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Tea Time

ほっと一息Tea Timeのような・・・ひとときになればいいなと思います。

ホタルノヒカリ2外伝・ヤサシイヒカリ(前編)

2010-12-24 18:33:36 | クリスマス小説
チュンチュン・・・チュンチュン・・・

高野誠一 41歳 どこかけだるい朝である。。。

「ホタル・・・ホタル?」

いない・・・まさか干物女が俺より早く起きるなんて、トイレだろ。
もうちょっと寝ていよう~て、また俺の横に潜り込んでくるに違いない。

干物といっても身体はぴちぴち(親父的発言)だし、まあその・・・いろいろといいもんだ(照)
はっ! これじゃまるで俺が若い女の身体に溺れてる中年親父みたいじゃないか!
いや年齢的には中年だが、見た目はずっと若いと言われるし・・・て言い訳する辺りが若くないってことか(^^;
それにしても戻ってこないな、トイレじゃないのか?


「ぶちょお~ぶちょお~朝ですよ! 今日は凄くいい天気ですよ!こんな日は窓開けて掃除しましょうよ!」

なんなんだ!?この信じられない展開は、大体干物女が早起きすると今に雨降ってくるそ。

「いつまで寝てるんですか~!」 

「こらっよせっ」 ガバッ(布団をめくる)

「きゃっ ぶちょおたらまっぱじゃないですか!」

「パンツははいてるぞ、今着替えるところだったんだ・・・」

「朝日の中のぶちょおの裸も素敵です なんだかムラムラしちゃいます」

「えっ!?(朝からそれは無理・・・勘弁して(^^)」

「折角作ったお味噌汁冷めちゃいますから、早く起きてくださいね」

「うん・・・(なんだ違うのか)」


それにしてもあの眩しいくらいのキラッキラッのぷりぷり感はなんなんだ?

うむ・・・女は愛されると女性ホルモンが分泌してより綺麗になるというからな・・・さすが俺。

さてと起きるか、確かに今日はいい天気だ、明日からは猛烈に忙しくなるからしばらく掃除どころじゃないし、家中の窓開けて掃除すっか。



                                      *


この時期になると街中クリスマスモードで一色になるな~。
あっあれっいいかも!

買っちゃった~この色ぶちょおおに似合いそうだな。毛糸なんて買ったの10年ぶりかな。
この季節になるとクラスの女子が皆マフラー編み始めるんだよね。
彼氏のいる子もそうでない子も編んでたな。私も右に習えで編んでたけど、一度も完成したことなかったっけ。
手編みのマフラーは女の愛に縛られるようで嫌なんていうの聞いたことあるけど。
私たちは夫婦だもんね。てへっ夫婦だって、自分で言ってて照れるな~。
ここんとこぶちょお忙しくて暇だし、頑張ってマフラー編むぞ~明日から。

今日から始めないのが干物女である。

「待っててね~私の大事な旦那さま~♪」

           


寒いと思ったら石油が切れてファンヒーター消えちゃったんだ。
でものってきたからもう少しだけ編んじゃお!

あなた変わりはないですか~日毎寒さがつのります~♪
着てはもらえぬセーターを~寒さ堪えて編んで~ます~♪

あれっこの歌ってセーターだったのか、まっセーターもマフラーもよく似たもんだわ。



                                     *


私の大事な旦那様~♪は毎日夜は遅いし朝は早いし、休みの日も休日出勤で家にいないし、つまんないな~おかげでマフラーは大分編めたけど。
私が香港に行っている間は3年も離れ離れで、それと比べたら全然なんだけど。
あの頃は恋人同士とはいえチューもまだで、でも今は夫婦で当然男と女の関係で。。。

えっ!?それ? だから寂しいの?
干物女の私がもうぶちょお無しの身体ではいられなくなっちゃったってこと?
いや~ん(照照) ゴロゴロゴロ・・・ゴロゴロゴロ・・・ゴロゴロゴロ

さっマフラー編もう。。。

Ah 夢にみてた こがれてた君がいる~♪

う~ん・・・違うな。

おんな~ごころの~未練~でしょうか~♪

やっぱこれこれっこれだよ!

あな~た~恋しい~縁側で~♪


                                     *

「新しく出来たイタリアンのお店、凄く美味しいんですって、雨宮さんも一緒に行きませんか?」

「雨宮さんはほらっ新婚さんだから誘ったら迷惑でしょ」

「そんなことないわよ、皆と親睦を深めるのも大事なことだもん」

「ご主人が元上司だと、仕事の理解もあるんでしょうね」

「まあ~それはね」

「私今年入社したから前部長のこと知らないんですが、部下の信頼も厚く仕事も出来て、かつイケメンの素敵な上司だったって聞いてます」

「それほどでも~(にこにこ)」



評判通りの美味しいお店だったな、今度ぶちょお誘って行こう~と。

あっぶちょおの靴! 帰ってるんだ!

ぶちょお~ぶちょおどこ? ぶちょおどこ?  誠一さ~んどこですか~?


<頭が痛いから先に寝てます。頭痛薬飲んだから心配しないで・・・>


ぶちょお・・・私ったらこんな日に限って、なんて間が悪いんだろう(ガックシ)

だけど・・・言ってくれればいいのに・・・メールしてくれればいいのに。

ぶちょおは大人で私の仕事に理解があって、心配かけないようにって思うんだろうけど。

でもこれじゃあ・・・・寂しいです。。。



朝・・・

はっ しまった!寝坊した~早起きしようと思ったのに。


<すっかり良くなりました、昨日の分も仕事頑張ってきます。今夜も遅くなるから先に寝てていいよ>

ぶちょお・・・



買ってきたぜっ目覚まし4つ! 明日は私仕事休みだし、絶対に早起きして朝ごはん作るんだ!

駄目・・・駄目、こんなんじゃ駄目・・・行かなきゃ!




