■ 死に様・生き様をかけた闘い
「私たちのオジイやオバアたちの死に様、そして私たちの生き様をかけた闘いなのだ」
これは沖縄に住む、私の友人が語った言葉です。
沖縄では、日本軍による「集団自決」強要に関する歴史教科書の記述を削除させる検定意見に対して、その撤回を求めた9月29日の県民大集会に約11万人が参加しました。
■ 文科省主導の「検定意見」
沖縄戦の中、旧日本軍が住民らを米軍の捕虜にさせないために、集団自決を強要したことについては数々の証言からも明らかです。
ところが、幾多の証言を無視して、その教科書の記述について「検定意見」が出され、教科書会社はその記述の削除を余儀なくされました。
しかも今回の「検定意見」は事実上、文部科学省の主導によるものだったことが既に明らかになっています。
■ 「軍尊民卑」
近年の歴史捏造の動きは目に余るものがありますが、共通しているのは、「軍」を尊び「民」を卑しめるという「軍尊民卑」の思想です。
まだ、かつての軍国主義と決別できていない人々が、絶えず「軍」の側に立ち、「軍」に都合の悪い記述を徹底的に排除しようとしているのです。
こうした動きは、安倍前首相の「美しい国」思想や、「愛国」教育を盛り込んだ改定教育基本法の影響が大きいことは明白ですが、そのような教育によって、子どもたちの目や耳を閉ざし、その口を封じようとする行為は、絶対に許せるものではありません。
そして今回の沖縄の県民大集会に、11万の怒りの声が結集したのです。
■ 政府を突き動かした「怒り」
この怒りの声は、ついに政府を突き動かしました。
渡海紀三朗文部科学大臣は10月1日、「(教科書会社からの訂正申請があった場合には)真摯に対応する」とコメントし、記述の復元の可能性を示唆しました。
教科書会社が訂正を申請するかはまだ分かりませんが、「死に様」「生き様」をかけた沖縄の人々の闘いは私たちに勇気を与えてくれました。
今なお残る「軍尊民卑」という亡霊との闘いはこれからも様々なところで続いていくでしょうが、「許せないことは許さない」と声を上げ続けていくことの大切さを、私は決して忘れることはないでしょう。
「私たちのオジイやオバアたちの死に様、そして私たちの生き様をかけた闘いなのだ」
これは沖縄に住む、私の友人が語った言葉です。
沖縄では、日本軍による「集団自決」強要に関する歴史教科書の記述を削除させる検定意見に対して、その撤回を求めた9月29日の県民大集会に約11万人が参加しました。
■ 文科省主導の「検定意見」
沖縄戦の中、旧日本軍が住民らを米軍の捕虜にさせないために、集団自決を強要したことについては数々の証言からも明らかです。
ところが、幾多の証言を無視して、その教科書の記述について「検定意見」が出され、教科書会社はその記述の削除を余儀なくされました。
しかも今回の「検定意見」は事実上、文部科学省の主導によるものだったことが既に明らかになっています。
■ 「軍尊民卑」
近年の歴史捏造の動きは目に余るものがありますが、共通しているのは、「軍」を尊び「民」を卑しめるという「軍尊民卑」の思想です。
まだ、かつての軍国主義と決別できていない人々が、絶えず「軍」の側に立ち、「軍」に都合の悪い記述を徹底的に排除しようとしているのです。
こうした動きは、安倍前首相の「美しい国」思想や、「愛国」教育を盛り込んだ改定教育基本法の影響が大きいことは明白ですが、そのような教育によって、子どもたちの目や耳を閉ざし、その口を封じようとする行為は、絶対に許せるものではありません。
そして今回の沖縄の県民大集会に、11万の怒りの声が結集したのです。
■ 政府を突き動かした「怒り」
この怒りの声は、ついに政府を突き動かしました。
渡海紀三朗文部科学大臣は10月1日、「(教科書会社からの訂正申請があった場合には)真摯に対応する」とコメントし、記述の復元の可能性を示唆しました。
