「まつしたなお・・まつたかこ・・まつしたゆき・・」
夫が、松のつく女優の名前を思い出しながら、忘れてないか確認しながら唱えています。
お互いに64歳になり、記憶を補いながら会話しています。
その夫の主夫力の向上目覚ましく、作れないものはないです。
おでんの人参の切り方が小さいとか、片栗粉のトロミが固いとか、アレっと思うことはありますが、まあ上達が早い。
先日、私がスーパーで買い物していたら、近所の人から「あら、おさんどんするんですか?」と不思議がられました。
近所では我が家はごはんを全部夫が作っていることになっているのでしょう。
「今日は仕事が休みなので、おさんどんさせていただいております。オホホ」と答えました。
私が休みの日は夫の休日です。
私の休日はないじゃないの? という素朴な疑問はあるものの、世の中一般の女性から見たら恵まれていることは否めません。
私にとっては、疲れるけど今が丁度いい感じです。
でも、夫は少し引け目を感じて働いていないことが大分ストレスになってきているようです。
経済面はもちろんですが、やっぱり、承認欲求が満たされないのでしょう。
でも、自分で考えてねって感じです。
私も、考えて考えて働くことにしたのだし、と思っています。