「ぶちょお!」

「どうしたの!? いつから待ってたんだ! こんな時間に風邪ひくだろ!」

「だって心配だったから」

「すっかり良くなったって置手紙しただろ」

「朝はすっかり良くなっても夜にはまた具合悪くなるかもしれないじゃないですか」

「だったらタクシー拾って帰るから」

「金曜の夜に雨まで降ってきたら、なかなかタクシーなんて拾えないですよ。あっちにタクシー待たせてあるから早く行きましょ」

「たく・・・・・」

「ぶちょお・・・ぶちょおが私のこと心配してくれたり、私に迷惑かけまいという気持ちはわかるけど、
私ぶちょおともう少し対等でいたいです。といっても私じゃ全然頼りにならないかもしれないけど。
ぶちょおは大人で何でも出来て私がいなくても困らないだろうし、平気かもしれないけど・・・
私・・・ぶ、誠一さんの妻だから。あなたの奥さんだから、少しは私のこと頼って・・・甘えて」

「平気じゃないから、ホタル・・・君がいないと俺は寂しくて生きていけないよ(微笑)」

「ぶちょお・・・」

「だけどそうだな、君と俺は会社ではずっと上司と部下で、年も離れているし、どこか君のこと子ども扱いしていたのかもしれないな。
ホタルはもう俺の部下でもなければ、同居人でもなく俺の奥さんなんだよな。
昨日の今日だからホントは少ししんどかった、有難う迎えにきてくれて。なのにさっきは逆に怒鳴ったりしてごめんな」

「はい・・・」

うぅ・・・泣くまい、泣くもんか、ここで泣いたら又子ども扱いされる。

「どしたの?そのややこしい顔は(笑)笑ってるのか、怒ってるのか、泣いてるのかわからないよ(大笑)」

「もう~笑いすぎです!」



「明日も仕事? 何時に行くの? ぶちょお・・・あっ」

「いいよぶちょおで、もはやぶちょおは愛称みたいなもんだし、だけどTPOは考えて、ほらっタクシーの運転手さんに不倫してるのかと思われちゃうだろ(笑)」

「そっか、TPOですね!」



朝・・・・・


「ご馳走さま、美味しかったよ。けど、何時に起きて作ったのかは聞かない方がいいのかな?(微笑)」

「えへっ(うん聞かないで)」


「もう少しで今やってる仕事のめどがつくから、クリスマスは二人でゆっくり過ごそうな」

「はいっ!(ヤッタ!)あなた~いってらっしゃい!」

「ああ(笑) あっ忘れ物・・・行ってくるよ(ちゅっ)」



ひゃっほ~! 久々のちゅうーだ!
それにぶちょおと過ごす初めてのクリスマス! 早くマフラー仕上げなきゃ。



                                  *

今日のコーディネートどうかしら? 素敵な奥様に見えるかしら?


「お嬢さん! お一人ですか? よかったら僕とお茶でもどうですか?」

えっ!? うっそ! 何年ぶりのナンパ?

「あらっお嬢さんだなんて、私これでも人妻で、今主人と待ち合わせしてるとこなんです・・・ぶちょお!」

「はーん、その主人の声がわからない人妻ね~」

「今声変えてたでしょ!」

「久しぶりにナンパされて舞い上がって夫の声がわからなかったんじゃないの?」


ちっ私のことはなんでもお見通しか!


「だって素敵なお嬢さんって言われたことないし」

「そりゃあ干物女にいう道理がない。最も今日は後ろから見たら素敵なお嬢さんだけど」

「後ろからでしょ、前から見ると」

「素敵な奥様、さっ行こうか(微笑)」

ひゃっほー! 腕組んじゃおう~!




「いらっしゃいませ、7時にご予約頂いている高野様ですね。お席のほうに案内致します」



「そんな!どういうことですか!?僕の予約した席がないなんて!」

「誠に申し訳ございません。当店の手違いでこのようなことになってしまって」

「どうしてくれるんですか!?」

「明日では如何でしょうか?充分なサービスをさせて頂きます」

「明日じゃ駄目なんです。どうしても今日彼女にプロポーズしなければならない事情があるんです!なんとかしてください!」



「あの・・・」

「よかったら私たちの席へどうぞ」

「えっ!?」

「僕たちはどうでも今日でなきゃならないという訳ではないから、なあ」

「ええ(微笑)」

「ありがとうございます!」



「プロポーズ上手くいくといいですね」

「ああ」

「なんかいいことすると気分がいいですね」

「そうだな(笑)だけど今日この時間だと何処も空いてないだろうな」

「ぶちょおと一緒なら何処でもいいです」

「こないだリノベーションしたレストランのシェフがくれた美味いワインとチーズとハムがあるんだ、それで家でクリスマスしようか」

「おうちでクリスマス! いいですね~」

「じゃっ帰ろうか、うちに」

「はいっ」                               後編に続く。


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ホタルノヒカリ2外伝・ヤサシイヒカリ(後編)

2010-12-24 18:32:30 | クリスマス小説
「あれっいつもの公園なんか光ってる」

「そういえば町内の回覧板に今年は公園でクリスマスイルミネーションするって書いてあったな」

「ちょっと寄っていきましょ」

「ああ」




「わぁー可愛い」

「予算の都合上派手なイルミネーションは出来なかっただろうけど、いいねこういうのも、優しい光だな」

「優しい光か~ぶちょお上手い事いいますね」

「こないだ偶然聞いた曲なんだけど、ヤサシイヒカリっていう歌があるんだよ」

「へぇ~どんな歌ですか? 歌ってみてくださいよ」

「え~恥ずかしいよ~」 ←無理やりな展開ですが(^^;

「ちょっとだけ~」

「じゃあちょっとだけ」



切ない涙が おさまるまで
ふらふらと寄り道をしようよ
どうしようもない事は誰にだってある
心刺さるトゲ そのままで泣きなよ

ほらごらん 星が今日も月を照らして
月明かりが影を伸ばす 優しい光で

どうしようもない事は誰にだってある
心刺さるトゲ そのままで泣きなよ

一番星をにじんだ目で見上げる
まだ世界は諦めずに 愛ちりばめるから
何度も何度も前を向いて歩こう
月明かりが明日を目指す 優しい光で


「へぇ~優しくていい歌ですね! それにぶちょおって結構歌が上手いんですね!」


結構・・・結構なのか、凄くじゃないのか(^^;


「今度一緒にカラオケ行きましょうよ」

「ああ、ホタルはなに歌うの?」

「最近の歌も歌うけど、演歌とか松田聖子とか山口百恵とか懐メロが好きなんです」

「ふ~ん(懐メロになるのか)」


「あっ雪!雪ですよ!」

「寒いと思ったら降ってきたか」

「すごーい、ホワイトクリスマスですね!やったやった~
ぶちょおと初めて過ごすクリスマスがホワイトクリスマスになるなんて嬉しいな~嬉しいな~♪」

と軽く踊るホタル

「そんなヒールのある靴で踊ると危ないぞっ」

「あっ」 

コケそうになるホタルをキャッチするぶちょお。

「ほらっ言ってる側から・・・」


触れた身体からはいつもと違う甘い香りがして・・・
そうクリスマスだから・・・いつもと違う特別に綺麗な君。
きっととても頑張った、結婚式から旅に出ていたきりの綺麗なホタルさん(微笑)

