あきお不定期日記

日常の思いついたことを不定期で書いてみたい。

あなたもなるかもしれません。 認知症。

2007-01-20 10:59:43 | Weblog
 数日前から風邪気味で、喉が痛い状態が続いている。熱はないので9時近くに起床。

 朝のテレビをつけると後見制度について放映していた。この制度は施行されて5年以上たつと思う。
社会問題となっている認知症が2030年には250万人に増えると統計上なっている。昨日、テレビで介護問題を取り上げていたが、老老介護の悲惨さが映し出されていた。奥さんが要介護5レベル(一番きつい)、旦那が要介護の認定申請中(要介助)で寝たきりの、話すこともできない奥さんの身の回りの世話をしている。本当に悲惨である。自分の時間などない24時間の介護である。
 私事ですが、私も8年間認知症の母を世話した。世話したといっても私の場合は介護施設へ入所していたので、テレビのことのようではなかった。それでも外泊させて家につれて帰ったときには風呂に入れたり、下の世話をしたりで大変であった。よく母はベッドの上で「お前も、長生きしたらこうなるのだぞ。」といっていた。真実である。

 その介護の負担率がまた上がるとのことである。総理をはじめ閣僚、国会議員、官僚はこの番組を見たらどう思うのであろうか。不幸にして認知症や要介護で苦しんでいる方々はその多くが今までの日本を支えてきた方々である。それを国、地方公共団体は対策が遅れ、その原因は予算がないからだという。国会議員は超党派でこの問題に取り組み、もっと知恵を出してほしい。そんなに難しい問題ではないと思う。要は真剣に取り組む姿勢があるかないかである。国会議員さんもいつ発症するかわかりませんよ。

 その成年後見制度であるが、認知症になったら自分の財産が管理できなく、おれおれ詐欺や悪徳リフォーム業者や悪徳商法からの被害を受ける。そのために家庭裁判所が後見人を選任し財産の管理や要介護の認定などに立会たりする仕事である。
これを法定後見という。もう一つ任意後見というのがあって、元気なうちに将来に備えあらかじめ後見人を選任しておき、事態が発生してから後見人による業務が始まるという方式である。これは公正証書による任意後見契約が必要である。

 小生も1昨年秋、財産管理や資産防衛のためのNPO(特定非営利活動)法人を設立したときこの成年後見人制度の啓蒙と後見人の受託ができるように定款にいれ、本年4月から本格始動を開始する予定である。
法人にしておくメリットは法人で受託するので永続性があり、各ケースに対応できるのです。個人の場合は受託人に支障をきたすことが発生し受託を辞めなければならない場合、また、はじめから事務をする必要があり経緯費もかかるのです。
 58歳になったら自分の財産の確認と、将来認知症になったときの対策ともう1つ遺言について検討するよう奨めています。
団塊の世代が5年で1000万人、新しい挑戦をするとのことですが、ぜひ検討されることをお勧めします。

 財産管理・財産防衛、任意後見について・・・NPO法人リーガルサポート関西
 遺言・相続・・・・・・・・・・・・・・・・行政書士平岡昭雄事務所
        TEL/FAX06-6466-2710(大阪市)

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ありがとう! 井沢八郎さん

2007-01-19 10:09:08 | Weblog
 流行歌手井沢八郎さんが亡くなった。享年69歳。今でいうと若い死であった。

井沢さんといえば大ヒット曲「ああ、上野駅」。軽やかな歌声の中に当時の世相が感じられる歌声である。昭和39年のヒット曲とのことである。
昭和39年といえば東京オリンピックの年。日本は高度成長路線で、世界に追いつけ追い越せの時代であった。

 この少し前から、製造業をはじめとする重化学工業が成長し、現場は人手不足。東北地方から多くの若者が集団就職列車で上野駅を目指した。彼らは金の卵であった。

 昨年度日本映画のすべての賞を獲得した「オールウェイズ3丁目の夕日」にも集団就職のシーン、上野駅のシーンが出てくる。涙が出るシーンである。

 新制中学をでた多くの少年たちがお父さん、お母さん、兄や、弟と別れ一人西も東もわからない大都会に出てくる。今でこそ新幹線が走り、通信機関も発達し、テレビや、パソコンが充実し相手にすぐ連絡が取れるが、当時は蒸気機関車、電話のある家庭は村で数件、テレビも未発達で、パソコンなどなく連絡の手立ては郵便か電報の時代であった。

 みな、東京へ出たからには一旗あげるまで故郷の土は踏まない。そんな思いの時代であった。歌手の森真一も鹿児島から集団就職で大阪十三のすし屋で働いていた。

 この時代は高校へ進学するのも少なく、ましてや大学なぞ微少であった。
しかし、この時代は世の中に活気が満ち溢れていた。日本が何か一つになっていたような気がする。私の父も住友金属製鋼所に勤務し、現場で汗を流していた。3交代で、工場は24時間ふる操業で度々夜勤があった。家族に対する工場見学会があって見学に行ったことがある。真っ赤に溶解された製鉄が溶解炉からながれ次の工程に移動する。工場内は熱気で息苦しい。現場の作業員の身体は全身汗まみれである。塩を舐め水分を補給しての仕事であった。これが日本を支えているのだと思った。

