呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

中国の最新情報を上海・東京・神戸を拠点に活動する株式会社TNCリサーチ&コンサルティングの呉明憲が紹介します。

デザイン家具ってこんなに高価だったのか

2013年03月12日 | 日記

 知人がFBでおしゃれ家具を販売している写真をアップし、興味を持ったのでそこまで見に行ってきました。

 

  

 元々は照明器具を見たかったので、この「照」に魅かれたのですが、実際は家具やインテリアや食器等も販売されていました。

 

 金魚の模様が入ってより、オリエンタルな感じがします。

 

 場所は上海伊勢丹から徒歩10分くらいのところにある「源創創意園」という場所で、デザイナー系の会社が多く入居しているところです。

   

 

 目指したお店はこちら、AREA(http://www.arealiving.cn/)というところです。

  

 おしゃれですねえ。ちなみにものすごくでかいメルセデスベンツが泊まっていました。ではお店の中を見てみましょう。

 

      

    

  

 

 めちゃめちゃおしゃれです。で、お値段を見たのですがこれがもうびっくりです。どれがどれかは覚えていないので、記憶の範囲で書きますと、バーのカウンターなんかで使いそうな高さのある木製の椅子があり、おそらくハンドメイドだと思うのですがこれが14000元、ソファーセットが87000元と、まあ桁が一つ多いですね。購入していく人は広い家に住んでいるお金持ちの人とまとまった量を買ってくれるホテルが中心だそうです。扱っているものは全てイタリア、フランス、フィンランドといったヨーロッパからの輸入品です。残念ながら日本のものというか、そもそもアジアのものがなかったです。それでも円卓なんかもおいてあり、デザイナーも中国向けにデザインしているものそこそこありました。単純な西洋への憧れから自国文化を織り込んだデザインへ移行しつつあるということでしょうか。どこまで迎合するのかは難しいポイントで、100%中華風にすると当然中国デザインが勝つわけで、完全に外国風にすると差別化という点では完璧ですが、中国でどこまで受け入れられるかという不安があるわけで。そういう意味では円卓といっても西洋テイストが含まれたデザインとなっており、また実用性まで鑑みたと考えることができるのでしょう。まあ、それはあくまで結果論で、実際に市場に出してみないとわからない部分は多いとは思います。以前どこかで教えてもらったのですが、最近は純西洋風もいいのですが、オリエンタルテイストの要素があるのも結構受け入れられるようになってきているそうです。オリエンタルテイストをどこまで含めるのか、難しいですね。

 

 デザイン系を研究している人は見に行くと面白いと思いますよ。


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