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喫茶去

徒然に、日々の生活を書き留めたいと思います。喫茶去、まあ、お茶でも飲んで、のんびりしていって。

五筆和尚

2018-04-01 | 知多四国

年弘法で五つの筆を持った弘法大師(この時は空海)を紹介したけど、




「高野大師行状図画-五筆和尚(空海)、白鶴美術館蔵」

31歳で遣唐使に選ばれて唐に渡った空海が
あるとき皇帝から宮中の壁に五行詩を書くことを命じられ、
宮中に上がった空海は、何を思ったか
両手と両足に筆を持ち、さらに口にも筆をくわえ、
壁に向かって座り、五本の筆を同時に動かして
いっきに五行詩を書いたそう。
そこで皇帝は、空海に「五筆和尚」という名を賜ったと。

五筆とは五本の筆で同時に書いたという意味ではなく
楷書・行書・草書・隷書・篆書の五種類の書体に通じていた。
という説もあるようだ。
どちらにしても、すごい

余談だけど、嵯峨天皇・橘逸勢(たちばなのはやなり)とならぶ
「三筆」のひとりだそう。
隣の市の春日井出身と言われている
小野道風が「三筆」に入っているかなと思ったら、
藤原佐理・藤原行成と合せて「三跡」と称されていて、
「三筆」は9世紀、「三跡」は10世紀の人物だそう。


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