「ホタル・・・綺麗だよ」


真顔でそんなこと言われたの初めてだった。。。

鳩が豆鉄砲食らったような顔して固まっている私にぶちょおの唇が優しく触れた。

頬から唇へと甘く優しい少し長めのキス。。。

好き!好き!大好き! ここが外じゃなかったら今すぐにでもぶちょおのこと押し倒したい!
はっ私ったら盛りのついたにゃんこみたいなこと・・・思っただけよね、口走ったりしてないよね(^^;


「誠一さん・・・」

「ん?」

「なんか幸せすぎて・・・」

「恐い?」

「まさか~そんなドラマのような台詞いいませんよ」

「だな(笑)

「でも」

「でも?」

「自分が幸せだと優しい気持ちになります。みんなが幸せだといいな~」


「うん」


「(空を見上げて)メリークリスマス! 世界中にヤサシイヒカリが注がれますように!」


ホタル・・・君はいつも優しい子だよ(微笑)


「クシュン(くしゃみ)」

 あっ忘れてた!

「ぶちょお これつまらないものですけど」←ホタルらしいリアクションで。

「ん? マフラーいい色だね、手編みぽいけどホタルが編んだの?」

「はい!」

「へぇ~有難う~あったかいや」


17段目に一つ、25段目に二つ、32段目に一つ、他にもチラホラと編目が飛んでる(^^;
このままにしとくとそのうちほどけてくるかも・・・こっそり直しておこう。
高野誠一 着付けも編み物も出来る男である。


「今日午前中で仕事終わる予定だったから、それからなんか買おうと思っていたんだけど、結局午後までかかってなにも用意できなかった。ごめんな」

「そんな、プレゼントなんていいです。でも・・・」

「でも?」

「今夜は誠一さんと仲良くしたいです」

「えっ?」

「もう~女の口から言わせないでくださいよ~(照)


ここんとこ忙しかったからな(^^;


「勿論そのつもりだよ、うんと仲良くしような」

「うんとですね!」

「うんとうんとだな(笑)」

「はい(笑) あーなんだかお腹空いてきちゃった! コンビニでなんか買って帰りましょう。
腹が減っては戦は出来ぬです!」

て・・・戦なのか?

「コンビニのおでんて美味しいですよね~」


まむしドリンクか・・・効くのかな。。。
いやっこういうものに頼ったことはない、断じて無い、一度も無い。
ただここんとこの激務で少々疲れてるんだ、それだけだ。


「あなた~なんか他に買うものあります?」

「いや、ないよ」

「じゃあ行きましょう~せいちゃん

「せっ・・・せいちゃんて(^^;」

「ここは近所のコンビニでしょ、TPOわきまえていろいろ試しているんです~」

「そっ」

「雪、あっという間にやんじゃいましたね」

「一瞬だったな」

「今日の天気予報、雪になってましたっけ?」

「いや全然・・・まるでサンタクロースが粋なプレゼントしてくれたみたいな」

「雪でしたね。 ビバホワイトクリスマス!です」



                                   *


「ワインに、チーズとハムで作ったカナッぺ・ぶちょおが隠し持ってたキャビア添え、コンビニで買ったおでんにクリスマスケーキ、フルーツは実家から送ってきたりんごでぶちょおが作った兎りんご」

「和洋折衷だな」

「でもなんか楽しいです~」

「うん」

「さっきぶちょおが手がけたレストランのシェフから貰ったって言ってたけど、ぶちょおがプラン立てたりするんですか?」

「もちろん、プラン立てるし、設計も発注もするよ」

「私がSWに入社したときはぶちょおは既に部長で、そういうのやっていたイメージがないです」

「それがつまんなくてSW辞めたんだ。将来的には独立を考えているけど、しばらく現場離れていたから今は貪欲になんでもやらせてもらってる。それで君には寂しい思いさせてるかも知れないけど」

「寂しくないです。こんな風になんでも話して分かり合えていたら、一人でいても寂しくないです。これからも私になんでも話してね」

「ああ・・・ところでそろそろデザートが食べたくなってきたんだけど」

「じゃあケーキ切りますね」

「カクッ 意味が違うだろ。ほらっ君が香港から帰ってきてすき焼き食べた後に、デザートに私を食べてくださいなって言ったろ?」

「そうでした!そしたらそんな色気の無い子にすき焼きはあげませんてイケズなこと言ったんでした。今は違うでしょう~ほら~(くねくね)」

「いやあの頃も今も対して変わってない」

「えー! そんなことないでしょう~ほらっ」

「悪いが阿波踊りにしか見えないから」

ガックシ

「だが、あのとき直ぐに食べていたらどうだったろ?」

「えっ?」

「盛り上がってその勢いで直ぐに結婚したかも知れないな、結婚したらしたでいろんなことがどうにかなるものだし、そこから始まるものもあるし」

「ですね」

「あれこれ悩むこともなく」

「悩むこともなく・・・」

「他の男にフラフラすることなく」

「フラフラすることなく・・・してませんてば!ちょっとドキッとしただけです! ぶちょおだって他の女の人にドキッとすることは男だからあるって言っていたでしょう」

「ないよ」

「えっ?」

「妻に夢中」

「きゃほっ(照照)」


さすが年の功、雨と鞭を使い分ける男(^^;


「でも沢山悩んで、喧嘩したり傷ついたり傷つけたり、そんないろんなことがあったから少しだけど私は成長できたし、前よりももっともっとぶちょおのことが好きになりました。だからデザート直ぐに食べてくれなくて良かったです」

「うん、それに待って待って待った甲斐あって食べたデザートは・・・美味だったし」

「どんなふうに?」

「こんなふうに・・・」

「キャッ」

「ん・・・ちょっとだけ」

「あん・・・でも~ここでこんなふうにされると、力が抜けて歩けなくなります~。それとも誠一さんが部屋まで連れていってくれます?(ぶりぶり)」


こっこれはもしや、お姫様抱っこを所望しているのか? 無理・・・あの距離はちときつい(^^;

「さてと、部屋に行く前に食べたもの片付けて、ストーブ消して」


高野誠一・・・決して散らかしたままにはしない男である。


もう~ブラのホック外したくせにあの変わり身の速さはなんなのよ!たくイケズなんだから!

