呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

中国の最新情報を上海・東京・神戸を拠点に活動する株式会社TNCリサーチ&コンサルティングの呉明憲が紹介します。

スクリーンによる返済督促

2008年02月02日 | 未分類
 テレビでこんなニュースを見た。浙江省の臨海市という地方都市の話である。なんと繁華街にある大型スクリーンに長期に亘って借金を返済しない人(裁判所での判決済み)の写真、住所、職業及び履行されていない債務を映し出しているというのである。


(実物は黒塗り部分はなし)

 臨海市法院(裁判所)が始めた動きだが、これをやり始めてもう1年以上になる。そして、これまでの間に1048人もの人数を映し出し、そのうち47名が主体的に債務を履行し、その他の効果としては約200名が映し出される事態を恐れて主体的に返済を行った。

 少なからずの人が指名手配犯でも映し出しているのかと思っていたようだが、よく見ると借金を返済しない人の写真である。「こんなのは当然だ」、「借金を返さないのはよくないが、これはちょっとやりすぎだ」といろんな意見が出ている。「法院で公開判決が出ているということは、基本状況は本来的に社会に公開することができる」という識者もいる。

  これについてはいまだ議論が続いているそうだ。ここでいい悪いはあえて言わないが、とにかくこりゃすごいわ。こんなこと自分されたらたまったものではない。

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