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クルマに関する妄想集(+その他のことも少し)

コロナ・クーペとの邂逅 (または、最下級グレードの世界①)

2008年06月17日 00時43分57秒 | Weblog
このクルマがなんなのか、すぐに分かる人はそう多くはないだろう。すぐに分かる人は、他を圧倒する日本車おたくである。答えは、コロナ・クーペ(AT/ST160)。1985年に登場した、「流面形」セリカのノッチバック版である。

この写真の車両は、鉄ちんホイール+センターキャップの組み合わせから推測するに、おそらく最下級グレードの1.8GXだと思われる。「最下級グレードおたく」なるジャンルがこの世にあるかどうかは知らないが、僕はまさにその最下級グレード大好き男なので、このグレードとの出会いを神に感謝した記憶がある。(余談だが、80年代のクルマにおける最下級グレードは、モール類が省略されていたり、鉄ちんホイールむきだしだったりして、一目でそれとわかる外観をしていたものだ。ところが、近年の最下級グレードの外観は、中級あたりのそれとなんら選ぶところがなく、とても残念だ。)

僕が自宅近くでこのクルマを撮影したのは2003年ごろだったと思うが、それ以来、路上で見かけたことは一度もない。ウェブ上では、車名で検索すればまあまあの数がヒットするけれど、このグレードをReferしたものにはお目にかかったことがない。おそらくこの先もそうだろう。

ちなみに、北米ではこのボディにセリカのリトラクタブルヘッドライトを備えた仕様が販売されていたはずなのだが、その写真もついぞ目にしたことがない。
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