らいふ

日々の想いと暮らしの足跡。

偏見とカンチガイと暴言から学ぶ

2024-04-03 11:19:10 | 生き方・考え方
今朝、静岡県知事が辞意を表明したとのことですね。
「野菜を売ったり、牛を飼ったり、物を作ったりしている人と違って皆さんは知性が高い」という祝辞での失言には私も啞然としました。
「あんな祝辞を聞かされた静岡県庁の新職員は気の毒だな」と夫に言ったら、夫は「いや、相当数の新職員が頷いて聞いたと思うよ」と返しました。
なるほど、そうかも。
確かに学力の高い人がすごい倍率の試験に合格しているのですから、優越感を持っている職員もいて、知事の言葉に頷いて聞いた職員もゼロではないでしょう。
そのような新職員にとって、世の中の非難によって、あの言葉はかなりヤバイことだと初日に教えられたことになり、見方を変えれば最高の祝辞だったのかもしれません。
生まれつき偏見がない人なんていないのだし、こうして偏見やカンチガイや思い上がりが正されていくのだと思います。
私だって、いろいろ偏見があったな、LGBTQとかね、今は大丈夫。
カンチガイを正して謙虚になる過程が人生だ(大袈裟ですけど)

昔の職場に、今だったらパワハラで一発アウトの暴言を吐く医師が数々いました。
紹介できる範囲で言えば、胃に入っている管を患者さんから抜かれてしまい報告したときのことです。
医師から「抜かれねえようにするのが、テメエらの仕事だろ!!」と言われました。(ま、これくらいは暴言レベル1)
言われたときはムカ~っとしました。
でも、「テメエらの仕事」・・・その通りなんですよね。
むしろテメエらの仕事だと認めてくれているんだとちょっと感心したりして。
イヤなことを言われても、その中に少し本当のことが含まれていたりするんですよね。
そこがちょっと悔しいところ。
その先生、看護師全員を敵に回したことになり師長からにらまれて、ちょっと反省した様子でナースステーションを出ていったのが可笑しかった。
あの先生、嫌いじゃなかったな、元気かな~。

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