枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

冷え込む・・・

2014年03月07日 | Weblog

 昨日は、啓蟄であった。菰焼きが済んだと言うに、何という寒さであろう。今年も早々と、天候不順が到来している。風邪を引いては、仕事ができないので、野菜をたっぷり戴く。葱と蕗の薹をご飯に乗せた。葱は咽喉に佳く、蕗の薹は旬の物なのだ。

 リエさんに送ったが、天麩羅にするとか。こちらは酢味噌和えです。どちらでも苦味が程好い。季節の食材を生かしての、料理をしたいもの。新鮮なことと、初物を戴くと、七十五日長生きできるとか。体の細胞が活性化して、エネルギーになるの。

 スーパーで売っている食材には、季節感がありません。確かに何でもあり、レーパートリーも増えるでしょう。歳を重ねていくと、たくさんの物は遠慮したい。自然からの贈り物で充分です。命の源が、そこに詰っている物だからです。ありがたいです。

 手間隙かけて作るのも、簡単に作るのも、時間的には変わりません。最初は不器用でも、慣れてくれば早くなります。要は段取りです。煮え難い物から火にかけ、冷めにくいように、或いは直ぐに食べられるよう作ればいい。手順を考えてしたいもの。

 介護の仕事だけではなく、どんなことにも、協力すること、援け合うことや分担はある。自分はどう動けば、相手の妨げにならないか、くらいは考えたい。何時ものことだが、何故かどんどん増える。頑張らないけど、厭な気分になってストレスが溜まる。

 研修に参加する。勤務の時間があって、途中参加になる。看取ることの意義。命を終えることへの哀悼。人間だけではない、生から死への旅立ちには、言葉にならない想いが絡まる。それでも生きてきたことへの感謝の念がなければ、往けないのか。

 父のことを、母のことを想いだす。フィルムを巻き戻すように、眼の前に広がる。逢えなかったのに、そこに居るような錯覚を起こす。いや、居たんだろう。魂の結びつきは、誰にも止められないのだ。両親の姿が、涙の向うに視えていた。成仏したの。

 晩秋の日に、日向ぼっこをしていた蛙。何か、指定席でもあるのか?同じ場所に、同じ蛙が陣取っているのも可笑しい。

コメント
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