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日本語教育学入門書の語彙⑭ 外来語、外国語

2019-09-04 | 日本語語彙
カタカナ表記の語彙には、表記にカタカナを用いる外来語、外国語、動植物の学術名、そして、オノマトペアなどがある。表記により語彙とするのは形式のことだけになる。日本語の語彙は本来語と外来語に分けると、在来する語は何かという類わけの困難さがある。記録にあるのは漢字渡来とともに在来語の表記を漢字で始めた日本語だからである。したがって、漢字を本来の語にするかどうかはもちろんのこと、それを和訓として読む語にも本来はどうであったかということになる。そこを、固有語と借用語と、おおざっぱにとらえて、さも言語学的にこうであるというような説明をすることになると、借用語には漢語と外来語として、それ以外の固有語は平仮名表記の語であるとする、表記の種類で語彙を分けている。語種で述べる通りであるが、それを借用語の歴史として見直していくと、すべて国語として歴史を持つことになる。外来語とするのも、16世紀の西欧言語の影響に、貿易などに言語とともに渡来した言葉を日本語訳してきたものを、その音訳のままにカタカナで伝来物として、漢字翻訳をしなかったものもを語として用いてきている。外来語は幕末明治初期までの特徴を持つ語となった。カタカナであり、漢字であり、そこには国と地域別に多様さを見せている。 . . . 本文を読む