悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

image348 フラメンコ三美神

2007-05-29 04:45:00 | images
2007-0529-yim348
title : tres bailarines del flamenco
yyyy/mm : 2007/05
memo : 何ごとにも言えるが、フラメンコも実に深い。
【写真】背景の「ほぼ黒」を「RGB #000000」にした。先日、室内で。ピンク枠は「秘めた情熱」。

短歌写真364 旅先の

2007-05-28 03:55:00 | 短歌写真
2007-0528-yts364
旅先のすはうの国のはぎなりて
筏蔓にぞみなつ思ほゆ   悠山人

○短歌写真、詠む。
○ブーゲンが明るく咲くのを見て、沖縄の旅が蘇った。「すはう」は、「周防」「蘇芳」、「萩」は「萩(市)」「萩(花)」、「筏蔓」の通名は「ブーゲンビレア」
。後半、あるいは「筏蔓にみなつぞ」か。
¶¶みな(南)つ=南の方角。southern direction。『古語辞典』見出し語にはないが、古代(上代)・中世の語法に従う。
□短写364 たびさきの すはうのくにの はぎなりて
        いかだかづらにぞ みなつおもほゆ
【写真】全面ガラスの明るい窓際で、葉脈がくっきりしている。暗部をわずか明るく、明部をやや暗くして、おとなし目に仕上げた。

image347 珊瑚樹

2007-05-28 03:50:00 | images
2007-0528-yim347
title : Viburnum awabuki
yyyy/mm : 2007/05
memo : 自宅の珊瑚樹は2mで留めてあるので、まだ蕾はない。しかし、まさに「照葉」樹なるを誇示している。
【写真】近くの図書館前で、きのう。
【memo】翌日、自宅のをよくみたら、裏側にいくつか蕾が出ていた。

短歌写真363 滝の音に

2007-05-27 03:55:00 | 短歌写真
2007-0527-yts363
滝の音に誘はれ見ればさはやかに
長門の宿や明けて離るる   悠山人

○短歌写真、詠む。
○素人芸とはいいながら、作歌で悩むことは多い
。前にも書いたけれど、「ね」か「おと」かも、その一つ。この発句のように、正調か破調か、三十一文字に収まるかどうかが、それによって決まる場合、やはり先人に倣うのが基本ではあろう。いずれにしても、辞書引きは欠かせない。
¶¶明けて離るる=終止形は「~離る」。すっかり夜が明ける。『古語辞典』見出し語では、「明け離る」。
□短写363 たきのねに さそはれみれば さはやかに
        ながとのやどや あけてはなるる
【写真】鯉・亀と同じ。蛇足ながら、鯉 carp(単複)、亀 tortoise(発音)は、中学校で教える、特別注意の英単語。

image346 絵文字?

2007-05-27 03:50:00 | images
2007-0527-yim346
title : letters?
yyyy/mm : 2007/05
memo : 若いころ、サンスクリット(漢字では「梵語」)も独学してみた。採算に至らないので、日本語版の本はかなり高価! この不可思議模様を見たとき、真っ先にそのサンスクリット文字(梵字)が、思い浮かんだ。後学ののために記録する。
【写真】足場が悪いので、こんな写真でも、引っぱる(望遠撮影する)。

image345 鯉に亀

2007-05-27 03:45:00 | images
2007-0527-yim345
title : tortoise&carp
yyyy/mm : 2007/05
memo : 「湯本」と付く温泉地は、全国各地にある。長門にも 湯本があるの おいでませ(悠山人)。中庭の滝池に、亀に鯉とは、平和な景色だ。
【写真】見慣れない種類の亀。頭部に白い絵文字もどきがある。鯉は津和野の風物。

短歌写真362 この川は

2007-05-26 00:30:00 | 短歌写真
2007-0526-yts362
この川はか細く暗く流れ出で
厚東を名乗り瀬戸へ入らんか   悠山人

○短歌写真、詠む。
○鍾乳洞の全長は約10km
。その一部を、途中、溜り水の味見をしたりしながら、仄暗い道を歩いた。詠草に、国名をと思って調べたが、簡単ではない。山口県は、長門(長州)・周防の旧二国から成る。県・町(秋芳)いずれのHPにも、全くふれていない。微妙な位置にあるので、俄か仕込みとは、行かないと知る。川の名も難読。この西に「厚狭川(あさがわ)」、そしてこれが「厚東川(ことうがわ)」。この川は、途中でダムをつくり、瀬戸内海へ流れ込む。
□短写362 このかはは かぼそくくらく ながれいで
        ことうをなのり せとへいらんか
【写真】源流と言っても、洞出口は澄んでいて水量がある。

短歌写真361 晴れわたる

2007-05-26 00:25:00 | 短歌写真
2007-0526-yts361
晴れわたる皐月の空に現代の
ヴィレンドルフは誇らしく立つ   悠山人

○短歌写真、詠む。
○中央線I駅前にあった「いのち賛歌」(井上公雄・作)
。反射的に、Venus von Willendorf を思い出した。二万年前の小さな石像を、初めて写真で見たときは、感動したものだ。そのとき彼(たぶん)は、どんな情念で彫り上げたのか・・・。
□短写361 はれわたる さつきのそらに げんだいの
        ヴィレンドルフは ほこらしくたつ
【写真】石像を明るくして、空をグラ仕上げ。単純ながら、作業工程は数段階を経ている。先の風林火山の旅で。

俳句写真109 秋芳洞

2007-05-26 00:20:00 | 俳句写真
2007-0526-yhs109
秋芳洞
出でて目映ゆき
若葉かな
   悠山人

○俳句写真、詠む。
○「秋芳」の読みは、現地で聞いたら、十年ほど前までは「あきよし」が多数派だったけれど、このごろでは、どちらかというと「しゅうほう」かな、とのこと
。洞内は、足元が滑り易いうえに、ほとんど暗闇なので、抜け出るまでが長く感じられる。二句「出づれば」を、音数優先にする。
□俳写109 しうはうだう いでてまばゆき わかばかな
【写真】こういう場面で、銀塩フィルムと勝負するのは、難しい。