サクラソウ科ヤブコウジ属。 常緑小低木。 林内に生育し、冬に赤い果実をつけ美しいので栽培もされる。以前はヤブコウジ科の種としていた。 正月の縁起物とされ、センリョウ(千両)やマンリョウ(万両)、カラタチバナ(百両)と並べて(十両)とも呼ばれる。 寄せ植えの素材として使われる。 日陰や寒さに強く栽培が容易なことから,観葉植物としても利用されている。 別名:ヤマタイバナ。 生薬:シキンギュウ「紫金牛」・回虫、ギョウチュウの駆除(虫下し)、のどの痬痬,慢性気管支炎の鎮咳、去痰に効果がある。 原産地(分布):日本の北海道南部(奥尻島)、本州、四国、九州に分布し、丘陵地,林内の木陰に普通に自生する。 海外では朝鮮半島、中国大陸、台湾に分布する。 斑入りなど変異株が江戸時代より選別され、古典園芸植物として栽培され、それらには品種名もつけられてきた。 現在40品種が保存されている。 開花期:7~8月。花は5弁の白または帯紅色で下向きにつける。 果実は10~11月に球形で赤く熟す(5~6㎜)。付いている実は造花です。 12月27日、12月30日の誕生花。 花言葉:「明日の幸福」、「ふくよかな愛」、「豊満な愛」
写真 ヤブコウジ(11月17日・花屋)