牧師雑感

聖書のことばを中心に毎日の出来事を書いています。

いつも幸せに生きる秘訣

2010-06-06 08:14:43 | Weblog
幸いとは、その人にとって望ましく、ありがたいこと。また、そのさま。しあわせ。幸福のことと辞書にあります。

 使い方の例としては、「不幸中の幸い」「君たちの未来に幸あれと祈る」「御笑納いただければ幸いです」など。

 日本的な表現では運のいいさま。また、都合のいいさま。「幸いなことに明日は休みだ」

 また (「さいわいに」の形で)そうしていただければしあわせだと人に頼む気持ちを表す。どうぞ。なにとぞ。

[副]運よく。都合よく。幸せにも。「幸いに命だけは助かった」「幸いと事はうまく運んだ」

  
 カール・ブッセ(上田敏訳)山のあなたはの詩は有名で、幸せを求め続けても得られない姿を描いています。

  山のあなたの空遠く幸(さいはひ)住むと人のいふ。

  噫(ああ)、われひとと尋(と)めゆきて、涙さしぐみ、かへりきぬ。

  山のあなたになほ遠く幸(さいはひ)住むと人のいふ。

 少年の日に虹の根元には宝(金銀財宝)があると聞き、一生懸命山や谷を歩いたけれども、いつもまにか虹は消えてしまいがっかりしたこともあり、カール・ブッセの詩を読みその通りだと思いました。

 有名な童話に蒼い鳥があります。チルチルとミチルは蒼い鳥を見つけると幸せになると聞かされ旅に出ます。探して探して最後には青い鳥が見つかったというハッピーエンドで終わる話です。
 青い鳥は身近なところにいたという話を「幸せは身近なところにある。だから、その身近にある日々の幸せを大切にしよう」と教えているようです。

  しかし、メーテルリンクの青い鳥の原作では、家にいた青い鳥も結局逃げてどこかへ行ってしまうところで話が終わります。

 結局は幸せとは非現実的な空想であり、理想に過ぎないという悲しさを表現しているようです。

 現実に幸せを体験するには、信じる気持ちを変えるだけで良いのです。

 幸せは神様から与えられた祝福された状態で、どんなときも幸せ、人が不幸せと思っても
やっぱり幸せ、絶対的な祝福の事であり、どんな現実であってもいつでも幸せに生きることです。

 そのまことの幸せを信じられた時に、幸せだ、不幸だという相対的な、いわば「幸せ地獄」から抜け出すことができるのです。

 今日もまた天国の一日です!と目覚めとともに告白し、新しい日を迎えています。そして、同時に詩篇を口ずさみます。

 幸いなことよ。悪者のはかりごとに歩まず、罪人の道に立たず、あざける者の座に着かなかった、その人。

まことに、その人は主のおしえを喜びとし、昼も夜もそのおしえを口ずさむ。

その人は、水路のそばに植わった木のようだ。時が来ると実がなり、その葉は枯れない。その人は、何をしても栄える。(新改訳;1:1-3)

 いかに幸いなことか/神に逆らう者の計らいに従って歩まず/罪ある者の道にとどまらず/傲慢な者と共に座らず

 主の教えを愛し/その教えを昼も夜も口ずさむ人。

 その人は流れのほとりに植えられた木。ときが巡り来れば実を結び/葉もしおれることがない。その人のすることはすべて、繁栄をもたらす。(新共同訳;1:1-3)

 真の正しさは、神のよって義と認められた幸いです。「そして自分から十字架の上で、私たちの罪をその身に負われました。それは、私たちが罪を離れ、義のために生きるためです。キリストの打ち傷のゆえに、あなたがたは、いやされたのです」(ペテロ第一2:24)

 「生まれたばかりの乳飲み子のように、純粋な、みことばの乳を慕い求めなさい。それによって成長し、救いを得るためです」(ペテロ第一2:2)とあるよううに、生きていて力がある神の言葉=聖書のことばを昼も夜も口ずさむことです。

 「人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばによる」(マタイ4:4)と書いてあるように、神の言葉を栄養として絶対的な幸せを味わうことができるのです。

 そのような人は、何をしても栄える、繁栄する人生を感謝しつつ、今日もまた天国の一日ですと、どんなときにも祝福される人生を約束されています。

その人は何をしても繁栄する!栄える!成功する!成幸
 流れのほとりの木のようだ
 時がくると実がなりその葉は枯れない。

 主に信頼し、主を頼みとする者に祝福があるように。その人は、水のほとりに植わった木のように、流れのほとりに根を伸ばし、暑さが来ても暑さを知らず、葉は茂って、日照りの年にも心配なく、いつまでも実をみのらせる。(エレミヤ17:7-8)

 主は絶えず、あなたを導いて、焼けつく土地でも、あなたの思いを満たし、あなたの骨を強くする。あなたは、潤された園のようになり、水のかれない源のようになる。(イザヤ58:11)

 イエス様の有名な約束が今日現実となるのです。アーメン。信じます。ありがとうございます。幸せです。感謝します。


山上の垂訓
マタイの福音書5:2 そこで、イエスは口を開き、彼らに教えて、言われた。
5:3 「心の貧しい者は幸いです。天の御国はその人のものだからです。
5:4 悲しむ者は幸いです。その人は慰められるからです。
5:5 柔和な者は幸いです。その人は地を相続するからです。
5:6 義に飢え渇いている者は幸いです。その人は満ち足りるからです。
5:7 あわれみ深い者は幸いです。その人はあわれみを受けるからです。
5:8 心のきよい者は幸いです。その人は神を見るからです。
5:9 平和をつくる者は幸いです。その人は神の子どもと呼ばれるからです。
5:10 義のために迫害されている者は幸いです。天の御国はその人のものだからです。
5:11 わたしのために、ののしられたり、迫害されたり、また、ありもしないことで悪口雑言を言われたりするとき、あなたがたは幸いです。
5:12 喜びなさい。喜びおどりなさい。天においてあなたがたの報いは大きいのだから。あなたがたより前に来た預言者たちも、そのように迫害されました。