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クルマに関する妄想集(+その他のことも少し)

ボリュームのある尻が好き

2008年11月03日 19時04分50秒 | Weblog
前回の記事でADバンのことを書いたからというわけではないけれど、カルディナバンの写真が撮れたこともあり、このクルマについて今日は書いてみたい。

このクルマは僕が高校生のときに世に出たのだが、そのときから、商用車の割に良いスタイルを持っていると思っていた。ワゴン仕様も悪くないが、バン仕様の方がデザインのおもしろさがそのまま活きているので好みだ。個人的に、この角度はカルディナのベストアングルだと思っている。

ワゴン/バンのデザインにおいて、荷室部分をどう見せるかは、いうまでもなくデザイナーの腕の見せどころな訳だけれど、このクルマの場合は、サイドウインドゥグラフィックに工夫をこらして、荷室部分をボリュームのあるマスとしてわざと強調しているところがおもしろい。アウディのアヴァントやアコードワゴンと比べると、ワゴンらしさをうまく訴求するデザインだ。ワゴンやハッチバックなどの、ハッチゲートを持つクルマはそのリアビューがデザインの成否を決めるけれど、このクルマはトヨタのハッチゲートデザインの中でも相当上に位置づけられる作品だと思う。

カルディナバンは、その10年のモデルライフのなかで(なにげに長寿モデル)、インパネだけを全とっかえというイベントを経験している。僕は、初期型の有機的な曲線が特徴的なインパネのほうが好きなんだけれど、写真のクルマは「プレミオ」のサブネームがついたT210系コロナからもらった、直線基調のインパネを備えた後期型だった。
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