哲ノート

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慶安太平記 -日本講談協会三月定席-

2021-03-21 22:17:16 | 落語・浪曲・講談・演劇・芸能
サクラがちらほら咲き始めたなか、朝から一日雨が風が吹きすさぶ中、今月の講談定席がおこなわれました。

講談を聴き始めて数年がたち、最近ではすっかり余裕をもって聴くことができ、なじみの講釈も増えてきました。

毎月講談を聴いていて切に思うのが「修羅場読み(ひらばよみ)」を聴きたい・・・。前座さんがよくやるんだけど。

やっぱ修羅場読みが入ると講談らしいでしょ・・・、講釈師が修羅場読みを始めると目を閉じて一言一句聴き洩らすまいと集中して聴くんだよね。(瞑想に入るみたいに)

落語・浪曲と聴き比べるとき、この修羅場読みがはいると、これぞ講談!!と感じる一瞬・・・ね、愛山先生。(今日の「小松の嫁入り」、あれは修羅場読みが入って、だれが何と言おうとまちがいなく「講談」ですよ)

  

開口一番は「わんぱく竹千代」「三国志 桃園の誓い」「秋色桜」「伊達政宗 堪忍袋」「金栗四三」

中入り前の松鯉先生「太田道灌伝 山吹のいましめ」 落語でなじみの「道灌」ですが、講談ではその後の道灌の立ち振る舞いを和歌を織り交ぜて、濃密で有意義な逸話として講釈されます。

中入り後は「太閤記 長短槍合戦」を真紅さんが講釈し、これから・・・・・・・・・・で、またまた切れ場(おいおい、またかよ!! ・・・と前のめりに。そのあとどうなるの)

そして愛山先生が“りっぱな講釈”(実録)「小松の嫁入り」をおもしろおかしくやった後・・・ご本人登壇!!

阿久鯉先生「慶安太平記 楠木不伝闇討ち」

悪党・悪女を演じたら阿久鯉先生しかいないじゃないですか・・・。

今回も脇腹へ刀をズブりと・・・(うわぁぁぁ)釈台からのりだしてやってくれます。もう痛快そのもの、おもしろい!!

長い長い講釈「慶安太平記」の逸話ですが、さあこのあとどうなるんだぁ・・・もっと聴きたい!!

コメント
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