あきお不定期日記

日常の思いついたことを不定期で書いてみたい。

落日の国にならないために

2009-09-12 01:16:14 | Weblog
 9月12日(土)
 千葉県で30億円の不正経理が発覚した。
報道によると30年前からとのことである。架空発注などで業者に預けているいわゆる預けが4億以上とのこと。中には1億以上預かっている業者もある。3月の年度末は預かっている業者も非常に忙しいとか。これをしないと取引してもらえなくなるようだ。こういうことを取締る警察でも行なわれていたという。こんなの犯罪行為である。
 一昔前、北海道警の警察幹部が裏金づくりを暴露し、その後各地の警察での裏金づくりの実態が表に出、社会問題となった。テレビの前で頭を下げる警察幹部の場面が度々報道された。
 法の番人であるべき検察庁も同じようなことをおこなっていた。現職の元大阪高検公安部長が検察の裏金の実態をマスコミを使って公表しようとしたその朝に逮捕された。逮捕容疑は微罪であった。小生はこの事件に関心を持ち、毎回傍聴に大阪地裁、大阪高裁に足を運んだ。判決で裁判長は検察の裏金づくりの実態は認めながらも、そのことには多くを語らず、他罪で実刑判決を受けた。最高裁まで行ったが控訴棄却で現在服役中である。つい最近、ある地方紙(月刊)の記者が傍聴のコメントを書いて欲しいということになり、投稿し、8月号に掲載された。
裏金の原資である調査活動費はグッと少なくなった。
 千葉県の森田健作知事は勇断をふるいこの問題を徹底して究明して欲しい。そして、新政権の民主党はこの問題にメスをいれ、各行政機構の裏金づくりがあるかどうかの調査を徹底しておこなうべきである。また、都道府県をはじめ、1800の市町村を実態調査して欲しい。天下りの禁止とひも付き行政、そして全国自治体の裏金づくりの調査だけでもかなりのものがでてくるのでは無いだろうか。
民主党政権だからできるのである。
 公務員だけが日の目を見るこの国の制度を今、根本からチェンジしなければこの国の未来はないであろう。このまま行くと落日の国、日本となること間違いが無いであろう。

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