夫が地域の防災を学ぶ研修を受けてきて、なにやら意気込んでいます。
私の話はあまり聞かないのに、自分の話したいことは盛んに話して聞かせる、これ如何に。
それはさておき、防災への取り組みが大切なのは承知しているので話につきあいました。
話が大体終わり、地域住民の防災意識を高めるには、まず、自分の家の防災対策をしようということになりました。
まず、片付けだねと片付けに取り掛かりました。
災害対策は防災グッズをそろえるだけではなく、物を減らしておくことが先だと思います。
災害の時、物は凶器にもなりえます。
災害は避けられないけれども、生活に必要なものしか置いていなければ、災害後の片付けも生活再建も楽なはず。
もしもの時のために物を貯めるのではなく、もしもの時のために物を減らしておきたいと。
それは終活にも通じていて、よく雑誌で特集しているように徐々に生活をダウンサイジングしてミニマルな生活に切り替えていきたいものだと思っています。
元気なうちに家を軽くしたい、私たち世代の共通の思いかな。
体力や経済力に見合った生活をするには荷物は軽いほうがいいです。
暮らし方や冠婚葬祭のやり方が様変わりし、昔使った何十ものお膳や漆器類、布団、座布団はもう無用の長物となりました。
もったいないけど、どうしようもないことです。
しかしながら、戦中戦後の窮乏生活を経験した今の高齢者は物への執着があるので簡単には片付けられません。
ということで、なかなか核心に切り込む片付けはできず、いつも使っている食器棚を整理して今日は終了したのでした。