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日本語教育学入門書の語⑰ 意味と意義

2019-09-07 | 日本語語彙
文字の義と言えば、漢語の形音義による。語すなわち文字そのものが持つ意義である。意味と言えば、この漢語の意義を意味という言い方ですると、意義と意味とはどう違うのかと、使い分けを意識することがあるかどうか、まして、言葉の意味と言って、意味を使う方が多い。この区別についてサイト検索をすると、意味の範囲が広い説明がある。意と義と、本来の語構成を対立的に捉えれば、意の範囲が広くなり、それこそ意味のようになる。文脈的意味、場面的意味と、日本語の捉え方に意義はこの文脈、場面での用法は、あまりない。意味が一般的になったのは、かつて、もとの語にある義が、どのように文脈、場面で現れるかを説明することによる。漢字の字形をもって理解することが日本語の社会では難しい。 . . . 本文を読む

日本語文法の説77 国語文法

2019-09-07 | 日本語文法
文法の説を、国語の文法、学校文法の批判にある、批難に似て、その途方もないことを考えてみよう。途方もないのは、諸悪の根源のような言い方で、国語教科の教えにすべてが悪いような捉え方である。国語文法は口語文法を便宜説明してきた。そのもとになる文語文法の議論を経ずして、それは古典文法となって、もとになった文語分析の理解の内容を違うものにしてきて言い続ける、国語の文法の捉え方を話し言葉の理論を捉えることなく批判する論理となっている。国語教科の担当の国語教師にもその文法が揺らいで文章語、文章文法に対する探究が指導の理念においてもみられないような状況である。文節批判、文の規定、修飾被修飾の関係、そこに句構造が、これは時枝学説の入れ子となるところ、従属句、連体修飾句の構造、それはまた主語述語を文としない分析から、日本語複文はとらえきれなくなってしまった。学校文法は品詞文法であるというような、文法観の根底にあるものを議論しなくなっている。複文が説明できない。 . . . 本文を読む