写真は、L20型トヨタ・ターセルのUS仕様である。このクルマも、US仕様としての奥目ライト顔を与えられており、80年代のアメリカ車の流行にぬかりなく乗っている。僕はターセル/コルサ/カローラⅡ兄弟が好きで、初代から最終型の5代目まで一貫して注目してきた者だが、L20型にこのような第2の顔があることは、遅ればせながら最近知った。
規格サイズの角型ヘッドライトを奥まった位置に配することでアメリカンな感じが醸し出されるのか、それとも、多くのクルマがそうすることで、このデザイン様式が80年代アメリカ車の流行となったのか、どちらなんだろう? 普通に考えれば後者のような気がするけれど、僕はあえて前者を支持したいと思う。規格品のヘッドライトでも、ちょっと奥まった位置に配置することで、がぜん味わい深い表情になるじゃないか…というコロンブスの卵的な発想に基づいたプラグマティズムにアメリカを感じるからだ。
広大なアメリカのことだから、80年代当時は補修部品としての異形ヘッドライトがタイムリーに大量供給できず、結果的に規格サイズのヘッドライトを工夫して使った、というだけなのかもしれない。けれど、それでもこのデザイン様式からは、細かいことにはこだわらない、のどかで大陸的な、しかし、もはや過ぎ去ってしまった80年代のUSクルマ文化を感じずにはいられない。
P.S. アメリカンな顔つき(という印象)を形成する要因として、大きく突き出たUSサイズのバンパーもあるかもしれない。
規格サイズの角型ヘッドライトを奥まった位置に配することでアメリカンな感じが醸し出されるのか、それとも、多くのクルマがそうすることで、このデザイン様式が80年代アメリカ車の流行となったのか、どちらなんだろう? 普通に考えれば後者のような気がするけれど、僕はあえて前者を支持したいと思う。規格品のヘッドライトでも、ちょっと奥まった位置に配置することで、がぜん味わい深い表情になるじゃないか…というコロンブスの卵的な発想に基づいたプラグマティズムにアメリカを感じるからだ。
広大なアメリカのことだから、80年代当時は補修部品としての異形ヘッドライトがタイムリーに大量供給できず、結果的に規格サイズのヘッドライトを工夫して使った、というだけなのかもしれない。けれど、それでもこのデザイン様式からは、細かいことにはこだわらない、のどかで大陸的な、しかし、もはや過ぎ去ってしまった80年代のUSクルマ文化を感じずにはいられない。
P.S. アメリカンな顔つき(という印象)を形成する要因として、大きく突き出たUSサイズのバンパーもあるかもしれない。
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