狸便乱亭ノート

抽刀断水水更流 挙杯消愁愁更愁
          (李白)

ペコちゃん復帰

2007-05-18 21:27:21 | 日録
朝、暑い日となりそうな快晴である。
妻をかかりつけだったS医院に送る。
ここの先生の紹介状を持って入院した医大病院の医師からの「経過報告書」の入った返書を携えて行く。
医師同士の封書は、紹介状にしろ、その返書にも、すでに××先生御侍史と印刷されてある。女医さん宛ての場合は別の封筒が用意されていて、添え書きは何と書くのだろうなどと、余計な事を考える程の余裕ができた。症状は殆ど回復し、今後はS医院のG先生の指示に従うだけになった。
診察は九時からであるが、八時半に行ったら医院前の駐車場には、車はまだ2台のみであった。玄関の内シャッターが開いたので、入ったら一人の男が待合室の椅子で居眠りをしている。すでに10人ほど受付が済んでいた。
慣れている人は、裏口に職員たちの出入りする引き戸があって、そこから入って診察券を入れて置き、順番をとって一旦帰る裏ワザがあったのだ。
待合室には、お茶、お湯、冷水の自動サービス器、血圧計、絵本、週刊誌、毎日新聞、スポーツ新聞、幼児の遊び場があって、積木(プラスチック製)や縫いぐるみなどが箱に入れて置いてある。患者は殆どいつも満員。みな無言で順番を待っている。
この受付けカウンターの隅に「飴」が置いてある。(クリックすると大きくなります)
ここまで、S医院内部の待合室の概要を描写したつもりだが、それはどこにでも見られる町医者の風景だろうと思う。今日書きたかったのはこのペコちゃんのことである。

 不二家が内部告発からバレた不祥事で、休業状態になって久しいが、この医院では前々から、ここに「ポップ」キャンデーという棒が付いているペコちゃんを置いていた。
 問題を起こしたのは何時ごろだったか忘れたが、その時から姿を消した。勿論キャラクター人形もである。
今日、両方とも、受付カウンターに姿を現した。

 しかし、昨日通ってきた近くにあるわが町の不二家専門店は、まだシャッターを下ろしたままであった。従業員も4~5人はおったと思う。清潔感のあるいい店だった。店の経営者や従業員はあれからどうしているのだろう。
 そんな事を、元零細運送店経営者だったボクは深刻に考えるのである。