日本語教育学入門書の語彙. 語彙論、語彙の論そして意味論、そこに日本語教育の語彙をとらえる。語彙論は学生時代の学習にあった。語彙の論は、その後になって語彙史研究、語彙研究というべく語彙と意味の論が行われる一方で、意味論が現れると、語彙は意味と並び立つようになった。辞書における語誌、辞典解説など、いわば日本語の語彙学を探究してきた。 . . . 本文を読む
体系をなす、体系をつくる、言語体系、語彙体系と、体系そのものの説明には、秩序の認められるような全体、システムと見える。英語システムsystemなどの訳語とすれば、組織、系という文字がある。わかりやすくいうと、と、要素が他と関係し合う、まとまっていること、そのまとまり、それを意味する言葉となってくるが、大系という語があって、同音異義語としての別も説明が難しいようである。検索して、語彙体系 の画像検索結果によると、図示するものが、わかりやすい、分かりにくい説明であるから図解がある、と、受け止められる。哲学体系の訳語ですれば、その論理をおうことになるだろう。この語から、大系によって、体系、組織、系とするその成立を構造にして分析することになる。 . . . 本文を読む