テレビを殆ど(全くと言っても差し支えないほど)見ない小生は、福田首相辞任のニュースは、今朝の新聞記事で初めて知った。
最大の中抜き活字が並ぶ。
福田首相辞任
『国会運営手詰まり
2代連続政権放棄』という副題見出しが続く。
何故かボクには安倍首相辞任の時のような怒りも、感激も湧かなかった。むしろ同情した。
日中関係や、インド洋でに給油活動に思いを馳せた。オレですら国の行方を考えていることを確認できた。
ボクはブログばかりでなく、日記を書いているので、久しぶりに去年一年前の8月、9月に再開した。乱れに乱れた阿倍内閣だった。
2007年9月3日には、次のような「コピペ」がある。
[朝日新聞社説]
農水相辞任―これが自民党の出直しか
出直しをかけた内閣改造から1週間しかたたないのに、またも閣僚が不祥事で辞任することになった。
遠藤武彦農水相が組合長を務める農業共済組合が、国から補助金を不正に受け取っていた。その責任をとってのことである。安倍内閣の閣僚交代は、改造前から通算してじつに5人目になる。
農水相だけではない。岩城光英官房副長官、坂本由紀子外務政務官らについて、政治資金収支報告書の虚偽記載の疑いが相次いで発覚している。坂本氏も政務官を辞任する。
しょっぱなからつまずいた政権を立て直すのは容易ではあるまい。
遠藤氏の組合は、99年産ブドウの被害を補償する農業共済の加入者を水増しして申請した。掛け金は加入者の農家と国が折半することになっており、この水増しで組合は国の負担分115万円の補助金を不正に受給した。
国を相手に、税金をだまし取る詐欺行為――。そう言われても仕方がない。
巨額の光熱水費などを追及された松岡元農水相は自殺し、後任の赤城元農水相も事務所経費の疑惑で更迭された。安倍内閣の農水相は、これで3代続けて疑惑や不祥事にまみれたことになる。
とくに今回の問題は、いっそう深刻だと言わねばならない。農政そのものにかかわる不正だからだ。
悪質なのは、この不正は3年前に会計検査院に指摘され、ことし5月にも改めて未処理を指摘されていたのに、いまだに補助金を返還していないことだ。
遠藤氏自身、3年前に報告を受けていたのに手を打たなかった。「実務にはタッチしていない」と釈明しているが、25年ものあいだ組合長を務めてきて、その言い逃れはないだろう。
日本は農業保護が足かせになって、貿易自由化の交渉を進められないでいる。農業を鍛え直すことは地域経済にとっても欠かせない。途上国が発展して食料の国際価格が上昇基調にあるいまはそのチャンスだ。それなのに農政の不在が続くとは、なんということか。
安倍首相は、補助金の不正受給をした組合のトップを、補助金を出す監督官庁のトップに座らせてしまった。とんでもない話である。
こんどの内閣改造の最大のねらいは、首相自身がいうように「政治への国民の信頼の回復」だった。だからこそ、参院選後に1カ月もの時間をかけて、入閣候補が不祥事を抱えていないか入念にチェックを重ねていたのではないのか。
首相やそのスタッフは、いったい何に目を光らせていたのか。政府の機関である会計検査院も知っていた不正を、なぜ把握できなかったのか。
調査能力以上に深刻なのは、どんなに気をつけたつもりで選んでも、結局は疑惑や不祥事から逃れられない、ということかもしれない。自民党はそういう政党なのだろう。
更に日記を読む。
《9月12日(水)Z寺副住K師の、文芸誌(小生編集同好会機関誌)に載った「ニューヨーク別院本堂 落慶1周年記念法用意参加して」の記事を読んだ。これまで一度も読んでいなかったのである。
この記事の終わりのほうに、K師らのガイドをしてくれたというセドナの南フラッグスタッフという所に住む70歳前後の平和主義で元教師だったという老夫婦の言葉がある。
「アメリカ人の全部が、ブッシュ大統領と同じ考えだと思わないで欲しい。戦争は憎しみを増すだけ、許すことの大切さが大事」というさわりだ。
オレは、いまインド洋上での海上自衛隊の給油活動の審議の中で、更に安倍首相の「職を賭す」発言が交錯していた。
その発言について、ネットでしらべようと、アサヒコムを開いて、安倍首相辞任のニュースを知る。全くの偶然であった。》
安倍首相は12日、麻生太郎幹事長ら複数の自民党幹部に対し、退陣する意向を伝えた。12日は午後1時から衆院本会議で代表質問が予定されていたが、「私は辞任するので、代表質問に答えるわけにはいかない」などと伝えた。臨時国会の実質的な論戦が始まる前に、辞任するべきだと判断したと見られる。午後2時から記者会見し、正式に表明する。
夕方、今日もショッピングセンターさ行く。
饂飩一箱 880円
食塩 398円
ダース(チョコレートなり) 156円
秋刀魚3×60 180円
大根 138円
林檎 256円
去年の今頃、妻もパソコンも、塩梅が悪かった事を日記は教えてくれた。妻にメモして貰って買い物をした記録がある。また5月に買え代えた「Vista 」の調子が悪く、NECコンタクトセンターに修理に出した頃だった。日記が中断されていなかったのは幸いである。