「さっ行こう」 とホタルの手をひくぶちょお。

ちっやっぱダイエットしなきゃ駄目か。。。


部屋のドアからベッドまで、うん、この距離なら大丈夫だな。

「ホタル


えっ? キャッお姫様抱っこだ~夢にまで見たお姫様だっこだ・・・(ドテッ)早っ(^^;


「あれっ?ベッドが違う」

「あれはちょっと狭かったから新しいの買ったんだ。本当は今日午前中に仕事終わって運んでもらった」

「うわーなんか新婚さんて感じ~あっこの枕も可愛い~。誠一&ホタルってこういうの売っているんですか?」

「まさか、俺が作ったんだよ」


高野誠一・・・アップリケなど朝飯前の器用な男である。


「これが世にいうサプライズってやつですね!私サプライズなんてされたことないから(恋愛経験が乏しい女)凄く嬉しいです!超感激です!
お礼に今夜は私がうんとサービスしますね!」


「へぇ~サービスってなにしてくれるの?」

「えーと、えーと、えーとなんだろ?・・・すみません!私経験乏しくてよくわかりません!」

「ぷはっ(吹き出す)ぐっぐるじぃ~笑いすぎて腹が痛い(大笑)」

「そんなに笑わなくても(めそ)」

「じゃあ、今夜は電気つけたままで」

「そっそれはご無体な」

「なんで?可愛いパンツはいてるじゃん」

「だってクリスマスだから~。ん?今日のクリスマスイブって聖キリストが生まれた日ですよね。そんな聖なる日にこんなハレンチなことしてて罰が当たりませんかね?」

「ハレンチってまだなにもしてないし(^^;」

「だって私いつの間にかスッポンポン。あっかろうじてまだパンツはいてます」


そんな色気の無い子は食べませんって言ってやりたいとこだが・・・
それはもう無理。こっちの都合で無理(^^;


「それはいいんじゃない? ケンカしたり憎みあったり争いが起きるよりは、仲良くしたほうが余程いいだろ?。
皆が皆、誰にでも愛する人がいたら戦争なんて起きないかもな」

「そうですね。人類皆兄弟! 人に優しく仲良く、愛し合おうぜぇ~ですよね!」

「だから俺たちもそろそろ愛し合おう、そのお喋りな口はいい加減に閉じて」

「じゃあ早く閉じさせて

「こいつ~言ったな」


「ん・・・やっぱり電気が眩しすぎます」

「じゃあ君が上になる?」

「えっ?私が上ってどういうこと? えーとわからない・・・はぁ・・駄目・・・もうなにもかんがえられない・・・」


「それでいい、ただ感じればいい」


「や・・・」

「嫌?」

「恥ずかしいです・・・」

「じゃあやめとく?」

「いぢわるっ・・・」


「可愛い


妻の魅力的な身体の前には、まむしドリンクは不要だったと。。。(^^;


                                *


「ぶちょお~!朝ですよ!今日はとてもお天気です! こんな日にいつまでも寝ているのは勿体無いですよ~ガバッ(布団をめくる)・・・ちぇっ今日は裸じゃないのか、パジャマ着てるのか」

「ちぇって俺の裸なら昨日さんざん見たろう」

「はいっとてもイカシタ身体でやんした」

「それほどでも~君の方こそナイスバディじゃないか」

「それほどでも~て、朝からいちゃついてる場合じゃありません。今日はガラス拭きやっちゃいましょう!今日ガラス拭きしちゃえば年末の大掃除が楽ですからね」

「はっ」


久しぶりの休みだしもう少し寝ていたかったんだが・・・それにしても前は昼過ぎか夕方近くまで寝ていたのに俺より早く起きるなんて干物女返上か?まさか早起きしたくらいで干物女を返上する訳がない。
しいていえば結婚して少し成長したってことか?・・・なんか少し違う気がするが。
まっいっか、確かに今日は天気がいいしガラス拭きするか。
今日は会社行かないから髭剃らなくていいや・・・ん?なんだこれは!


「こらっどこのどいつだ! 人の顔に落書きした奴は!」

「さぁ~誰でしょう? あっ妖精の仕業かもしれませんよ」

「ほぉ~近頃の妖精はジャージをはいているのか?もしそんな妖精がいたら、全国の妖精を信じている夢見る少女たちがさぞかしガックシするだろうな・・・ジャージのポケットからサインペンが出てる」

「えへっばれてました? だってぶちょおの寝顔があんまり可愛いからつい落書きしたくなるんですよ」

「寝顔が可愛いのは認めるが、うん昔からよく言われたもんだ」

ちっ誰にだよ。

「て、そんなの落書きする理由になるか!」

「それはただの落書きじゃないんです。メッセージが込められているんです」

「メッセージ?」

「よーく見てください。額に」

「門松」

「左頬に」

「こたつ」

「右頬に」

「みかん・・・てことは、正月はこたつでみかん!だな?」

「ピンポーン、正解です!」

「んなこと口で言わんか!口で!このっアホタルがっ!」

「そもそも」

「そもそもコタツなんて出したら、ぶちょおは私がコタツ女になるって思っているんでしょ?」

注・・・こたつ女とは、こたつから出なくていいように手の伸びるところに必要なものを置いて、ずっとこたつで過ごす女。

「わかってるじゃないか」

「以前の私なら1日中こたつ女になっていたかも知れませんが、今の私ならせいぜい半日ですよ。私も昔と違って今は主婦ですからね」

「半日あれば十分過ぎるだろ。つーかうちの何処に主婦がいたっけ?」

「ぶちょおもお仕事忙しくてお疲れでしょう。正月くらいはダラダラと過ごしましょうよ、人間休息は必要です。それにぶちょおと初めて迎えるお正月、二人でまったりと過ごしたいです」

「正月はこたつでみかんでいいの?何処も行かなくていいの?」

「私って小さな幸せで満足する女ですから~」


いや、だらだら過ごすのが三度の飯より好きなだけだろ(^^;


「わかったよ、じゃあガラス拭き終わったらこたつを買いにいこう」

「やったー!」


もしかしてベッドよりコタツのほうが喜んだとか(^^;


「但しこたつ女になっていのは正月だけだぞ」

「じゃあちゃちゃっとガラス拭きして」

「どうせ拭くんなら丁寧に!」

「はーい、二人で迎える初めてのお正月の為にぴかぴかのガラスにしましょうね」

Ah 夢にみてた こがれていた 君がいる~♪

「マフラーを編むなら北の宿から、ガラス拭きにはいきものがかりですね!」


いや、北の宿からはセーターの筈。そっか北の宿から歌いながらマフラー編んでたのか(笑)

それにしてもジャージにちょんまげで、冬だからTシャツじゃなくてトレーナーだけど、
ジャージのポケットからはやっぱり裏地が出てるし。
あのアホっぷりも、そのアホ面も(笑)君はホントに変わらないな。

