哲ノート

gentle heart!! ヤサシイココロ・オトナノココロ

カシミヤ

2008-01-10 18:49:30 | 環境問題のこと
寒いです。(冬だから当たり前!!)

今日はヘェ~という話を聞きました。
「カシミヤ」のセーター。薄手だけど暖かいですよね。昔、「カシミヤ」というとそれだけで高級衣料のような雰囲気がありましたが、今ではもう当たり前のような存在です。この「カシミヤ」が問題だというのです。

インド北部のカシミール地方に生息するカシミヤ山羊(やぎ)の毛をセーターなどに加工したものが、いわゆる「カシミヤ」だそうです。そこに近い中国が自由経済になったことで安価に大量に生産(飼育)されるようになり、日本などの特にブランド志向の高い国々へどんどん輸出されるようになったとの事。  

羊の「ウール」と比べられますが、羊と山羊で大きな違いがあるというのです。

羊と山羊はともに草食動物ですが、山羊は草の根っこまで引きちぎりながらすべて食べてしまうそうです。もともと遊牧する動物ですから草原から草原へと移動してゆけばいいのですが、草の根も残らない元の草原だったところはどうなるか・・・砂漠になってしまうしかありません。

豊かな消費生活(地球のなかで人間だけが楽しんでいるだけの)が続く限り、この連鎖状態は続くのではないでしょうか。砂漠化によって多少なりの二酸化炭素吸収力が減り、砂漠化による気温上昇も相まって「温暖化」の一因となりうるはずです。

だからって、と思うのが現状です。どうしろっていってもどうにもならない事かもしれませんが、このような現状を少しでも頭に入れておいてもいいかなと思いました。

※写真の「やぎ」さんには何の悪意もありません。ゴメンナサイ。
コメント
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