2007-0517-yts351
平らなる驕りの夢も破られて
幼児もはやあはれせに消ゆ 悠山人
○短歌写真、詠む。
○平家滅亡伝説に採詠。少し欲張って、掛詞・縁語などを使った。
¶平らなる=「太平」「平氏」を掛ける。「ら」の有無は不問。また、「平氏の驕り」「太平の夢、破らる」は、常套句。
¶幼児(をさなご)=幼帝安徳の入水伝説。「せ」は、「背(に負われ)」「(早い)瀬」を掛ける。
¶はや…せ=「(早鞆の)早瀬」。「もはや」も連想させるが、『古語辞典』にはない。
□短写351 たひらなる おごりのゆめも やぶられて
をさなごもはや あはれせにきゆ
【写真】早鞆瀬戸を見下ろす丘から。
平らなる驕りの夢も破られて
幼児もはやあはれせに消ゆ 悠山人
○短歌写真、詠む。
○平家滅亡伝説に採詠。少し欲張って、掛詞・縁語などを使った。
¶平らなる=「太平」「平氏」を掛ける。「ら」の有無は不問。また、「平氏の驕り」「太平の夢、破らる」は、常套句。
¶幼児(をさなご)=幼帝安徳の入水伝説。「せ」は、「背(に負われ)」「(早い)瀬」を掛ける。
¶はや…せ=「(早鞆の)早瀬」。「もはや」も連想させるが、『古語辞典』にはない。
□短写351 たひらなる おごりのゆめも やぶられて
をさなごもはや あはれせにきゆ
【写真】早鞆瀬戸を見下ろす丘から。