哲ノート

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船徳 -池袋演芸場六月上席-

2019-06-10 23:24:55 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
六月の寄席は池袋演芸場上席をいつもの最前列から…昼夜入替え無しなんで昼の部から夜の部中入りまで、「寄席の世界」にどっぷりと…。

朝からあいにくの雨で、各演者の話の切り出しも「お足元の悪い中、お越しいただいて…」から始まります。



昼の部、開口一番は前座さんの「子ほめ」

活舌よく声が通って活気があって、それはそれでいいのですが、テンポが一定で早口・間が無いしゃべくりで、聴く方も追いつくのがやっと…。

池袋みたいに落語に精通した観客が多いところで、場数をこなせば…よく客が演者(落語家)を育てるっていうじゃないですか、これも修業のうちですね。

「悋気の独楽」「道具屋」「干物箱」「一眼国」「「背なで老いてる唐獅子牡丹」「高砂や」「短命」「レモンの涙・ダーティーマスク」「夢八(初聴)」

昼席トリは志ん輔師匠で「船徳」

もうなんども聴いている話なんで、どんなくすぐりいれるだろうと余裕で話を楽しみます。

なんてたって志ん輔師匠のテンポが良く間延びしない演目は安定して聴けるんでいいですね。



夜の部開口一番は前座さんの「道灌」から、こちらは昼の部とは違って、途中「話」が抜けちゃって立ち往生。

ハラハラと前座さんみながら「ガンバレ!!」と心の中でつぶやきます。(誰にでもあるよ…)

「元犬」「あくび指南」「権助提灯」「魚屋本多(講談)」「たいこ腹」中入り前は雲助師匠で「強情灸」でした。

7時間に及んで、池袋の最前列でライブ感たっぷりの寄席を今回も楽しみました。

聴き慣れた話がある中で、演者なりのくすぐりを入れて話を膨らませたり、駒治師匠の新作プロレス落語みたいに観客を載せて盛り上げたり、

前座さんの奮闘ぶりとともに今日の「寄席」を堪能しました。、
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