なんて素敵な本だろう。
「旅をする木」を読み進めている。
「ミチオ、雨が降るときは降る。止むときは止む」(インディアンの友人の言葉)
「人の心はなんて深くそして浅いのだろう。でもその浅さで生きていけるのかもしれない」
「人はどうしようもなく時代とともに生きている」
書き留めておきたい言葉がたくさんある。
太古の昔、世界に意味などなく意味のない世界があるだけだった。
生命が誕生してからは、いかに生き延びれるか繁殖できるかが意味のあることだったのだろう。
生命の基本はそこなのだと今更ながら思う。
星野さんが綴るエスキモーやインディアンの自然観、人生観、生活様式はシンプルでとても豊かだ。
本を読む私の部屋の窓の外には隣の屋根が見えるだけ。
しかし、同じ時間を同じ空の下で生きている何十億の人の人生、そして動植物の営みがある。
星野さんの言う誰かの「もう一つの時間」が、私の時間とともに流れている。
その不思議さ、交わることができない哀しさ。
隣の家の家族の今日のこともわからない。
ラグビーのテレビ中継を観ている夫が何を考えているのかも分かってない気がする。
共に同じ時間を生きるとはどういうことなんだろうと思ったりする。
「旅をする木」を読み進めている。
「ミチオ、雨が降るときは降る。止むときは止む」(インディアンの友人の言葉)
「人の心はなんて深くそして浅いのだろう。でもその浅さで生きていけるのかもしれない」
「人はどうしようもなく時代とともに生きている」
書き留めておきたい言葉がたくさんある。
太古の昔、世界に意味などなく意味のない世界があるだけだった。
生命が誕生してからは、いかに生き延びれるか繁殖できるかが意味のあることだったのだろう。
生命の基本はそこなのだと今更ながら思う。
星野さんが綴るエスキモーやインディアンの自然観、人生観、生活様式はシンプルでとても豊かだ。
本を読む私の部屋の窓の外には隣の屋根が見えるだけ。
しかし、同じ時間を同じ空の下で生きている何十億の人の人生、そして動植物の営みがある。
星野さんの言う誰かの「もう一つの時間」が、私の時間とともに流れている。
その不思議さ、交わることができない哀しさ。
隣の家の家族の今日のこともわからない。
ラグビーのテレビ中継を観ている夫が何を考えているのかも分かってない気がする。
共に同じ時間を生きるとはどういうことなんだろうと思ったりする。
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