独り居の充実ライフを求めて!

ご訪問を頂きまして有り難うございます

短歌教室 ~ いちはら吟行会 ~

2008年11月27日 20時52分12秒 | 短歌

平成20年11月26日 (第4水)短歌教室「洸の会」は千葉県市原市に場所を移して吟行会を行いました。
先師 土屋正夫先生 のご生家をお訪ねしてお庭に遺された記念碑、書斎、蔵書部屋、遺品などを懐かしく拝見させていただく機会に恵まれました。
又、菩提寺に寄進された 「御手洗」みたらし) に刻まれました御歌見学からお墓にお香を手向け、歌が上手になりますように申し上げました墓参となりました。
    
【 行 程 】 市原市 「五井駅」 下車。 
1.「更級通り」 に京に向かって旅立つ姿の 「更級日記 作者 菅原孝標(たかすえ)の女(むすめ)の像」 見学。
 
2.法光寺 (先生のお宅の菩提寺) ・ 「御手洗の御歌」 見学


「御手洗」(みたらし) は、14年間努められました壇家総代を辞する記念の寄進と伺いました。
刻まれてありましたお歌と共に先生の素晴らしい筆跡にも一同感激致しました。
   先生のお歌  梔子のしろたへの花胸中のあかりとなして眠りをぞ待つ  正夫 
3.墓 参
墓所は菩提寺から少し離れた所でしたが、お日さまが燦々と輝き、土屋先生をお守りしていらっしゃるかのように存じました。
墓誌に刻まれてありますご戒名は 「御手洗」 に刻まれたお歌に因みましたこと鶴岡先生にお伺い致しました。 
ご戒名は  梔 明 院 賦 道 日 正 居 士   合掌
     
                 墓参を済ませて
4.ご自宅訪問
先ずお庭の歌碑を拝見させていただきました。
樹木の影が入って先生のお歌をきちんとご紹介できませんが、お庭の檀(まゆみ)の実を食べに来た小椋鳥の様子を詠まれたそうです。
裏面に刻まれた先生のご功績に一同惜しみない大きな  を贈らせていただきました
   
歌碑  檀の実にふた朝をきてのち見ざる小椋鳥とほくわたりをるべし 正夫   
5.歌 会  於 房総万華園 (昼食)             
          
               K様 お誕生日おめでとうございま  す
       
ご案内役の地元のお方に素敵なお店をご紹介いただきました。
当日は「洸の会」の一番先輩会員のK様がお元気に 歳のお誕生日を迎えられ、K様から  の「ウーロン茶」で乾杯を致しました。
K様お誕生日おめでとうございます。 ご健勝にて益々のご活躍を一同お祈り申し上げております。
 の「ウーロン茶」にちょっと  しましたが、ご馳走様でございました。美味しい昼食の後は、厳しくも楽しいお勉強会を致しました。
今月の入選歌 三首
    
やどりきりそひて黄菊白菊咲く小径花にかがみて香を深く吸ふ  KO様(お誕生日の方)
    悩み事語らふ若者の声聞くも振り向かずに信号まちをり     SA様 
    湯宿にて求めしラベンダーの快眠枕今宵はいかなる夢を運ぶか     S I様
6.国指定史跡 上総国分寺尼寺跡 見学
   よみがえる天平の甍 (いらか) ・ 今ひらく 天平の扉  
尼寺は寺域が全国で一番広く、発掘調査によって付属施設を含めた古代寺院の全貌が初めて明らかになった国分尼寺跡として、昭和 58年・ 61年 に遺跡の主要部が国の
史跡に指定されました。

平成 5年度 には、文化庁の 「ふるさと歴史の広場」 事業として建設した 「復元中門」 と展示館を公開。
平成 9年度 には 「復元回廊」 を公開しました。 (以上パンフレットより) 
         
               
             復元回廊                       寺名を墨書した土器
  
            復元中門                     瓦を積み上げた 「瓦台」
以上の写真はパンフレットより頂きました。
詳しくはこちらへ http://www.rizardon.com/~nakai/kokubuniji.htm                                 

   
   
7.山倉ダム周囲のドライブを楽しみました

山倉ダムの由来  
 昭和30年代 (1955-1964) に、高度成長を支える企業群の誘致策として京葉臨海コンビナートが造成され、山倉ダムは工業用水道の安定 供給源として、千葉県工業用水部
 により昭和37年着工、建設された。

