中国スパイ船、招待取り消しの合同演習を偵察 米国防総省

2018年07月14日 | 国際紛争 国際政治 


中国スパイ船、招待取り消しの合同演習を偵察 米国防総省
7/14(土) 14:33配信 CNN.co.jp
中国スパイ船、招待取り消しの合同演習を偵察 米国防総省
リムパック2018に参加するために真珠湾に入る米空母カール・ビンソン
ワシントン(CNN) 米国防総省は14日までに、中国のスパイ船がハワイ沖で実施中の環太平洋合同演習(リムパック)を偵察していることを明らかにした。中国は南シナ海の軍事化に反対する米国の意向で、リムパックへの招待を取り消されていた。

米太平洋艦隊のチャールズ・ブラウン報道官は声明で、「ハワイ周辺の米領海外で中国の偵察船が活動しているのを監視中だ」と説明。この船は今後も米領海外にとどまる見通しだとし、リムパックを妨害する動きは取らないものとみていると述べた。

国防総省は5月に中国の招待取り消しを発表した際、南シナ海の係争水域での「軍事化の継続」を理由に挙げ、対艦ミサイルや地対空ミサイルシステム、電子妨害装置の配備などに言及していた。

米軍当局者がCNNに明かしたところによると、スパイ船がハワイ沖の海域に到着したのは今月11日。これまでのところ米国の領海には進入していないという。

演習参加国で作る合同部隊の海上部門司令官も、中国船の出没を批判。「非参加国の艦船の出没により演習が妨害される可能性があるというのは非常に残念」と述べた。

軍当局者はCNNの取材に、前回の16年リムパックでは、ロシアのスパイ船が同じ海域に出没していたと明らかにした。この年の演習には中国も参加していた。

米海軍によると、今回の演習には26カ国から艦船47隻、潜水艦5隻、航空機200機以上、要員2万5000人が参加する予定。



習主席のポスター撤去指示か=個人崇拝批判を警戒―中国
7/14(土) 15:08配信 時事通信
習主席のポスター撤去指示か=個人崇拝批判を警戒―中国
中国の習近平国家主席(6月21日撮影、北京)。中国当局が、習氏の写真を使ったポスターなどを撤去するよう求めたことを示す文書がインターネット上に拡散し、波紋を呼んでいる。
 【北京時事】中国当局が、習近平国家主席の写真を使ったポスターなどを撤去するよう求めたことを示す文書がインターネット上に拡散し、波紋を呼んでいる。

習氏、「平和統一」に自信=中国訪問の台湾元副総統と会談

 中国では7月に入って20代の女性が習氏の写真に墨汁をかけて批判する動画が流れたほか、国営通信社・新華社のサイトに、習氏への個人崇拝を暗に批判する文章が一時掲載された。当局が習氏を標的にした体制批判を警戒している可能性がある。

 文書は北京市の不動産管理会社が入居企業に宛てた12日付で、地元の派出所からの緊急通知として「習同志の写真や画像を含むポスターなど宣伝材料を直ちに撤去する」よう要求。結果を48時間以内に報告することも求めている。

 上海市内では4日、不動産会社に勤務する女性が「習近平の独裁・暴政・専制に反対する」などと叫びながら、習氏が描かれた看板に墨汁をかける自撮り動画を公開。女性はその後、行方不明になった。

 香港メディアによると、11日には新華社が「華国鋒は罪を認めた」と題する文章を掲載。毛沢東の死後、最高指導者になった華国鋒元共産党主席が、自ら座った椅子を博物館に展示するなどの動きを個人崇拝だと認めたという内容だった。文章は間もなく削除されたが、転載され、「昔話を借りて、今を当てこすったものだ」「トップは華国鋒に学べ」などのコメントが相次いだ。

 共産党規約は、毛沢東が発動した文化大革命の反省を踏まえ、個人崇拝を明確に禁じている。ただ、国家主席の任期制限撤廃などを受け、「習1強」体制が強まるのに合わせ、青年時代の逸話などを基に習氏を称賛する報道や出版物が増加。党内にもこうした動きへの不満がくすぶっているとみられる。 



劉暁波氏、一周忌 「私たちも声上げよう」独で追悼礼拝
7/14(土) 15:27配信 朝日新聞デジタル
劉暁波氏、一周忌 「私たちも声上げよう」独で追悼礼拝
劉暁波氏と劉霞氏夫妻の写真や絵を掲げた教会で、一周忌の追悼礼拝が開かれた=2018年7月13日、ドイツ・ベルリン、延与光貞撮影
 ノーベル平和賞を受賞した後、服役中に死去した中国の人権活動家、劉暁波(リウシィアオポー)氏の一周忌を迎えた13日夜(日本時間14日未明)、ドイツ・ベルリンのゲッセマネ教会で追悼礼拝が行われた。3日前にドイツに到着したばかりの妻、劉霞(リウシア)氏(57)は欠席したが、夫妻の友人や市民ら300人以上が参列し、中国の民主化を訴え続けた故人をしのんだ。

【写真】一周忌の追悼礼拝が行われた教会には劉暁波氏と劉霞氏夫妻の絵が掲げられ、友人らが音楽を奏でた=2018年7月13日、ドイツ・ベルリン、延与光貞撮影

 同教会は旧東ドイツで民主化運動の拠点になった場所の一つ。追悼礼拝を企画したローランド・キューネ牧師は「劉暁波氏は人権の大切さを教えてくれた。私たちもまだ獄中にいる活動家のために声を上げましょう」と呼びかけた。

 夫妻の友人で、独立中国語ペンクラブ会長の廖天琪さんは「中国政府は厳しく対応したのに、劉暁波氏は同じことをせず、『私には敵はいない』と言った。それこそが彼の遺産だ」などとたたえた。

 ドイツで暮らすことになった劉霞氏を思いやる発言も。本人と交流があるノーベル文学賞受賞者のドイツ人女性作家ヘルタ・ミュラー氏は「彼女の詩は孤独と観察から生まれている」と評価。別の参加者は「いつかベルリンの新たなイメージを創造してくれるかもしれない」と、劉霞氏の今後の活躍を期待した。(ベルリン=延与光貞)







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