早出勤務で、業務をこなしていくが、昼前からどんどん気温は上昇続ける。事務所より、冷房を点けよ、との連絡が入る。これだけ室温が高くなると、頭も舞う一方で、気力も定家氏ていくばかり。勤務を終えて帰宅すれば、かなり暑さが籠っている。台所の窓と、換気扇を回していたが暑い。
洗濯物を取り込みながら、自宅では冷房は未だ要らないが、衣類の調整が必要で、箪笥を引き出して着替える。ノースリーブが沢山あるので、悩みつつ黒にする。水遣りをしておこうと外に出れば涼しい。枇杷葉が繁っているので、爽やかな気分である。で、部屋に入ればクラクラする湿度に。
寝室とパソコンの部屋は、引き戸なので、先日レースの仕切を下げており開ける。すばるも、多少は機嫌を直して足元に。日中の気温の高さには、自動で作動しないので、点けて行くしかない。然し、今月一杯は我慢できないかと思うのだが、留守番をすることを思えば、可哀相でもあるのだ。
明日は、深川丼を作る。リエさんと一緒に食べた味が忘れられなくて、加えて日曜日の献立にも合いそうで、やってみることにした。出汁がたっぷりがいいかな?浅蜊は今が旬だが、これは砂を抜くので時間が掛かる。従って、栄養科に頼むことした。自分の弁当は、茗荷と蕗の散し寿しにする。
これからの時期には、茗荷は欠かせない。青紫蘇と赤紫蘇、茗荷を甘酢に漬けて散らすのも旨い。夏の時期には、さっぱりであっさりの物がいい。手巻き寿しも、そこにある材料で作るが、食欲のない季節には美味しい。無論、自分も口にはするが、歓んでくれるのもうれしい。江戸前鮨は最高。
なんだかんだと、他人さまのために作るのも、時には疲れることがある。通り一片の御世辞には付き合い切れない。自分の心の葛藤にも問題があり、厭な時には止めるのだが、リエさんの所にお邪魔すると、kazu君もご主人も、手際よく作ってくれ、申し訳ない想いになる。贅沢な居心地感謝。
夕日は、何故にもの悲しいのだろう。美しくあり、胸の中を絞めつけてくる。烏の声、お寺の鐘の音も。