 「ああ、上野駅」は私の好きな歌の1つである。私もカラオケが好きで歌いたいのだが高音で私のキーに合わない。

 集団就職の人々はこの歌で本当に元気づけられたのではないだろうか。その意味で日本を元気付けてくれた歌だと思う。
元気が無い日本。あの世から軽やかで励ましの声を送ってほしい。

 井沢八郎さんに感謝し、ご冥福を祈りたい。ありがとう。


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裁判所は司法権の独立を死守せよ

2007-01-17 03:45:52 | Weblog
1月15日。以前の成人の日。

 大阪高裁で注目すべき控訴審判決があった。元大阪高検公判部長の電磁的公正証書不実記録、贈収賄罪、公務員職権乱用罪などに問われてている判決である。
小生もこの裁判は一審の審理から約3年間傍聴してきた。
 一審の大阪地裁の判決では懲役1年8ヶ月と罰金28万円の実刑判決が言い渡され被告側が控訴していた。(かなり厳しいかな。)
 高裁の判決は「本控訴を棄却する。」すなわち一審の判決が妥当であったとの見解であった。被告側は即刻上告した。

 この事件は新聞記事によると検察庁内部の人事に冷遇された元高検の公安部長が検察内部の裏金作りの実態を週刊誌や雑誌、新聞などに情報提供してきたが、いよいよ首をかけて実名でテレビに登場し、国会で質問する手はずが整えられていた。
午後からテレビの録画撮りが予定されていたその日の朝、大阪地検の検事により任意同行を求められ午前中に身柄を拘束され以後350日に及ぶ拘置所生活を送る羽目になった。テレビの録画撮りは勿論国会での質問も実現できなかった。

 被告人が拘置所生活で書いた「検察の裏金作り」が世にで小生も購読してこの事件に関心を持った。この方、不動産に関心が強く、兵庫県内は勿論のこと、愛媛県の不動産にも関心をもっていた。ほとんどが競売物件であった。そのうちの1つが組長が所有していたもので、ここから暴力団との交遊関係が始まった。

 一審では大阪高検の幹部をはじめ最高検察庁長官や時の法務大臣、裏金作りに加担したとされる検察幹部などの証人を弁護側が申請したが検察はことごとく不同意とし、裁判所も検察の意向に沿った証人を採用した。結局大物証人は元大阪高検のトップ一人となった。

 一審の判決文は検察による裏金作りについて触れてはいるが灰色的な判決文であったが、控訴審ではかなり踏み込んだものとなった。

 この検察による裏金作りの訴訟は仙台の市民オンブズマンが行い、裏金作りがあったとの判決があり証明されている。これが発端かどうかわからぬが北海道警をはじめ各警察署の幹部による内部告発のブーム(?)が起こった。記者会見を開き警察幹部は国民に頭を下げた。しかし、検察庁は認めていないのだろうか。記者会見などない。ただ、年間何億という調査活動費(この科目が裏金作りの根源)はこの事件が世に出てから激減している。この事件の判決が妥当か否か、重いか軽いかは別として社会に大きな問題を提起した。

 大阪の地方紙に小さな記事であるが大阪府議会が大阪府の顧問弁護士をしており大阪府の裏金作りの調査委員をしている元検察幹部を特別調査委員会に呼んで質問をするとのことである。この弁護士も検察官時代に裏金作りに加担したとして訴えられ嫌疑不十分で不起訴になっている。大阪高裁が検察による裏金作りに踏み込んだ説明をしている以上、前と違った判断の方法も出てくるのではないだろうか。大阪府議会、知事の動向を待ちたい。