だけど昨日の君はとても女で・・・俺が戸惑うほどに女で。。。

ぶちょおじゃなく俺の名前を呼ぶ声は甘くてくすぐったくて・・・参った。

ホント君にはかなわないよ(微笑)                        end



阿久悠作詞・北の宿からと、浜崎貴司作詞・ヤサシイヒカリから一部歌詞を引用しました。

えータイトルの「ヤサシヒカリ」と小説の中身はあまりリンクしてませんが、
適当なタイトルが思い浮かばなかったのと「ヤサシイヒカリ」をアカペラで聞きたいという願望からです
ストーリーにさしたるコンセプトはなく、ただラブラブな二人の新婚生活が見たいだけで描いてます。
ぶちょおってこんなこと言う?する?と若干考えて、ここ(どこ?)カットしようかとか思ったんですが・・・そのままupしました(^^;

いつも遊びにきてくださる皆さんへのクリスマスプレゼントになりましたら幸いです。

   拍手やコメント・感想等頂けるととても嬉しいです。
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ホタルノヒカリ外伝・冬・・・聖夜の贈り物(前編)

2007-12-11 22:08:52 | クリスマス小説
「さすがに縁側開けると寒いですね~」
「もう12月だからな、そろそろコタツでも出すか」
「えーコタツあるんですか!?」
「あるよ」
「ヤッホーやっぱ日本の冬はコタツにみかんですよね!」
「みかんはないが。。。」
「じゃあ早速買ってこなきゃ」
「他に欲しいものもあるし行くか?」
「えっ?それってぶちょおと一緒に買い物行くってことですか?」
「そうだけど」
「ぶちょおと一緒に出かけるのって初めてですよね、わーいわーい何着て行こうかな~」

「たかが買い物だぞ」
「だってぶちょおって休みの日も会社ばかり行ってるし」
「君だって休みの日は家でゴロゴロしてるじゃないか」
「本当は私もたまにはデートとかしたいんです!」

デ・・・デート?   そうなのか。。。



「あっぶちょお~北海道物産展やってますよ!北海道のお菓子ってどれ見ても美味しそうですよね~」

「奥さん!」
「えっ!?私?」
「北海道の鮭は一味も二味も違うよ、奥さん可愛いからおまけするよ!」
「え~可愛いなんてそれほどでも~でも他に買い物あるし~生物だから後で又寄りますね」
「待ってるよ!」

「旦那!」
「ん?俺?」
「若い奥さんで羨ましいね~これどう?精がつきまっせ~若い奥さんだから気張らんと~」
「はっ?・・・はは・は・・・」


な・・・なんで俺がそんなこと言われなきゃならんのだーーー!


「ぶちょお~ぶちょお~この座布団可愛いでしょう~温かそうだし~ペアで買いましょうよ~」
「ペアで?」
「いいじゃないですか~誰か見る訳じゃないし」
「わかったよ」
「じゃあお金払ってきますね」



「ねえ、部長部長ってあれってやっぱ不倫よね~」
「日曜日に二人で買い物なんて随分明るい不倫よね」
「そりゃ単身赴任に決まってるわよ」
「あの女の子、可愛い顔して部長部長て凄く楽しそうで何だかいじらしいわ」
「単身赴任が終わったら捨てられるのにね~」
「ちょっといい男だからって女の敵よね~」
「そうそう、でもちょっとぐらいじゃないわよ」
「役者みたいな顔してるもの、あんな男になら遊ばれてみたいわ~」
「あなた鏡見てからいいなさいよ(笑)」
↑おばちゃん達井戸端会議の真っ最中~。


な・・・なんで俺がそんなこと言われなきゃならんのだ!


「沢山買い物しちゃった~やっぱ買い物って楽しいですね」
「女は買い物好きだからな」
「あっここのお店のケーキ美味しいって評判なんですよ、食べていきましょうよ」
「やだ」
「えーぶちょお甘い物好きじゃないですか~」
「こんな如何にもケーキ屋といった女子供しか入らないような店に入るのは・・・恥かしいんだもん」
「ふ~ん(シュン)」
「好きなだけケーキ買っていいから」
「わーい」

「それから人前でぶちょおと言わないように」
「えーなんでですか~」

「ギャハハギャハハあぁ~ぐるじぃ~」
「こらっ笑いすぎ!」
「しゅっしゅみませぇ~ん、じゃあ名前で呼びますね~」
「誠一さん♪誠一さん♪私これとこれとこれとこれとこのケーキが欲しいです~」
「わざわざ名前を連呼するな!」


「ふわぁ~あったかいな~」
「君は思った以上にコタツが似合うな」
「ぶちょおも綿入れ半纏似合ってますよ」
「私はなんでも似合うからな」
「はいはい」
「一つ言っておくが、干物女だけなら眼を瞑るとして干物コタツ女はNGだからな」
「干物コタツ女?」
「君のことだからコタツの四方30㎝内にありとあらゆる物を置いてコタツから出なくても生活出来るようにするんじゃないのか?」

ギク・・・「そんなダラシナイことしませんよ~」
「ほんとか?とにかく干物コタツ女になったら直ぐにコタツは片付けるからな」
「え~そんな~ぶちょおのいけず」
「私はただ普通の生活しろと言ってるだけだろ!」
「ふふ・・・ぶちょおったらガミガミいいながら何処触っているんですか」
「はぁ?君こそ・・・」
「ん?」

「あ~にゃんこだ~」
「そっかー猫はコタツで丸くなるだもんな」
「気持ち良さそうだな~私もここで寝ちゃおうかな」
「君はーーー!言ってるそばから!」
「はい!ちゃんと自分の部屋に行って寝ます!」


               *

「へぇ~コタツか~いいわね~」
「でしょう~山田姐さん」
「私もコタツ買おうかな、コタツでまったりとかうたた寝とかいいわよね」
「でしょでしょ!それなのにぶちょおたらコタツでうたた寝してると怒るんですよ!風邪ひくだろとか、自分の部屋で寝ろとか煩いんですよ!」
「ふ~ん蛍は自分の部屋で寝てるんだ?」
「はい」
「部長は?」
「ぶちょおも自分の部屋ですよ」
「まあ仕事あるしね、いつも一緒に寝るって訳にもいかないか」
「いつもって?一度も一緒に寝たことないですけど」
「えーーーーー
「なんでそんなに驚くんですか?」
「だっだって・・・以前みたいにただの上司と部下の同居じゃなく、好きで同居しているんでしょ?」
「はい!ぶちょおのことが好きで~ぶちょおも私のことが好きだって言ってくれたから~
「だったら何で?何で・・・・・・・しないの。。。」
「私達ってそういうんじゃなくて、もっと深いところで繋がっているというか」
「それは還暦をとうに過ぎた老夫婦が言う台詞でしょ!」
「やっぱ変ですかね?私もちょっとは気になるんですけどね」


