Open your eyes

クルマに関する妄想集(+その他のことも少し)

コンスタンティン

2005年05月08日 15時46分59秒 | Weblog
一昨日、ふと思い立って「コンスタンティン」を観た。
賛否両論なのは知っていた。先に観たTがぼろくそにけなしていたのも。それでも、1作目の「マトリックス」を観たときの、体の中から沸いてくる興奮を忘れられない僕は、かすかな期待を抱きつつ、でもガッカリさせられてもいいように心の準備をして観にいった。

心の準備をしといてよかった。

キアヌは、その激しいなで肩をのぞけば存外にカッコよかった。でも、ストーリー全体に漂う宗教色がやや鼻につき、キリスト教についての素養に乏しい僕にはあまり楽しめるものではなかった。これでも、高校-大学とキリスト教系の学校だったんだけどね。

マトリックスがあれほど僕を夢中にさせたのは(あくまで1作目)、僕が今よりもスレてなかったことと、やはり、その適度に複雑で斬新な世界観、およびエージェント・スミスというきわめて魅力的な悪役の存在が大きかったように思われる。
ヒーローのストーリーには、主人公と同じか、それ以上にイカす悪役が不可欠だ。ヒューゴ・ウィービングが演じたエージェント・スミスは、そう呼ばれる資格があると思う。あの細身の黒いスーツとサングラス、カッコよかったなあ。「コンスタンティン」にはそうした要素が欠けていて残念。レイチェル・ワイズは素敵だったけど。
コメント
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