悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

俳句写真583 昼さがり

2009-10-31 06:50:00 | 俳句写真
2009-1031-yhs583
昼さがり
秋津のひとり
やすらへり   悠山人

○俳句写真、詠む。
○合歓の種を並べて撮影していたら、一匹の蜻蛉が近寄って来て、そっと羽を休めた。

□俳写583 ひるさがり あきつのひとり やすらへり
【写真】前の合歓に同じ。


image821 合歓の種

2009-10-31 06:40:00 | images
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title:seeds_of_Albizia_julibrissin
yyyy/mm:2009/10
memo:夏の日に、緋色の花で楽しませてくれた、合歓の花。きのう再訪したら、花はすっかり種の莢になっていた。夜は十三夜の朧月を見て、平安のみやこびとに思いを馳せた。きょうは神無月の尽日、晦日。
【memo-順位】goo の編集画面を開くと、いやでも太文字が目に入る。けさは「6,379位 / 1,316,840ブログ中」となっていて、6千番台は初めてだと思った。開設の初心どおり、全く自己研鑽が目的なのではあるけれど、それでも素直に喜ぶ。 

俳句写真582 たかだかと

2009-10-30 05:20:00 | 俳句写真
2009-1030-yhs582
たかだかと
遊ばされたる
蜘蛛の糸   悠山人

○俳句写真、詠む。
○椅子へ座って外の景色を眺める。今にも雨が落ちそうな気配だ。大きい窓から空を見上げると、ガラスの外側で一匹の蜘蛛が、ゆっくりと左右に揺れている。ブランコ遊びをしているらしい。彼の遊びは私の食事が終わるまで、数十分間も続いていた。帰るころになって、もしかして彼の方が私の相手になって遊んでくれたのかも、と思い至った。竜之介の短編が脳を去来する。
¶たかだか(高高)と=「(3)せいぜい。」(旺文版『古語辞典』) 古くは「たかたか」とも。

□俳写582 たかだかと あそばされたる くものいと
【写真】先日の餐庁で。「糸」だけは写らなかったので、PCでコラージュ。
【memo-Core 'Ngrato】ふと Surriento(ソレントが通用)が懐かしくなって、YTであれこれ視聴する。するとこんどは、C’Nが次次と出て来る。パヴァロッティ、コレッリ、カッレーラス、ランツァ、ディ・ステファーノ、それにカルーソーまで・・・。心しないと、YT中毒になりそう。


image820 コスモス花畑

2009-10-29 06:20:00 | images

2009-1029-yim820
title:sudden_Cosmos_flowers
yyyy/mm:2009/10
memo:突然開けた、見事なコスモスの花畑。こういう驚きは嬉しい。
【memo-ナノメートル波】顔見知りの禅寺管長に、広い廊下で追いかけられた。かねてこの紫衣の高僧から、君は電波工学にも詳しいから、ぜひ着順判定にそのアイディアを、と言われていた。捕まったので、文系の僕に頼むなよ、といつものように答えたが、ふっと nm-wave を使えないかと着想した。・・・夢はしばらく中断して、脈絡のない次の世界が展開する。
【memo-エヴェレスト撮影】世界の屋根の最高峰を目指している。同行の若夫婦一家をハンディ・ムーヴィーで撮影していて、山山の白さ、映える深青の空、カメラの高性能などに、改めて感動の連続だ。・・・さきほどまでの夢は、どうやら何部構成かだったらしい。


短歌写真853 空高く

2009-10-28 05:30:00 | 短歌写真
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空高くとほき白富士のぞみつつ
風にゆれたる秋桜かな
   悠山人

