悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

短歌写真626 かの日より

2008-07-31 02:40:00 | 短歌写真
2008-0731-yts626
かの日より耳に残れる「ヤー・チャーイカ!」
なほも鴎の青く染むるや   悠山人


○短歌写真、詠む。
○文月との別れの空を眺めていて、ふと米ソ対立時代のソ連宇宙飛行士の言葉を思い出した。「Я ЧАЙКА!」 直訳すれば「私は鴎(かもめ)!」だが、そのときの交信文脈では、単に「こちらは鴎!」 テレシコーヴァとガガーリンが、ここでは一体化している。Земля голуба!(The Earth is blue!)
□短写626 かのひより みみにのこれる 「ヤー・チャーイカ!」
        なほもかもめの あをくしむるや
【写真】青フィルタ 100% でPC処理。先日、自宅で。
*John Catney - April's Song (songramp.com/johncatney) | 222.122.22.201:8000*[* H A P P Y D A Y * Contemporary Instrumental [ http://inewage.com ]  HNR -  CH1 EZ Chennel -- inLIVE.co.kr]

俳句写真334 ちひさやか

2008-07-30 01:50:00 | 俳句写真
2008-0730-yhs334
ちひさやか
なれど今年も
紫薇の咲く   悠山人

○俳句写真、詠む。
○紫薇(しび。ziwei 31)。紫百日紅(むらさき ひゃくじつこう)。前回の作歌から、三年も経ったが、まだ鉢のままなので、小さい。それでも猛暑に元気よく咲いている。さすがは王朝の花。古語としては、「小さい」「ささやか」の意では、「ちひさやか」が王道の用法であろう。cf. 「短歌写真2005-0831 去り行ける」。紫薇の解説もする。
□俳写334 ちひさやか なれどことしも しびのさく
【写真】先日、自宅で。
*DAC Crowell - Tidal motion | 78.129.213.204:9240*[Healing Time Radio]

短歌写真625 か弱きと

2008-07-29 04:00:00 | 短歌写真
2008-0729-yts625
か弱きとみて虐ぐるそのさがは
燕にこそ及ばざるなれ   悠山人


○短歌写真、詠む。
○ホテルを出てしばらくすると、頻りに軒端に出入りする燕が見えた。近くに車を止めて観察したら、やはり朝から親たちが餌運びに精を出している。世相を思い、燕親子を思ったことである。「燕」は、文語読みでは、「つばくら」「つばくらめ」が一般。
¶虐(しへた)ぐ=虐(しいた)げる。希用語ほど、使わないと忘れられ、消えてしまう。
□短写625 かよわきと みてしへたぐる そのさがは
        つばくらにこそ およばざるなれ
【写真】休日の店先で。格子型シャッターが下りていたので、それが少し写り込んでいる。

image568 紅葉葵

2008-07-29 03:50:00 | images
2008-0729-yim568
title : Hibiscus_coccineus
yyyy/mm : 2008/07
memo : 紅葉葵(もみじあおい)。紅蜀葵(こうしょっき)。Hibiscus coccineus(ヒビスクス・コッキネウス)。七月末の空に、真っ赤な花が目に沁みる。身長よりも少し高い。初めてのULなので、電網検索してみる。ヒビスクス(英米語風にはハイビスカス)の仲間で、米国版には別名として、scarlet hibiscus、scarlet rose mallow、great red hibiscus。中国(本土、簡体字)版では、美国芙蓉、秋葵、紅秋葵として、錦葵科木槿属で花語(花言葉)は「温和」などとあった。読み方は 美国芙蓉 meiguofurong 3222、紅秋葵 hongqiukui 212、温和 wenhe 12。
【写真】昨朝、近所で。
*WKSU Classical Channel | 66.225.205.8:8030*[Maiden's Prayer, pf]

image567 石蕗2

2008-07-28 03:20:00 | images
2008-0728-yim567
title : farfugium_japonicum2
yyyy/mm : 2008/07
memo : 石蕗。Farfugium japonicum(ファルフギウム・ヤポニクム)。名前は蕗だが、蕗の仲間ではない。
【写真】写真らしく、やや暗くして画面を引き締める。同前。

image566 石蕗1

2008-07-28 03:15:00 | images
2008-0728-yim566
title : farfugium_japonicum1
yyyy/mm : 2008/07
memo : 猛暑がちょっと落ち着いて、曇り空の朝。レストランの狭い庭に石蕗(つわぶき)が並び、狸がとぼけ顔で鎮座していた。
【写真】ホテル・レストランで、厚いガラス越しに撮影。きのう。
*06-Boccherini  String Quintet In E Major Op. 11 No. 5 (minuet) | 91.121.22.212:8383*[RADIO HIT CLASSICAL - Enjoy the sound of good music]

俳句写真333 きんけいと

2008-07-27 03:30:00 | 俳句写真
2008-0727-yhs333
きんけいと
今年も夏の
挨拶す   悠山人

○俳句写真、詠む。
○金鶏菊(きんけいぎく)ならば合法、大(おお)がつくと違法とか。毎年悩むところである。「きんけい」に「謹啓」「金鶏」を掛ける。
□俳写333 きんけいと ことしもなつの あいさつす
【写真】先日、自宅で。
*WNIU Radio | 131.156.38.177:8000*[symphnic tunes like Haydn?]

短歌写真624 花頃と

2008-07-26 02:40:00 | 短歌写真
2008-0726-yts624
花頃と言はれしままに来てみれば
泰山木は暑く照り映ゆ   悠山人


○短歌写真、詠む。
○先日、tvk番組「手づくり花づくり」で、ことしは泰山木(たいさんぼく)の花が当たり年で、今が見ごろと案内していた(京都府立植物園?)。まさか、でももしかしてと、隣町まで車を走らせたが、徒なはなしであった。番組ではまた、絶滅危惧種の紫(むらさき)の立木と紫色の根(標本)も紹介していた。ついでに何年ぶりかで、小さな図書館へ入って源氏関連本を渉猟する。そういえば紫・源氏と、喧しさが耳目につく時節である。
□短写624 はなごろと いはれしままに きてみれば
        たいさんぼくは あつくてりはゆ
【写真】泰山木と図書館。先日。
*Concertzender | 145.58.33.31:8080*[musica latina en espano~l]

俳句写真332 かほ寄せて

2008-07-25 03:40:00 | 俳句写真
2008-0725-yhs332
かほ寄せて
かをり聞きたり
松明草   悠山人

○俳句写真、詠む。
○松明花。松明草。今回は色変わりで登場。六月下旬、この花を詠んだときには気が付かなかったが、ラヴェンダーの触感と香りがした。香道では、香りは「嗅ぐ」のではなく「聞く」ので、「聞香」(もんかう。ぶんかう)の語がある。cf. 「俳句写真316 松明の」(2008年06月25日、yhs316)。
□俳写332 かほよせて かをりききたり たいまつさう
【写真】自宅で、今月中旬の画像。
*eastman winds hunsberger - 01 mozart clarinet cto-- | 64.5.130.46:80*[Connoisseur Classics]