俳句写真797 冬空に

2011-0131-yhs797
冬空に柱状節理のつきささる　　悠山人

○俳句写真、詠む。
○睦月晦日。雨・雪なし日の記録、依然として延伸中。香草庭園は朝から観光バスで大賑わい。中ほどに玄武岩の柱状節理の説明板がある。なお、「節理」は地質学用語で crack（割れ目） のことなので、「節理＝岩」ではない。ここでは説明板に従って、「岩」として作句。
□俳写797　　ふゆぞらに　ちゅうじゃうせつりの　つきささる
【写真】きのう、香草庭園で。ここでの撮影作品がしばらく続く。HG01
【meineTraeume】自らの街を「ベァリーン」と呼ぶ人たちのベルリン。旧東独区へ入ると人影も疎らになる。訪問先の女子高校では、ひとりの生徒が案内してくれる。広くてきれいな廊下を通ってある部屋へ入ると、数人の生徒たちが茶道の作法を学んでいた。教えているのは日本女性。でも、遠来の日本人には目もくれない。こちらも気楽な一人旅だからかも知れない。次の教室では、美術の授業。そこで驚いたのは教科書。さながら名画集のようで、見るからに簡素な仕上げである。・・・夢劇場が終わっても戸外はまだ闇世界。

短歌写真1008 飛び出でて

2011-0130-yts1008
飛び出でてはばたき行けどいづれまた
消えてはかなきあだ夢なるかな　　　悠山人

○短歌写真、詠む。
○狭い穴蔵から広い宇宙へ飛び立った・・・と思ったら、夢であったか。第１００７歌への返し（返歌）。
□短写1008　　とびいでて　はばたきゆけど　いづれまた
　　　　　　　　　きえてはかなき　あだゆめなるかな
【写真】１００７歌に同じ。

俳句写真796 図書館の

2011-0129-yhs796
図書館の篝火花の書に映ゆ　　悠山人

○俳句写真、詠む。
○篝火花。キュクラメン（シクラメン）。眩しすぎる外光が、花の色を映す。
□俳写796　　としょくゎんの　かがりびばなの　ふみにはゆ
【写真】きのう、若葉図書館で。ストロボ不使用で、背景が白飛び。

image1123 黄水仙盛ん

2011-0128-yim1123
title:flowers_Janua
ryyyyy/mm:2011/01
memo:水仙（narcissus）。晴れ続きで月半ばから別宅で盛んに咲いている。先週花瓶へ生けて、きのう撮影。

俳句写真795 冬晴れに

2011-0127-yhs795
冬晴れに痩せ木の群れて背伸びせり　　悠山人

○俳句写真、詠む。
○澄み渡る冬空に、落葉樹が聳立している。
□俳写795　　ふゆばれに　やせきのむれて　せのびせり
【写真】先日、原押公園で。

短歌写真1007 飛び出でて

2011-0126-yts1007
飛び出でてはばたき行くを夢見れど
しがらみおほきこの世なるかな　　　悠山人

○短歌写真、詠む。
○穴の下から見ると広そうな空も、飛びだせれば大きな宇宙が広がる。
□短写1007　　とびいでて　はばたきゆくを　ゆめみれど
　　　　　　　　　しがらみおほき　このよなるかな
【写真】先日、甲斐駅で。

image1122 今早暁の月

2011-0125-yim1122
title:the_moon_this_dawn
yyyy/mm:2011/01
memo:まだ暗くて星ひとつ見えない空に、月が明るい。月齢２０、西８０度高、０４３０ＪＳＴ。辺縁を最小限修正。

image1121 真冬の緑

2011-0125-yim1121
title:glittering_leaves_of_midwinter
yyyy/mm:2011/01
memo:樟樹。真冬の空に、きらめいていているさまが、なんとも美しい。先日、芸術公園で。

俳句写真794 大寒を

2011-0124-yhs794
大寒を過ぎたるいまも空きよし　　悠山人

○俳句写真、詠む。
○年末から雨雪なく、乾ききっている大気。冬晴れは続く。
□俳写794　　だいかんを　すぎたるいまも　そらきよし
【写真】先日、スーパーマーケット「ジーノ」で。

俳句写真793 漂へる

2011-0123-yhs793
漂へる雲間の花の夢のごと　　悠山人

○俳句写真、詠む。
○馴染みの花屋で「クモマソウ」の名札の花を見る。雲間草は「くもまぐさ」ともいい、市場に出回っているのはほとんど西洋雲間草で、日本固有種は少ないそうな。
□俳写793　　ただよへる　くもまのはなの　ゆめのごと
【写真】きのう、近くの花屋で。