今日は中国のメンズカジュアルについて紹介みます。メンズも一時に比べるとよくなってきましたねえ。やはりファッション化の波は女性がはじめに来て、男性にはその波がいつ来るかと思っていたらようやく来始めたのではないでしょうか。もうスラックスに革靴でジョギングするような人もほとんど見かけなくなりましたしね。
さて、東華大学が北京、上海、広州、成都、武漢、ハルピンの6都市で「中国市場服装ブランド価値評価」というメンズカジュアルに関する調査を行いました。この調査の中で消費者指数(好きなブランドと読み替えてもいいでしょう)という数値でランキングを出したのが次のものです。
イメージをつかんでもらうために上位5位にはいっているブランドのブランド名や写真を抜き出してみました。
6都市全都市でランキング入りしているのがJACKJONES、YOUNGOR、七匹狼です。個人的にはJACKJONESは買ったことがあります。中国ブランドだけの調査かと思っていたのですが、JACKJONESが入っているので、調査対象は中国ブランド限定でもなさそうです。その割にはヨーロッパの超高級ブランドとかが入っていないのですが、ここでは気にしないでおきましょう。
傾向としてご当地ブランドが好まれる傾向にあるようです。北京のvictu、上海のtonywear、広州の華斯度などがそうです。
また、北京、上海、広州では好まれるブランドが比較的似たようなタイプである一方で、ハルピンでは福建ブランドが好まれているようで、七匹狼、九牧王、劲覇、利郎といったのがランキングに入っています。でもこれらは北京・上海における位置づけはちょっと劣っていますね。
都市によってはやり好みが分かれているようです。どういったブランドがどこで強いかを見ること、また自社のブランドとタイプが似ているブランドがどれで、どの地域で受け入れられているのかといったことを把握し、そして自社のブランドプロモーションする上で参考にできるのではないでしょうか。ちょっとブランド数が多いので細かく見ていませんが、業界の方には非常に参考になるのではないでしょうか。