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地方の時代は故郷愛から

2007-01-16 01:39:18 | Weblog
1月15日のある地方紙に衆議院議員岩國哲人氏の記事が掲載されていた。
氏は「故郷を愛する教育が必要である。」と前から説かれている。
記事の中で長野県の教育すなわち信州教育実績と特徴を紹介している。
氏いわく、「明治政府は明治5年小学校教育を義務化したがその際財政の貧困な町村に対して「義務教育免除地区」に指定し、小学校の設置を免除した。長野県内にも財政困難な町村がいくつもあった。しかし、反骨精神と教育熱心の長野県では免除特権を申請した市町村は一つもなく義務教育化を最も早く実現したのは東京でもなく大阪でもなく長野県であった。学校施設を作っただけでなく、信州の父兄はこぞって子供たちを学校へ行かせた。信州教育を財政面で支えたのが、養蚕業だった。」と。
地図上で見ても長野県は海がなく、工業県ではなく農業県である。桑畑を増やし繭を育てる養蚕業という地味な農業収入を、人を育てる教育につぎ込んだ。農業収入を就学に充てる親の貴重な汗が、子供たちの故郷愛につながったのだ。
また、長野県は童謡や唱歌の宝庫である。「故郷」「おぼろ月夜」「春の小川」「春が来た」「紅葉」(以上高野辰之)「夕焼け小焼け」「ゆりかごの歌」(草川信)「蝶ちょ」「てるてる坊主」「里の秋」など。その他流行歌も含め「山小屋の灯火」「北国の春」「高原列車は行く」「千曲川」「宵待草」「早春賦」などなど。なぜ多いのだろう。乏しい農業収入で教育をつけてくれた親が住む信州を懐かしみ、故郷を思う心がかもし出した結果であろう。
私も信州を第2のいや第1の故郷と思っている一人である。小学校の5年から毎年夏休みには母の実家にお世話になった。大学4年まで続いた。蝉、蝶ちょ、蜻蛉、クワガタを追い、梓川で岩魚つき。蚕に桑をやり楽しい幼年期、少年期、青年期を過ごした。毎年夏休み近くになると実家のおばさんに大阪の昭雄さんいつ来るのとの問い合わせがある。親類が多いのと、長男が信州で世帯を持っているので今も年数回信州に行く機会がある。最近つくづく思うのだが、信州人が集まると信州の自慢話ばかりである。東京へ出て行ったものも、名古屋へ行ったものも信州のいいところの品評会である。やはり今も信州人の故郷に対する思いは変わっていない。
こんなところに地方の時代のヒントが隠れているのではないだろうか。


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公務員よ! 初心に還れ

2007-01-14 01:04:25 | Weblog
 昨日の土曜日は投稿できませんでした。

 朝6時半起床。7時30分出発で山陰の名湯城崎温泉に日帰りで行ってきました。
 長野の安曇野に住んでいる長男から青春18キップが3枚余っているので送ってもらい、その2枚を使って行きました。青春18キップとはJRが年3回(春、夏、冬)発行する切符で5枚綴りとなっており、1枚でJR内の各路線の新快速、快速、普通車に午前0時から24時まで乗り降り自由のキップ。小生はこのフアンで毎回一綴り5枚を購入し家内と2人でゆっくり旅行を楽しんでいる。昨年は、2綴りを買い、夏休みに東北まで5泊6日の旅をしました。直江津、柏崎、新潟、鶴岡、坂田、秋田、角館、長岡、村上市などを通過、鳥海山登山(皇太子殿下も2週間ぐらい後に登山された)や、日本一の水深田沢湖遊覧もしてまいりました。

 今回は大阪駅から快速で丹波の篠山口まで行き、普通車で明智光秀の居城福知山へ行き乗り換え城崎です。城崎は志賀直哉の「城崎にて」で有名になりましたが、志賀直哉は城崎を愛し名著「暗夜航路」の執筆をしたところです。私も二十数年前志賀直哉のゆかりの宿「三木屋」で一泊したことがあります。また、城崎は温泉めぐりで有名で外湯七湯のはしごもできます。今回も3時間の間に三湯を目指しましたが、結局一湯しか入れませんでした。入った浴場がお湯が熱くもうそれだけでダウンしました。卵を買い温泉に10分間入れると半熟の温泉卵の出来上がり。美味しく頂きました。ハタハタや甘エビを買い5時過ぎの列車に飛び乗り、車内で缶ビールと蟹寿司を食し、福知山で乗り換え一眠りと思いきや爆睡。車内放送で目を開けると大阪駅の一歩手前でした。

 帰って新聞をみると、行政を舞台にした記事が踊っている。伊吹文科相「事務所費2年で900万円ー実態乏しいのに」「総務省職員ら職務中に野球賭博ー18人書類送検」「元国会議員から聞いたー5千万円提供問題で前出納長」(宮崎談合)「裏金総額5670万円ー新たに2部署で発覚」(大阪府追加調査)など。特に大阪府の裏金の件ではその2部署は調査4回目でやっと報告した。重要性を全然理解していない。裏金を作りその裏金をポッポナイナイしていた者もいたという。その金額も10万や20万でない。これは犯罪行為である。大阪府は厳しい処分をすべきである。社会の範となるべき公務員がこうでは何を信用してよいのか。公務員は余程のことがない限り責任をとらなくてもよいとのことになっているがこれはあくまでも職務上のことであってこのような破廉恥行為には当該公務員を告訴・告発し司直の手にゆだねるべきではないだろうか。でないと、民間とのバランスが取れない。太田知事如何でしょうか。弁償したから軽い行政処分ではとは済まされないだろう。この際知事の毅然とした態度を望みたい。職員に嫌われる覚悟を望む。


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