いくら天然の蛍でもそりゃ気になるわよね、確かめなきゃ確かめなきゃ


「えーーー高野は不○じゃないのかって!?」
「奥さんと別れた原因もそれだったりして」
「いや、それはないだろ」
「わからないわよ、いくら親友でもそんなこと恥かしくて言わないでしょ!
特に部長みたいなタイプは絶対に言わないわよ」
「確かに・・・でもまあとにかくそれとなく聞いて見るよ」



「まだ仕事してんのか、忙しそうだな」
「ああ今回男子社員が頑張って仕事沢山取ってきてな、皆張り切ってるし、結果を出せば自信に繋がるし出来るだけサポートしてやりたい。今日はもう終いにするけど」
「じゃあコーヒーでもいれるわ」
「ありがと」
「最近身体の調子はどうだ?」
「こないだ健康診断の結果が返ってきたけど、どこも悪くなかった、おまえは?」
「俺も大丈夫だったよ・・・あーどこもかしこも健康か」
「はあ?極めて健康だ、てかなんか話があるんじゃないのか?」
「・・・雨宮と同居を再開してから4ヶ月弱、以前のただの上司と部下の同居とは違うよな」
「大して変わんないけど」
「なんで?」
「なんでって・・・山田からなんか聞いたのか?」
「うん、まあ女の感ていうか」
「それでさっきから奥歯に物の挟まったような言い方してるのか」
「好きで一緒に暮らしているんだろ、だったらどうして?」
「俺と雨宮がそういう関係になるのってなんかズルクないか」
「ずるい?」
「俺はもうすぐ40でバツイチで・・・比べて雨宮はまだまだ若い、これからもっといろんな出会いが待っているだろう、だからあの家に・・・俺に縛られたりしちゃいけないんだ」
「おまえホントッ雨宮のことが好きなんだな」
「そういうことかな(微笑)」
「けどそれはそういうときがきたら考えればいいことだろう?」
「一度抱いたら離したくなくなる、束縛したくなる」
「それでいいじゃないか、とかくおまえはいろいろと考え過ぎ!たまには感情じゃなくて本能で行動してみろよ・・・てか一緒に暮らしていてこうムラムラしたりしないのか?」
「うーん(おいっ)なんかそういうものを超越しているというか・・・ハハ」
「たく~還暦をとうに過ぎた老夫婦じゃないんだぞ!そういえばこないだ総務の木村が雨宮に猛烈にアタックしてたぞ」
「なんだって!?あんなチャランポランな男、俺は認めんぞ」
「おまえの認める男待ってたら雨宮は完全に婚期逃すぞ、おまえと雨宮ってお似合いだぜ・・・俺ホント高野には幸せになって欲しいんだよ。だってだって俺、高野のこと愛してるもん」
「わかってるよ(笑)」


                 *


「はあ?そんなこと言ってるの?ホント部長ってややこしい男ね」
「ややこしくて不器用で優しい奴さ」
「私は単純な二ツ木さんが好きだけど」
「へへ」
「でもややこしい部長と天然な蛍ってやっぱお似合いよね、これはなんとかしなきゃ」



「山田姐さん、私に用ってなんですか?」
「これ私には若すぎて似合わないから蛍着ないかな~と思って」
「スケスケのネグリジェじゃないですか、寒いのにこんなの着ると風邪ひきますよ」
「たく・・・あのね蛍ってば結構ナイスボディなんだから、ジャージばかり着てないでたまにはこういうの着て部長のこと誘惑しなさいよ」
「えーーー私にはそっそんなこと出来ませんて、ウィンクさえまとまにできないんだから~ほらっ」
「別にウィンクじゃなくてもいいんだけど、そもそも誘惑→ウィンクしか浮かばないなんて(駄目だこりゃ)」
「だから私には無理です~」
「無理にとはいわないけど、部長独身になったから凄くもてるのよ」
「えっ!?」
「秘書課の小野さん。総務の房野さん、経理の高杉さん」
「SW3大美女!」
「部長のこと狙ってるらしいわよ、まあ確かにバツイチで若くはないけど、高学歴、高身長、高収入で加えてあのイケメンだし、仕事は出来るし出世街道まっしぐらだもん。それに部長のデスクには上司の持ってきた見合い写真が沢山入っているのよ」
「はぁ~そうなんだ」
「とにかくこれ捨てるのは勿体無いから何かのときに使ってね」



「雨か・・・酷く降ってきたな」

「ただいまー」
「ベタベタじゃないか、お風呂沸いているから早く入りなさい」
「はーい」

「あーさっぱりした!あれっ着替え忘れちゃった~折角山田姐さんが気を使ってくれたのに・・・てか着るものが無い!あっこれ借りよう」


「こらっにゃんこ!ノミを取るだけだからこっちきなさい」
「にゃあ~」


「あっ・・・あ・・・雨宮・・・きっ・・・君はなんて格好をしているんだ!」

「着替え忘れちゃって~ぶちょおのワイシャツちょっとだけ借りました」

素肌に白いシャツ1枚の超萌え~な蛍ちゃん


「ボ・・・ボタンは一番上までちゃんと閉めなさい」
「今着替えるんだから、別に一番上までボタンかけなくていいじゃないですか~」
「とにかく風邪ひくから早く着替えなさい!」
「はーい」


あービックリした~あんなにデカかったんだ・・・
そうじゃなくて。。。いや・・・そうだけど。

「感情じゃなく本能で行動しろよ」

か・・・それが出来たら苦労しないよ。。。



後編↓に続きます。







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ホタルノヒカリ外伝・冬・・・聖夜の贈り物(後編)

2007-12-11 22:08:32 | クリスマス小説
「みんな~休日出勤ご苦労様!」
「いえ」
「みんな頑張ってるんだもん、私達も頑張らなきゃ」
「そうそう今日を乗り切れば、2連休だし」
「そう明日はゆっくりとエステに行って磨けるし(笑)」
「私も予約しちゃいました」
「えー優華さんも?優華さんがエステに行ったら鬼に金棒ですね」
「蛍さんは?」
「えっ!私?」
「蛍、これもう一度クライアントに確認して」
「はい!」

進展無しか・・・まあこの時期忙しいしね。
仕事だけじゃなく忘年会の顔出しやら接待やら部長ともなると大変だし、蛍にかまってられないよね。

「はい、SWビルドインテリア事業部です・・・あっ・・・はい、では今日にでも伺わせて頂きます」


「蛍~ゴメン~又あの例の店から電話があったのよ」
「えっ夏じゃないのに」
「ホントあのクレイマーには困ったもんだわ」
「私慣れてるから行ってきます、軽く右から左に受け流して申し訳ありませんって言っておきますから」
「悪いわね~いつも蛍にばかり頼んじゃって」



