクリスマスしようか」
「おうちでクリスマス! いいですね~」
「じゃっ帰ろうか、うちに」
「はいっ」 後編に続く。

高野誠一 41歳 どこかけだるい朝である。。。
「ホタル・・・ホタル?」
いない・・・まさか干物女が俺より早く起きるなんて、トイレだろ。
もうちょっと寝ていよう~て、また俺の横に潜り込んでくるに違いない。
干物といっても身体はぴちぴち(親父的発言)だし、まあその・・・いろいろといいもんだ(照)
はっ! これじゃまるで俺が若い女の身体に溺れてる中年親父みたいじゃないか!
いや年齢的には中年だが、見た目はずっと若いと言われるし・・・て言い訳する辺りが若くないってことか(^^;
それにしても戻ってこないな、トイレじゃないのか?
「ぶちょお~ぶちょお~朝ですよ! 今日は凄くいい天気ですよ!こんな日は窓開けて掃除しましょうよ!」
なんなんだ!?この信じられない展開は、大体干物女が早起きすると今に雨降ってくるそ。
「いつまで寝てるんですか~!」
「こらっよせっ」 ガバッ(布団をめくる)
「きゃっ ぶちょおたらまっぱじゃないですか!」
「パンツははいてるぞ、今着替えるところだったんだ・・・」
「朝日の中のぶちょおの裸も素敵です

「えっ!?(朝からそれは無理・・・勘弁して(^^)」
「折角作ったお味噌汁冷めちゃいますから、早く起きてくださいね」
「うん・・・(なんだ違うのか)」
それにしてもあの眩しいくらいのキラッキラッのぷりぷり感はなんなんだ?
うむ・・・女は愛されると女性ホルモンが分泌してより綺麗になるというからな・・・さすが俺。
さてと起きるか、確かに今日はいい天気だ、明日からは猛烈に忙しくなるからしばらく掃除どころじゃないし、家中の窓開けて掃除すっか。
*
この時期になると街中クリスマスモードで一色になるな~。
あっあれっいいかも!
買っちゃった~この色ぶちょおおに似合いそうだな。毛糸なんて買ったの10年ぶりかな。
この季節になるとクラスの女子が皆マフラー編み始めるんだよね。
彼氏のいる子もそうでない子も編んでたな。私も右に習えで編んでたけど、一度も完成したことなかったっけ。
手編みのマフラーは女の愛に縛られるようで嫌なんていうの聞いたことあるけど。
私たちは夫婦だもんね。てへっ夫婦だって、自分で言ってて照れるな~。
ここんとこぶちょお忙しくて暇だし、頑張ってマフラー編むぞ~明日から。
今日から始めないのが干物女である。
「待っててね~私の大事な旦那さま~♪」
寒いと思ったら石油が切れてファンヒーター消えちゃったんだ。
でものってきたからもう少しだけ編んじゃお!
あなた変わりはないですか~日毎寒さがつのります~♪
着てはもらえぬセーターを~寒さ堪えて編んで~ます~♪
あれっこの歌ってセーターだったのか、まっセーターもマフラーもよく似たもんだわ。
*
私の大事な旦那様~♪は毎日夜は遅いし朝は早いし、休みの日も休日出勤で家にいないし、つまんないな~おかげでマフラーは大分編めたけど。
私が香港に行っている間は3年も離れ離れで、それと比べたら全然なんだけど。
あの頃は恋人同士とはいえチューもまだで、でも今は夫婦で当然男と女の関係で。。。
えっ!?それ? だから寂しいの?
干物女の私がもうぶちょお無しの身体ではいられなくなっちゃったってこと?
いや~ん(照照) ゴロゴロゴロ・・・ゴロゴロゴロ・・・ゴロゴロゴロ
さっマフラー編もう。。。
Ah 夢にみてた こがれてた君がいる~♪
う~ん・・・違うな。
おんな~ごころの~未練~でしょうか~♪
やっぱこれこれっこれだよ!
あな~た~恋しい~縁側で~♪
*
「新しく出来たイタリアンのお店、凄く美味しいんですって、雨宮さんも一緒に行きませんか?」
「雨宮さんはほらっ新婚さんだから誘ったら迷惑でしょ」
「そんなことないわよ、皆と親睦を深めるのも大事なことだもん」
「ご主人が元上司だと、仕事の理解もあるんでしょうね」
「まあ~それはね」
「私今年入社したから前部長のこと知らないんですが、部下の信頼も厚く仕事も出来て、かつイケメンの素敵な上司だったって聞いてます」
「それほどでも~(にこにこ)」
評判通りの美味しいお店だったな、今度ぶちょお誘って行こう~と。
あっぶちょおの靴! 帰ってるんだ!
ぶちょお~ぶちょおどこ? ぶちょおどこ? 誠一さ~ん

<頭が痛いから先に寝てます。頭痛薬飲んだから心配しないで・・・>
ぶちょお・・・私ったらこんな日に限って、なんて間が悪いんだろう(ガックシ)
だけど・・・言ってくれればいいのに・・・メールしてくれればいいのに。
ぶちょおは大人で私の仕事に理解があって、心配かけないようにって思うんだろうけど。
でもこれじゃあ・・・・寂しいです。。。
朝・・・
はっ しまった!寝坊した~早起きしようと思ったのに。
<すっかり良くなりました、昨日の分も仕事頑張ってきます。今夜も遅くなるから先に寝てていいよ>
ぶちょお・・・

