悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

短歌写真360 顔向けて

2007-05-25 02:40:00 | 短歌写真
2007-0525-yts360
顔向けて夕日にひかるつはぶきに
しづめられたる秋芳の春   悠山人

○短歌写真、詠む。
○秋吉台(あきよしだい)のある秋芳町(しゅうほうちょう)
。歩きながら、石蕗が目に付いた。あとで、津和野の語源の一つは、「つわぶき」だと説明されたのだけれど・・・。
□短写360 かほむけて ゆふひにひかる つはぶきに
        しづめられたる しうはうのはる
【写真】洞窟から流れ出る川沿いで。

image343 調色例

2007-05-25 02:30:00 | images
2007-0525-yim343
title : colorTuningSample
yyyy/mm : 2007/05
memo : 写真の仕上げについて、問合せを受けることがあるので、参考までに。ある程度、写真の面白さが分かったら、ぜひ自力改善した作品をULされては?
【写真】左下が原画、右上が修正画。二重プラスティック窓を通して、MD-90 機から。原画像は、撮影・現像とも自動設定、つまり電網上の写真では圧倒的多数派。修正画像は、Windows 付属、電網フリーなど、初歩的なソフト級で十分可能。

短歌写真359 いくとせと

2007-05-24 04:30:00 | 短歌写真
2007-0524-yts359
いくとせと変はりて成りし秋吉の
台地に生れるいのちいとほし   悠山人

○短歌写真、詠む。
○カルスト台地も、近付いてよく見ると、また異界が広がる
。「いとほし」は、古典文学では、「厭はし」が第一義で、「愛し」は下位が常識。現代では「いとしい」の意だけなので、作歌ではかなり慎重になる。
□短写359 いくとせと かはりてなりし あきよしの
        だいちになれる いのちいとほし
【写真】空だけを、グラデイション処理した。

image342 男爵元気!

2007-05-24 04:25:00 | images
2007-0524-yim342
title : potatoBaron
yyyy/mm : 2007/05
memo : 報道によると、日本政府は、放射線照射食品を、じゃが芋以外へも広げたい意向とか。放射線には無縁の、わが家の「男爵」は、元気に生長中。
【写真】きのう朝。同じ男爵芋でも、白花系と薄紫系とが、共存している。

image341 秋吉台

2007-05-24 04:20:00 | images
2007-0524-yim341
title : AkiyoshidaiKarst
yyyy/mm : 2007/05
memo : 二月の山焼き、三月の野焼き。TVで馴染んではいるものの、地元の人は口を揃えて言う、ぜひ本物を見に「お出でませ」と。
【写真】わが家でも、箱庭の芝焼きをすると、芝芽の出方が違うけれど、こちらは日本一の野焼き。三か月経って、緑の勢いが見事である。

短歌写真358 大松の

2007-05-23 06:40:00 | 短歌写真
2007-0523-yts358
大松の影を落せる平ら家に
合戦絵図のをかしとぞ見ゆ   悠山人

○短歌写真、詠む。
○帰宅後、「青海波に源平海戦」の絵図に気付いて、一首

□短写358 おほまつの かげをおとせる たひらやに
        かっせんゑづの をかしとぞみゆ
【写真】承前、茶屋で。

俳句写真108 天魔さへ

2007-05-23 06:35:00 | 俳句写真
2007-0523-yhs108
天魔さへ
異形に退かん
赤間鴟尾
   悠山人

○俳句写真、詠む。
○「しび」は、漢字表記も、形も、さまざまだ
。『広辞苑』では、これを単に「沓形(くつがた)」とする。
□俳写108 てんまさへ いぎゃうにひかん あかましび
【写真】望遠にして初めて、爪先の「絞り」に気が付く。詠者も除魔沓の陰に隠れている。赤間神宮で。

image340 赤間神宮水天門

2007-05-23 06:30:00 | images
2007-0523-yim340
title : MainGate_of_a_Shrine
yyyy/mm : 2007/05
memo : 神域への、いわば正門である。左後に、薄墨松。
【写真】内域から外へ向かって。青空と建築物との境界が截然としているので、空をやや明色に、朱塗りのガンマ値を正方向にした。しかし、少し明るくし過ぎたきらい。

短歌写真357 芳一の

2007-05-22 03:40:00 | 短歌写真

2007-0522-yts357
芳一の爪弾く琵琶に対向ひ
哀号の魂鎮むるを聞く   悠山人

○短歌写真、詠む。
○団体客の一団が去ると、急に辺りは静寂に包まれる
。耳なし芳一伝説を詠う。高校進学対策の放課後授業で、英語の時間に初めてこの話を知った。L.ハーン(と、かなり長い間、発音していた)の小冊子「怪談」は、面白くて刺激的だったことを、今でも鮮明に覚えている。なかでも、この芳一は、教官が強弱を付けて読み進めたこともあって、とてもよかった。「Kwaidan」(なぜ Kaidan ではないのか、と密かに疑問を持ったものだ)といい、晶子や実朝の歌といい、幾何学の証明といい、学問の世界の素晴らしさに、誘われた時期だった。今でも、中学時代のあれこれの先生方には、感謝している。
□短写357 はういちの つまびくびはに あひむかひ
        あいがうのたま しづむるをきく
【写真】赤間神宮で。


俳句写真107 人もみな

2007-05-22 03:35:00 | 俳句写真
2007-0522-yhs107
人もみな
光のうちに
はげむべし
   悠山人

○俳句写真、詠む。
○華やかな花芯にも、くっきりと斜陽が射している・・・

□俳写107 ひともみな ひかりのうちに はげむべし
【写真】とくにマクロでは、強烈な直射日光を避けるのが常識、と承知しながらの撮影。