                *


「あーーームカツク~!あのセクハラ親父!」
「にゃあにゃあ~(どうしたの?)」
「にゃんこ~私の話聞いてくれる?」
「にゃあ」
「いつものようにやり過ごして帰ろうとしたら、客の一人が少し酔っていてつまづいて私に向かって倒れこんできたのよ、そのときに私の胸を鷲づかみにしたのよ!」
「にぁあ!」
「で、おっとごめんよ~でもわざとじゃないんだからね、おじさんちょっと酔っ払って足元がふらついただけなんだよ、それにしてもお姉ちゃん、いいオッパイしてるね~て言ってさ、店の皆もニヤニヤ笑ってるの・・・ちがうもん!あれはわざとだもん、キャって驚いた後にギューって掴んだんだもん」
「にゃあにゃあ(それは酷い)」
「えーん何も言えなかった・・・悔しいよー悔しいよー」
「にゃあにゃあ~」
「にゃんこ~慰めてくれるの?にゃんこは優しいね、ぶちょおに言ったほうがいいかな?」
「にゃあにゃあ」
「でも今大変なんだよ、仕事忙しいうえに忘年会の顔出しや接待でさ、ぶちょおってお酒好きだけど量はあんまり飲めないんだよね、付き合いで飲むお酒は美味しくないだろうし・・・だから余計な心配かけたくないな」
「にゃあにゃあ(我慢しちゃ駄目だよ)」
「うっ・・・あの親父の手の感触が胸に残って何だか気持ち悪い」

・・・ガラッ・・・

「ぶちょお帰ってきたんだ、にゃんこ出迎えてあげて、私このまま寝る・・・だって今ぶちょおの顔見たら泣いちゃうもん」


あんなセクハラ親父に触られる前にぶちょおに触れて欲しかったな。。。


「にゃあにゃあ」

「おっ今夜はにゃんこの出迎えか、雨宮はもう寝たのか、もうこんな時間だもんな、忘年会も今日でようやく終わったし、後半日頑張ればゆっくりできるな、明日はにゃんこにも味の干物焼いてやるからな」
「にゃー(いらない)」
「ん?気のせいか、今日のにゃんこは眼つきが悪いな」


「これで年明け早々には工事にかかれるな、うん、いいものが出来そうだ」
「仕事も私生活も充実してますからね」
「そっか(笑)」
「部長も良いクリスマスを」
「要もな」
「そういえばあの店、冬なのに又クレーム言ってきたらしいですよ」
「えっ?」
「雨宮が行ったらしいですが、何か聞いてません」
「いや・・・」
「大したクレームじゃなかったのかな」


何も言わなかった・・・



「雨宮、あの店に行ったんだって・・・又コタツでうたた寝して風邪ひくぞ」


「このーセクハラ親父!」

「痛ってー」

「ぶっぶちょお・・・すみませ~ん」



「何があったんだ、何か言われたのか?ちゃんと言いなさい」

「・・・・・」

「黙ってたらわからないよ、お願いだから話して欲しい」



             *


「なんてことだ・・・すまなかった。もう二度と女子社員には行かせない、なんと言われようと私が行く、私がなんとかする」


「それは上司としてですか?・・・上司・・・なんですね」


「・・・・・・?」


「普通彼女がそんな目にあったらぶん殴ってくるとか言うんじゃないんですか?(やだ私何言ってるんだろ)出来ないですよね、あんな店でも一応クライアントだし(なんで、なんでこんな事言っちゃうの?)」

「わかった!ぶん殴ってくる!」

「駄目です!そんなことしたら大変なことになります!」

「それで君の気がすむなら何発でも殴ってくる!」

「違うんです。そんなことして欲しい訳じゃないんです!ただぶちょおがあんまりクールだから・・・ちょっと意地悪なこと言いたくなっただけなんです」

「クールな訳ないだろ!君がそんな目にあったのに、しかも俺でさえ触ったことないのに、そんなセクハラ親父が・・・・・はっ・・・」

「触りたいですか?」

「えっ・・・」

「私ぶちょおに触って欲しいです!あの親父の手の感触が残っていて昨日から気持ち悪くて仕方がないんです!ぶちょお何とかしてください!」


「なんとかって・・・・・雨宮・・・」


「ぶちょお・・・」


ルルル・・・

「私考えたんだけど~」
「考えてもらわなくていいです!今取り込み中なんで」
「えーーー?」


「雨宮・・・」


「ぶちょお・・・」


ルルル・・・
「なんだ二ツ木」
「俺やっぱ思うんだけど~」
「今忙しいから3日後にしてくれ」
「3日後って・・・」

ルルル・・・

「今度はなんだ!あっ豪徳寺か・・・えっ!なんだって!・・・わかった、直ぐにそっちに行くから」

「どうかしたんですか?」

「豪徳寺が今名古屋にいるんだが向こうでトラブルがあったらしい、ちょっと行ってくる」

「今からですか・・・」

「そんなに時間はかからないよ、明日には帰るから」



行かないで欲しいなんて言える訳ない・・・
少しだけ触れられた胸がジンジンと熱かった。。。


「気をつけて行ってらっしゃい!」

「ああ、そうそう明日の7時にディナーの予約してあるから」

「えっ!?」

「君の部屋にあった彼氏と過ごしたいクリスマスのレストラン特集に花丸がつけてあった六本木のレストランだよ(笑)」

「ラッシャー!」



「山田姐さ~ん!いいエステのお店紹介してください!」



                *


「えへっピッカピカの蛍ちゃんの出来上がり~」
「ぷるんぷるんね、やっぱ若い子には叶わないな~次は洋服選びましょうよ」
「はーい」

「このブラウスとスカートがいいわね」
「ちょっと大人しくないですか?もう少し大人っぽいというか色っぽいほうが~」
「あら~部長くらいの中年だったら清楚なお嬢さん系のほうがグッとくるはずよ」
「やっ山田姐さん、中年って、その言い方酷くないですか?」
「そりゃあ部長はカッコいいわよ、背は高いし足も長くて、そんじょそこらのなんちゃってイケメンの若いお兄ちゃんより余程二枚目の男前よ、でもね!中身は38歳の中年なの」
「はあ~そうですかね」
「この白いブラウス蛍の白い肌に映えるわよ、そして下着はちょっと大胆にセクシーにね!」
「もう~山田姐さんたらそんな恥かしいこと言わないでくださいよ」