教科書会社が訂正を申請するかはまだ分かりませんが、「死に様」「生き様」をかけた沖縄の人々の闘いは私たちに勇気を与えてくれました。
今なお残る「軍尊民卑」という亡霊との闘いはこれからも様々なところで続いていくでしょうが、「許せないことは許さない」と声を上げ続けていくことの大切さを、私は決して忘れることはないでしょう。
大変ご無沙汰いたしております。お元気でお過ごしでしたでしょうか。
さて、お知らせ頂いた10・15の集会ですが、かなりの盛会だったようですね。
しかし、同日の官房副長官に対する再要請行動(検定意見撤回と記述の回復、審議会の公開と沖縄戦専門家の参加など4項目)について言えば、副長官が「文科相に伝える」と答えるにとどまり、前進が見られなかったようで、沖縄の2紙は「具体策言及なし」「再要請も前進なし」とこれを伝えています。
剣二様のおっしゃる通り、教科書問題は9条改悪を謀る人々による「軍や戦争のイメージアップ」の一環であり、そのために都合の悪いことは真実であっても捻じ曲げてしまおうとするものだと思います。
このようなことを許さないためにも、今後も声を上げ続けて行きたいと思います。
今後とも宜しくお願い致します。
goo-needsより
コメントをお寄せ頂き、有難うございます。
この問題について、沖縄にお住まいの方からコメントをいただいたこと、本当に嬉しく思っています。
とりわけ「これからも頑張りましょう」とのお言葉、感謝申し上げます。もちろん、こちらこそよろしくお願い致します。
さて、私の友人についてですが、貴県のある市で市議会議員をしている人物です。年は若いのですが、素晴らしい方で、尊敬すべき友人です。
goo-needsより
沖縄戦での集団自決を教科書から撤回に反対する集会が、9月29日、沖縄で開かれ、11万人の人が参加しました。
このうねりは、沖縄だけにとどまらず、全国で考えていかなければならない問題です。
この問題は、憲法9条の問題にも繋がります。
憲法9条を変えようとしている連中は、過去の戦争を反省しようとせず、都合の悪い歴史を書き換えようとしている連中であるから。
都合の悪い歴史は書き換えられる、というが、ではその犠牲になった人たちの尊厳?、はどこへいくのか?
総決起集会が明日、15日、東京の星陵会館にて開かれますのでお知らせしておきます。
記
■教科書検定意見撤回を求める10・15総決起集会■
主催 東京沖縄県人会、沖縄戦首都圏の会
日時 10月15日(月) 18:30 開始
場所 星陵会館
東京都千代田区永田町 2-16-2
TEL 03(3581)5650
○内容 沖縄からの発言 実行委員会から
ひめゆり学徒の沖縄戦体験(東京沖縄県人会)
首都圏各地域から 意見書採択のとりくみ
国会議員決意を語る
出展:沖縄戦の歴史歪曲を許さず、沖縄から平和教育をすすめる会
http://susumerukai.web.fc2.com/
去年、教育基本法が変えられる頃からちょくちょくおじゃましています。
今回の「軍尊民卑」というキーワード、とても的を得た表現だと思います。
旧日本軍が国内外の人々を苦しめたことを徹底的に隠して、若者の軍隊に対する抵抗感をなくそうとしたいという政府の意図は明らかだし、goo-needsさんが言うような「戦争する人」づくりの一環なのだと僕も思います。
僕は沖縄に住んでいます。あの戦争を経験した人たちが僕の周りには、まだ大勢います。
その人たちが本当に「死にざま」「生きざま」をかけて闘った姿を、僕はずっと忘れないでおこうと思っています。
お偉いさんの嘘より、あの人たちの見てきた真実がどれだけ重いかを、僕は胸に刻み込んでおきたいと思います。
これからも頑張りましょう。
ところで、goo-needsさんは沖縄にもお友達がいらっしゃるのですね。どんな人なのですか?もし良ければ教えてください。