現代日本語「誤」百科 934 悪人の教唆に騙される を例題にしている。コラムの解説は、その教唆について、教唆をする、その際にうそをつくことはあっても と言っている。それで、うそそのものではない だから、教唆にだまされることはあり得ない というふうに論理を展開するが、ここで撞着を起こしている説明である。教唆にうそがあると言いながら、教唆そのものは嘘ではないというのはどういうことであろう。教唆に嘘があるかないかは、その内容によるところであり、コラムの解説のようにそもそも、まことしやかなうそ となるかについては、わからないことである。そそのかすという行為が、デジタル大辞泉の解説にあるように、唆す、嗾す、その気になるように仕向ける、特に、おだてて悪いほうへ誘い入れる、というような意味内容の説明があるので、悪事をそそのかす、というときには、うそも何もない、虚言、悪巧みあってのことである。 . . . 本文を読む
万葉集の成立を数次にわたる編纂事業と見るのが一般である。
その編纂過程を捉えて、最初の成立を見ようとする。
物語が成長すると言って増補する過程を見ることがある。
文学研究で興味のあるテーマとなる。
古典文学作品には多かれ少なかれそのような経緯がある。
万葉集を見て原本となる万葉集あるか、ないか、答えは、ない。
15巻本があったとするのも目録の記載のみであった。
限られた書写、伝本のいくつかは全20巻となってから数百年を経る . . . 本文を読む
都知事に舛添氏 「原発、国と調整」20140210中日新聞トップ記事、見出しである。リードには、東京都の猪瀬直樹前知事の辞職に伴う知事選は九日、投開票され、無所属で新人の元厚生労働相、舛添要一氏(六五)が初当選を果たした、とある。記事の中見出しには、脱原発より「安定」 有権者 と見える。舛添氏は、東京都を世界一の都市にする、福祉や防災、経済、なにより二〇二〇年5輪を成功させる、と述べた。得票数は約211万票、次点の約98万票、そして約95万票を大きく離した。4番につけた約64万票、ここまでが得票数の多い候補者である。ソチ2014のニュースは、上村4位 モーグル とあり、記事の中には、心が成長 笑顔の涙 とある。上村選手の得点には3位選手との差でネットを騒がせたようだ。 . . . 本文を読む