悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

短歌写真738 見わたせば

2009-03-31 08:00:00 | 短歌写真
2009-0331-yts738
見わたせば弥生の空ののどけくて
物見うてなぞあくびたりける
   悠山人

○短歌写真、詠む。
○テーマパーク「ハイジの村」の三歳誕生記念日。野外結婚式もあったりして、昼過ぎには家族連れでかなり賑わった。
¶のど(長閑)け・し=形容詞、ク活。
¶物見うてな(台)=展望台。
¶あく(欠)・ぶ=自バ四。「あくびをする。」(旺文版『古語辞典』)
□短写738 みわたせば やよひのそらの のどけくて
        ものみうてなぞ あくびたりける
【写真】写真への字句の焼き込みが、読みにくくなってはいけないと、いつも気にかけている。おとといの撮影。

image663 杜甫桃花

2009-03-31 07:30:00 | images

2009-0331-yim663
title:Dufudetaohua
yyyy/mm:2009/03
memo:三月尽日。弥生の桃花を惜しんで、上梓しておく。簡体字版の「百度」で検索すると、「桃花」も「桜花」も数十万ヒットした。その中から、身の程も弁えずに杜甫の七言絶句を、写真に添える。詩句はキャプチャー使用なので仕上がりは悪い。
  桃花一簇开无主、可爱深红爱浅红。(杜甫《江畔独步寻花》)
以下は浅学庵(悠山人)注。
  桃花一簇開無主、可愛深紅愛浅紅。(杜甫《江畔独歩尋花》)
  taohuayicu kaiwuzhu, 2114 123,
  keaishenhong aiqianhong. 3412 432.
  D
ufu <Jiangpandu buxunhua> 43 142 421
  桃花一簇(いっそう)開いて主なく、
  深紅(ふかくれない)、浅紅(あさくれない)愛すべし。
  


短歌写真737 愛でられし

2009-03-30 07:30:00 | 短歌写真
2009-0330-yts737
愛でられし貝母を愛づるひとありて
投入花をあつく語りぬ
   悠山人

○短歌写真、詠む。
○貝母(ばいも。『和名抄』の別読みに「ははくり」)。Fritillaria verticillata(フリティッラリア・ウェルティキッラタ)。貝母百合、編笠百合、春百合とも、と電網。大判パッチワーク展示会で、主宰自らが投げ入れた瓶花(へいか)飾りを語る。中でも貝母は、旧江戸城主夫人の愛花とかで、一入の思いがあるとのことだった。
□短写737 めでられし ばいもをめづる ひとありて
        なげいればなを あつくかたりぬ
【写真】先日撮影。

image659 花金鳳花

2009-03-30 07:20:00 | images
2009-0330-yim659
title:Ranunculus_yellow
yyyy/mm:2009/03
memo:花金鳳花(はなきんぽうげ)。ラヌンクルス Ranunculus(通名はラナンキュラス)。
【写真】花色を黄色から淡いオレンジ色に変えた。先日、花屋の店先で。

俳句写真459 さそはれて

2009-03-29 07:30:00 | 俳句写真

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さそはれて
匂ひ出だせる
桃花かな   悠山人

○俳句写真、詠む。
○図書館への途次、桃の畑があったので、車を留めて仰ぎ見る。弥生の桃花は、快晴の空に向けて、あるかなきかの微香を放つ。宵には西空に、下弦柳眉の月が落ちようとしていた。
□俳写459 さそはれて にほひいだせる たうくゎかな
【写真】きのうの撮影。


短歌写真736 春の日に

2009-03-28 07:40:00 | 短歌写真
2009-0328-yts736
春の日にふみの館の高みより
遥かに見ゆる甲斐駒のみね
   悠山人

○短歌写真、詠む。
○文学館の前庭に、無風快晴の風景が広がる。文学館を「ふみの館」としてみた。
□短写736 はるのひに ふみのやかたの たかみより
        はるかにみゆる かひこまのみね
【写真】山梨県立文学館の2階ロビーから、先日撮影。遠景に見える小さい三角形の山稜が、甲斐駒である。

俳句写真458 むらさきの

2009-03-28 07:30:00 | 俳句写真

2009-0328-yhs458
むらさきの
花菜しづかに
やすみをり   悠山人

○俳句写真、詠む。
○花大根。紫花菜。菜園の手入れも忙しい季節。植えておいたのでもないのに、諸葛菜(花大根の別名)が花をつけていた。
□俳写458 むらさきの はななしづかに やすみをり
【写真】先日、別宅で。