 養老川 (流路延長75.0km,流域面積245.9k㎡,) の、西広取水場 (西広堰上流) から揚水し、貯水。
 流末は、2km下流の郡本浄水場で工業用水処理がなされ埋設管路により、京葉臨海コンビナート(市原市八幡海岸通り・五井海岸・五井南海岸・千種海岸・姉崎海岸に立地
 する企業と、袖ケ浦市北袖に立地する企業) へ、配水されている。

以上、写真と解説は http://lake-champ.com/seacret0077.htm よりいただきました。
8.国指定史跡 上総国分寺跡 見学
 国分寺の建立 (パンフレットより転載)
 国分寺は、今から 1250年 ほど前、聖武天皇の詔によって、国の平和と繁栄を祈るために全国60カ所 余りに建てられた僧寺と尼寺からなる国立寺院で、地方の仏教や
 文化の中心となりました。

 上総国分寺はその中でも規模が大きく、伽藍も良く整った代表的な国分寺といわれています。
                                 

          上総国分寺正門                    「上総国分寺跡」 の石碑  
 
             仁王門                  薬師堂厨子         将 門 塔
                                (市原市指定文化財)    (市原市指定文化財)

      国分寺薬師堂 (市原市指定文化財)            薬師堂天井画 (羯鼓を奏する飛天)
に恵まれた晩秋の一日、先輩お二方のご案内を頂きながら土屋先生の墓参を初め、先生のご自宅訪問に書斎、お庭に遺されました歌碑など、直接目に触れることが
出来ました事は生涯佳き思い出として心に刻まれる事と存じます。

又貴重な施設の見学も念願が叶い、有意義な「いちはら吟行会」が実施されましたこと、鶴岡先生を初め、ドライブを兼ねた素晴らしいご案内を頂きましたお二方様共々
御礼を申し上げます。
  
                                 

コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日本遺族通信 11月の九段短歌 | トップ | 未歩ちゃん 1歳3ヶ月 園... »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
書斎訪問 (matsubara)
2008-11-28 12:38:04
市原市が更級日記と関連のある土地とは存じませんでした。とてもいい一日を過されましたね。
土屋先生の書斎まで訪問されたとは・・・私もこの秋高嶺創立者の早川先生の書斎を訪れたことを思い出しました。とてもいい刺激になりましたので・・・
返信する
深い (シャボンダマ)
2008-11-28 14:44:11
 読ませていただいても無知さが思い知らされます。
俳句をかじって、苦労しましたので、感服です。 
 
 木更津は蘇我からの乗車になります。
お天気にナーレですね。
返信する
matsubaraさま (oko)
2008-11-29 03:29:44
お訪ねいただきまして有り難うございます。
おかげさまでお天気に恵まれホット致しました。
素晴らしい先輩会員のご案内に皆さん満足の吟行会となりました。
これから日本一大きな尼寺などのご紹介もしたく存じます。
返信する
シャボンダマさま (oko)
2008-11-29 03:38:29
お訪ねいただきまして有り難うございます。
俳句を学ばれていらっしゃるとは凄いですね。
今度、作品を拝見させてくださいませ。

市原市は広いですね。
皆さんの笑顔を頂き責任が果たせたように楽しい散策でした。
返信する
Unknown (tsuruoka)
2008-12-05 17:12:29
市原は私達の生まれ育ったところです。重田さんは新堀
私は山倉に生家があります。

近くてもなかなかゆっくり帰ることは出来ませんが、地元にいる人達が声をかけて下さるので 先日のようにときどき出かけるのが楽しみです。
なつかしいことばを聞きながら、お手製のご馳走、時間の経つのがとても早いです。

寒くなったり 暖かかったり、感染症に気をつけましょう!
返信する
tsuruokaさま (oko)
2008-12-05 22:14:29
今晩は。
先日は豪華な同窓会に羨ましく存じ、又お目もじにビックリ、嬉しゅうございました。

この度、お天気に恵まれ、地元の男性会員、神代と国分寺台にお住まいのお方のご案内に楽しい旅となりました。
重田さんが、土屋先生のご近所と伺っておりましたので懐かしく存じました。
tsuruokaさまはあの山倉ダムで有名な所でしたか。
子供の国が近くですね。
初めてのいちはら散策でした。
ご案内いただきましたお二方様にもこのブログを印刷してお届けしましたがとても喜んでいただきました。
今年も残り少なくなりました。どうぞご自愛下さいませ。
返信する

コメントを投稿

短歌」カテゴリの最新記事