牧師雑感

聖書のことばを中心に毎日の出来事を書いています。

風評被害

2011-05-28 09:14:50 | Weblog
風評被害という言葉がよくつかわれています。

 3月11日午後、東日本を襲った大地震と大津波、さらに福島原発放射能漏れなど大震災。あれから2ケ月半も過ぎましたが。被災地の復興もままならず、原発事故は予測不能の状態です。

 風評被害とは、根拠のない噂のために受ける被害のことを言います。事件や事故が発生した際に、不適切な報道がなされたために、それが事実でなくてもあたかも事実のように信じ込んでしまうことです。

 特に、福島原発事故で放射能漏れが報道され 避難地域の野菜や魚などその食品そのものが危険であるとの報道のために、福島県ないの農産物やその他の食品も汚染されているという風評被害のため売れなくなってしまいます。

 その風評被害は国内だけでなく全世界に拡大し、農産物だけでなく日本製品のすべてにまで及んでいると思われ、また日本への海外からの観光客が減少していると言う報道です。

 中国の首相や韓国大統領が福島県を訪問し、風評被害で売れなくなた農産物を食べて、大丈夫ですとにこにこ笑って安全をアッピールしていました。
 
 特に放射能はいまではなく数年後に被害が出てくる可能性もあり、速やかに福島原発廃止を決定する方が早道だと思います。

 風評被害をなくする為には、原発に対する明確な情報が発表されることです。東電はもちろん、政府発表もふかしたかで、毎日の報道もあやふやで、放射能の専門家の意見のまちまち、評論家たちは避難するだけ、インターネットの世界には情報があふれ、風評被害は広がるばかりの今日この頃です。

 イエス様は、「あなたがたは真理を知り、真理はあなたがたを自由にします。」と言われました。

 今、風雨被害を防ぐためには、政府が真実を発言することです。それは科学者たちも同じで、何よりも報道機関が真っ直ぐな情報を提供することだと思います。

 また、聞く者もあまり風評に惑わされず、落ち着いた生活を心がけていくことです。そんなこと分かっていると怒られそうですが、やはり心の平安をしっかり持ちことです。

テサロニケ人への手紙

5:1 兄弟たち。それらがいつなのか、またどういう時かについては、あなたがたは私たちに書いてもらう必要がありません。

5:2 主の日が夜中の盗人のように来るということは、あなたがた自身がよく承知しているからです。

5:3 人々が「平和だ。安全だ。」と言っているそのようなときに、突如として滅びが彼らに襲いかかります。ちょうど妊婦に産みの苦しみが臨むようなもので、それをのがれることは決してできません。

5:4 しかし、兄弟たち。あなたがたは暗やみの中にはいないのですから、その日が、盗人のようにあなたがたを襲うことはありません。

5:5 あなたがたはみな、光の子ども、昼の子どもだからです。私たちは、夜や暗やみの者ではありません。

5:6 ですから、ほかの人々のように眠っていないで、目をさまして、慎み深くしていましょう。

5:7 眠る者は夜眠り、酔う者は夜酔うからです。

5:8 しかし、私たちは昼の者なので、信仰と愛を胸当てとして着け、救いの望みをかぶととしてかぶって、慎み深くしていましょう。

5:9 神は、私たちが御怒りに会うようにお定めになったのではなく、主イエス・キリストにあって救いを得るようにお定めになったからです。

5:10 主が私たちのために死んでくださったのは、私たちが、目ざめていても、眠っていても、主とともに生きるためです。

5:11 ですから、あなたがたは、今しているとおり、互いに励まし合い、互いに徳を高め合いなさい。