シソ(クマツヅラ)科ムラサキシキブ属。 落葉低木。 ムラサキシキブとコムラサキはよく似ていますが、ムラサキシキブは果実が葉の付け根あたりにつくのに対し、コムラサキは葉の付け根からやや離れた場所につきます。アバウトですが、ぱっと見て弓状に枝をしならせ、垂れそうに果実をびっしりつけるのが、コムラサキと思って間違いないと思います。 また、ムラサキシキブは枝が直立して果実のつき方がまばらです。 原産地:日本、、中国、台湾、朝鮮半島に分布し、樹高2~3mに成長する。 北海道~沖縄の山野に生える。 樹皮は灰褐色、はじめ細かい毛があるが、後に無毛、葉は対生、葉身は長さ6~13cm、幅2.5~6cmの長楕円形、先は尾状に尖り基部は狭いくさび形。 縁は細かい鋸歯がある。 両面とも無毛。 ムラサキシキブには変種が非常に多く、代表的なものには、白い実を付ける「シロシキブ」や、葉など全体に大型の「オオムラサキシキブ」があります。 コムラサキも白い実を付ける変種の「シラタマコシキブ」がありよく栽培されています。 開花期:6月~7月。 実は9月~12月。葉腋から集散花序を出し、薄紅紫の花をつける。 花冠は長さ3~5㎜、上部は4裂し裂片は平開する。オシベ4個、メシベ1個。 果実は核果で3mmほどの球形、紫色に熟す。 11月6日の誕生花。 花言葉:「愛され上手」、「上品」、「聡明」、「知性」。
写真 ムラサキシキブ(7月30日・自宅)
写真 ムラサキシキブ(7月30日・自宅)