               *

「洋服よし!メイクよし!ヘアスタイルよし!相当頑張った蛍さんの出来上がり~」
「にゃあにゃあ(綺麗~綺麗~)」
「あれっ?にゃんこ2久しぶり~もしかしてこれからデートかな?そっかクリスマスだもんね。
あっぶちょおからメール・・・」
「にぁあにゃあ(どうしたの?)」
「少し遅れるんだって、にゃんこ達、楽しんできてね~」


すまない・・・7時には行けなくなった。
店のほうはキャンセルしておいた。
今日中には帰れると思う・・・本当にすまない。


はっ・・・仕事か・・・仕方ないよね。
着替えちゃお・・・
大体一緒に暮らして毎日顔見てるのに・・・
たかだかクリスマスを一緒に過ごせないからって凹むことないのに。。。
やだな涙まで出てきた・・・だらしないぞ蛍。。。

ぶちょおが頑張ってくれてるから皆安心して仕事が出来るのに、
同じ職場なんだからそれは凄くわかっているのに・・・
別れた奥さんてそういうのわからなくて大変だったろうな・・・
はっ・・・なんでいきなり奥さんのこと思い出すのよ~ホント馬鹿だな。
そういえばあの箱の中にあった沢山のラブレターどうしたんだろ?


恋ってしんどい・・・
些細なことで嫉妬したり・・・
小さなことで勝手に傷ついたり・・・
泣き虫になったり、我侭になったり、嫌な女の子になる。
恋をしないで寝ていたときは楽だったな。。。


う~ん・・・寝ちゃったのか、お腹も空いたしビールも切らしてるし、なんか買ってこようっと。

あっ星が出てる・・・田舎だとこの時期天気悪いしあんまり星は見えないんだよね。


                  *

ほらごらん 星が今日もみんなを照らす
うつむいてる日々にもまだ 灯りが残るから
何度も何度も前を向いて歩こう
月灯りが明日を目指す 優しい光で

どうしようもない事は誰にだってある
心刺さるトゲ そのままで泣きなよ

                  *


恋するってときにはしんどい。。。
だけど一緒にいると楽しくて・・・
何気ない一言がとても嬉しかったり・・・
時には私を見て優しく笑ってくれる。
ねえ知ってる?ぶちょおは少年のような笑顔で笑うんだよ!
それはもうあの星みたいにキラッキラッの笑顔なんだよ。
私はそのとき世界一幸せな女の子になる。
少し可愛いい女の子になる。
誰かに優しくなれる。

うん私は幸せ!
ぶちょおを大好きな私は幸せ!ぶちょおに出会えた私は幸せ!
仲間がいる!仕事もある!

だから世界中のみんなにメリークリスマス!

誰もが幸せでありますように。。。



「ただいま・・・」

「おかえりなさ~い、仕事どうでした?」

「うん上手くいったよ」

「よかった~なんか温かいもん入れますね」


そんなふうに明るくされるのはたまらなかった。

人一倍泣き虫なくせに・・・

愛しい・・・そんな君がたまらなく愛しい。。。


「ごめんな・・・楽しみにしてたろうに・・・ごめんな」
(ビューネ君抱きで)

「帰ってくるの明日だと思ってました。今日帰ってきてくれて嬉しいです。あっこれなんですか?」
「こんな時間だとコンビ二しか空いてなくて」
「わーいコンビ二のおでんて美味しいんですよね~あっクリスマスケーキだ」
「ちょっとしょぼいケーキだけどな」
「でもなんかこのケーキ懐かしいです」
「懐かしい?」
「今のお洒落なケーキ屋さんのケーキじゃなくて子供の頃に食べていたケーキはこういうケーキでしたよね、これにモミの木やサンタさんやお菓子の家が載っていて、誰がお菓子の家を食べるのか姉と弟とジャンケン3回勝負とかしたんですよ(笑)」
「ふ~ん楽しそうだな、君はそういう家で育ったんだな」
「騒々しいだけですよ、田舎だし何もない所だけど空気と水が綺麗で夏には蛍が沢山飛んでくるんですよ、あっ蛍っていう名前はお祖母ちゃんがつけてくれたんです」

「そっか、蛍っていいい名前だな」

「はい」

「蛍・・・私の部屋においで」

「えっ!?そっか今日はクリスマスだから何かくれるんですね~」
「はぁ~なんで君はそういう発想になるかな?大体君は私になんかプレゼントを用意したのか?」
「あっ・・・(自分を磨くのに一生懸命で忘れてた)」
「まっいいけど・・・これからもらうから」

「ん?キャッ・・・こっこれってもしかして世に言うお姫様抱っこって奴ですか~
ぶっ・・・ぶちょお腰大丈夫ですか?」

「失敬な!」

「いえ・・・その~私軽くないですから」

「知ってる」

「ですよね・・・でも・・・ちょっちょっと待ってください」

「やだ」

「心の準備ってもんが(お風呂には入ったけどジャージにちょんまげだし下着も普通のだし)」

「そんなの知らない、大体俺は昨日からおあずけ食らったままなんだぞ」


そういえばいいとこで電話が何度もなったんだった。。。

ぶちょおって細く見えるけど、結構いい身体しているんだ~
特に二の腕なんかムッチリと太くてうっとり~
・・・している場合じゃないわ。

「ぶちょお~」

「今度はなに?」

「あの~電気消してくださいね!」

「別にいいけど(笑)女がそれを気にするほど男は気にしないもんだよ」

「そうなんですか・・・」

「それに自分にとって初めての身体ってそれだけで燃えるよ


耳まで真っ赤の蛍ちゃん、既にその言葉だけで昇天です。


「愛してるよ・・・蛍」                 end



浜崎貴司さん作詞「ヤサシイヒカリ」より歌詞の一部を引用させて頂きました。

初めての身体・・・は原作にあった台詞で(シチェーションは違うけど)ドラマで一番聞きたかった台詞です

何のテクもさしたる情報も何もないblogですが、遊びにきてくださる皆様へのちょっとした贈り物ってほどのもんではないですが、少しでも楽しんで頂けたらとても嬉しいです。

感想等お寄せ頂けたら更に小踊りして喜んじゃいます


昨日のblogにキッチンの掃除するって書いたんですけどね・・・
しませんでしたいや寝ていたわけではないですが~。
blogに書くと実行する筈なんですけどね
どうやら実行するのは好きなことだけみたいです。

ぶちょおと蛍ちゃんのようにハッピーなクリスマス
をお過ごしくださいませ
コメント (12)
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