哲ノート

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石岡瑛子展 -東京都現代美術館-

2021-01-13 01:00:55 | ちょっとそこまで。
昨年まで数年リニューアルのため休館していた、MOT 東京都現代美術館に・・・

「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」

アートディレクター・デザイナーとして日本のみならず海外でも活躍した、石岡瑛子氏の足跡をたどる回顧展が注目の中現代美術館で行われています。

 

さまざまな分野でクリエイターとしての仕事として、広告から始まり映画・イベント・クリエイトと多岐多様にわたる作品が「美術」としての価値だけではなく、カルチャー・思想・流行・時代背景に大きく影響を与えています。

自分も含め巷の人たちは「石岡瑛子」という名を知らなくとも、キャッチィーでインパクトある彼女の作品をかならずや目にしているほど人です。

   

展示場内では「資生堂の仕事」「POWER NOW」「パルコの仕事」「角川書店の仕事」といった広告POPの作品群では「資生堂ビューティーケイク 前田美波里」「パルコ 沢田研二の裸体ポスター」なんてなつかしいものが・・・。

ニューヨークに拠点を移してからは「マイルス・ディヴィスのジャケット写真」や映画・オペラでの衣装デザイン・美術監督を務め、シルク・ドゥ・ソレイユの衣装、北京オリンピック開会式のコスチュームデザイナーなど

その作品・仕事はアカデミー賞・グラミー賞受賞という評価を得て、まさしく多岐にわたる活動は世界的なものになっていきます。

   

ただこんなに大きな仕事をしていますが、あまり媒体に露出しなかったせいか、彼女の名声はあまり知られていません。

もちろんデザイナーなど仕事の面では知らない人はいないほどの人物ですが、一般の人はその作品は目に焼き付いていても、「だれが・・・」というくらいです。

自分もどこかで聞いた名前くらいなもんで、この展示会で見た彼女の作品たちを見て改めて認識した次第です。「あのポスターこのポスター…」「オリンピックのコスチューム」なんて思いもつきませんでした。



没後9年経ちますが、もっともっと「注目される人物」もっともっと「知られて当たり前の人物」であったことには間違いありません。そのくらいワールドワイドなデザイナー・クリエイターであったわけですから。

(作品画像は MOT 東京都現代美術館 HPより抜粋)

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