買ってきたぜっ目覚まし4つ! 明日は私仕事休みだし、絶対に早起きして朝ごはん作るんだ!
駄目・・・駄目、こんなんじゃ駄目・・・行かなきゃ!
「ぶちょお!」
「どうしたの!? いつから待ってたんだ! こんな時間に風邪ひくだろ!」
「だって心配だったから」
「すっかり良くなったって置手紙しただろ」
「朝はすっかり良くなっても夜にはまた具合悪くなるかもしれないじゃないですか」
「だったらタクシー拾って帰るから」
「金曜の夜に雨まで降ってきたら、なかなかタクシーなんて拾えないですよ。あっちにタクシー待たせてあるから早く行きましょ」
「たく・・・・・」
「ぶちょお・・・ぶちょおが私のこと心配してくれたり、私に迷惑かけまいという気持ちはわかるけど、
私ぶちょおともう少し対等でいたいです。といっても私じゃ全然頼りにならないかもしれないけど。
ぶちょおは大人で何でも出来て私がいなくても困らないだろうし、平気かもしれないけど・・・
私・・・ぶ、誠一さんの妻だから。あなたの奥さんだから、少しは私のこと頼って・・・甘えて」
「平気じゃないから、ホタル・・・君がいないと俺は寂しくて生きていけないよ(微笑)」
「ぶちょお・・・」
「だけどそうだな、君と俺は会社ではずっと上司と部下で、年も離れているし、どこか君のこと子ども扱いしていたのかもしれないな。
ホタルはもう俺の部下でもなければ、同居人でもなく俺の奥さんなんだよな。
昨日の今日だからホントは少ししんどかった、有難う迎えにきてくれて。なのにさっきは逆に怒鳴ったりしてごめんな」
「はい・・・」
うぅ・・・泣くまい、泣くもんか、ここで泣いたら又子ども扱いされる。
「どしたの?そのややこしい顔は(笑)笑ってるのか、怒ってるのか、泣いてるのかわからないよ(大笑)」
「もう~笑いすぎです!」
「明日も仕事? 何時に行くの? ぶちょお・・・あっ」
「いいよぶちょおで、もはやぶちょおは愛称みたいなもんだし、だけどTPOは考えて、ほらっタクシーの運転手さんに不倫してるのかと思われちゃうだろ(笑)」
「そっか、TPOですね!」
朝・・・・・
「ご馳走さま、美味しかったよ。けど、何時に起きて作ったのかは聞かない方がいいのかな?(微笑)」
「えへっ(うん聞かないで)」
「もう少しで今やってる仕事のめどがつくから、クリスマスは二人でゆっくり過ごそうな」
「はいっ!(ヤッタ!)あなた~いってらっしゃい!」
「ああ(笑) あっ忘れ物・・・行ってくるよ

ひゃっほ~! 久々のちゅう

それにぶちょおと過ごす初めてのクリスマス! 早くマフラー仕上げなきゃ。
*
今日のコーディネートどうかしら? 素敵な奥様に見えるかしら?
「お嬢さん! お一人ですか? よかったら僕とお茶でもどうですか?」
えっ!? うっそ! 何年ぶりのナンパ?
「あらっお嬢さんだなんて、私これでも人妻で、今主人と待ち合わせしてるとこなんです・・・ぶちょお!」
「はーん、その主人の声がわからない人妻ね~」
「今声変えてたでしょ!」
「久しぶりにナンパされて舞い上がって夫の声がわからなかったんじゃないの?」
ちっ私のことはなんでもお見通しか!
「だって素敵なお嬢さんって言われたことないし」
「そりゃあ干物女にいう道理がない。最も今日は後ろから見たら素敵なお嬢さんだけど」
「後ろからでしょ、前から見ると」
「素敵な奥様、さっ行こうか(微笑)」
ひゃっほー! 腕組んじゃおう~!
「いらっしゃいませ、7時にご予約頂いている高野様ですね。お席のほうに案内致します」
「そんな!どういうことですか!?僕の予約した席がないなんて!」
「誠に申し訳ございません。当店の手違いでこのようなことになってしまって」
「どうしてくれるんですか!?」
「明日では如何でしょうか?充分なサービスをさせて頂きます」
「明日じゃ駄目なんです。どうしても今日彼女にプロポーズしなければならない事情があるんです!なんとかしてください!」
「あの・・・」
「よかったら私たちの席へどうぞ」
「えっ!?」
「僕たちはどうでも今日でなきゃならないという訳ではないから、なあ」
「ええ(微笑)」
「ありがとうございます!」
「プロポーズ上手くいくといいですね」
「ああ」
「なんかいいことすると気分がいいですね」
「そうだな(笑)だけど今日この時間だと何処も空いてないだろうな」
「ぶちょおと一緒なら何処でもいいです」
「こないだリノベーションしたレストランのシェフがくれた美味いワインとチーズとハムがあるんだ、それで家でクリスマスしようか」
「おうちでクリスマス! いいですね~」
「じゃっ帰ろうか、うちに」
「はいっ」 後編に続く。