○短歌写真、詠む。
○前日、日本列島は太平洋岸を台風が通過するということで、寒かった。明けて次の日は、とてもよく晴れた。一万メートル上空を飛ぶジャンボ・ジェットが、珍しく肉眼でよく見えたし、富士山の雪化粧もよく見えた。
□短写853 そらたかく とほきしろふじ のぞみつつ 
        かぜにゆれたる あきざくらかな
【写真】きのうの撮影。彩度をあげたのはいいが、作品の仕上げにいちばん手間がかかったのは、電線電柱の消去処理だった。
【memo-田漢】「夜来香」で、さらにいろいろと調べていたら、YTに中国語の「四季歌」というのが出て来た。版を変えていくつか視聴したら、辛うじて田漢(簡体字で)と読めそうな文字に出会った。え?まさか、と思いながら「百度」で確かめたら、間違いなかった。ついでに、大変なものを発見することにもなった。「大衆楽譜」(簡体字、以下同じ) www.myscore.org というサイトに、簡単だが膨大な楽譜(日本のも)が公開されていた。何と、李白の「子夜呉歌」にも五線譜付きの歌が載っている!(「站内捜索」の窓へ曲目を打ち込む)  なお、日本の「四季の歌」の中国語版も、かなりV化されている。
【memo-コロンビア】さっきまでコロンビア夢遊。保育園と小学校が一体化した施設を見学している。子どもたちの貧しさ、この国の貧困をしみじみ感じる。私のエスパニョール(西語)よりもさらにひどい。これほどとは・・・。ちょうど大統領選が行われていて、この保育小学校区からも、勇敢な人が立候補している。独裁者に対抗するの?・・・

俳句写真581 鄙にあり

2009-10-27 06:50:00 | 俳句写真
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鄙にあり
都にありて
薔薇あかし   悠山人

○俳句写真、詠む。
○屋外の鉢植え薔薇「マチルダ」は、霜月目前ではあっても、いずこにあっても、「明るい赤」だ。

□俳写581 ひなにあり みやこにありて ばらあかし
【写真】先日の撮影。彩度を僅かに上げる。
【memo-ノエルの少年】いかにも観光客という風体で、イタリアの小さな町を散策していた。さっきからさっぱりしない身なりの少年が後をつけて来る。そうか、きょうはノエルなんだ、だからケーキでも食べさせてくれと言うのか。それならと、席の空いていそうな店へ入る。少年ジョゼは嬉しそうな顔をして、黙って食べ始めた。私はというと、食べても食べても減らないなあ、と感じている。テーブルへプレゼントが置かれた。箱を開けると、かわいい時計だ。半端な時なのに、聞いたことのないメロディーを奏で始めた。・・・さきほど目を覚ましたら、間もなく卯。心がすっかり浄められたらしく、そういう自分に少し安心した。きのうの雨が嘘のように、朝日をあびた純白の富士山が青空に映える。


俳句写真580 霜降を

2009-10-27 06:30:00 | 俳句写真
2009-1027-yhs580
霜降を
すぎたる花の
なほあかし   悠山人

○俳句写真、詠む。
○ブーゲンビレア。わが写真作品の展示場へ行き来する道に、大鉢にではあるが、「明るく赤く」華麗に咲く。

□俳写580 さうかうを すぎたるはなの なほあかし
【写真】先日の撮影。彩度を僅かに上げる。


短歌写真852 ありありて

2009-10-26 03:40:00 | 短歌写真

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ありありて隣びとてふやいば見ゆ
ひとたびことの起こりたりせば
   悠山人

○短歌写真、詠む。
○遠い親類よりも近くの隣人・・・とは言っても、実際にはなかなか難しい

¶あ(在)りあ(在)りて=「(2)とどのつまり。結局。」(旺文版『古語辞典』)
□短写852 ありありて となりびとてふ やいばみゆ
        ひとたびことの おこりたりせば
【写真】額の写真は、自作のものと入れ換えた。きのう、餐庁で。
【memo-戦勝記念日?】夕暮れが迫る海岸。どこからともなく集まる人の群れ。どよめきのような声とともに、夜空に上がる照明弾。どうやら第二次大戦の終結の記念日らしい。穏やかな入り江に弾の燃え滓がゆっくり押し寄せる。アメリカはその時、どうしていたんだ? 七か国でNATOの準備に忙しかったんだよ、と誰やらの声。私は岸辺の石ころを二つ拾って、宿に戻る。学友たちは、すでに入浴を済ませていた。・・・丑の刻に目覚めたら、なぜか「軛」という言葉が思い浮かんだ。