短歌写真339 民草の

2007-0503-yts339
民草の紅き血潮のかたしろの
契りに未だき黒雲の見ゆ　　　悠山人

○短歌写真、詠む。
○「民草」が出たがるが、作者の貧語症候群の証左。きょうは、日本憲法の、非軍非戦条項が、発効した記念日。平和への祈り（PRIERE A  LA PAIX）。
¶かたしろ（形代）＝「本物の代わりになるもの。身代わり。」
¶ま（未）だき＝「まだその時期の来ないうちに。早くも。もう。」（二項、『古語辞典』）
□短写339　たみくさの　あかきちしほの　かたしろの
　　　　　　　　ちぎりにまだき　くろくものみゆ
【写真】赤牡丹。画面右下は、降り注ぐく陽光。左上は、紗を掛けて、暗黒の雲。

短歌写真338 童べの

2007-0503-yts338
童べの群れて楽しく戯るは
行く末見れば頼もしきかな　　　悠山人

○短歌写真、詠む。
○PRIERE A LA FERTILITE 3。子どもたちの、群れ遊ぶ姿を見かけなくなって、声が聞えなくなって、久しい。「Silent Spring 沈黙の春」は、鳥獣や草花だけではなくなりつつある。
□短写338　わらはべの　むれてたのしく　たはむるは
　　　　　　　　ゆくすゑみれば　たのもしきかな
【写真】かなり高い位置を、真下から望遠で引き寄せる。ＸＹ軸は補正しないでおく。