成都の自動車の販売状況に関する新聞記事を見つけました。いずれも2015年上半期に関するデータです。まずは西南地区が全国に占める販売比率から見ていきましょう。
直近だと14.10%あり、2012年以降毎年上昇しています。比率的にも結構高く、力を入れるべき地区であることは間違いないでしょう。
次に、乗用車の販売トップ10です。
翻訳するのは面倒なので割愛しますが、外資ブランドは入っていますが、日系ブランドは入っていませんね。
次に高級車を見ていきます。
アウディ、BMW、ベンツ、ボルボ、ランドローバー、レクサス、ポルシェ、インフィニティ、DSという順番になっています。半分が前年比マイナス、半分が前年比プラスです。母数が小さいとはいえ、日系ブランドのレクサス(+22%)とインフィニティ(+77%)は結構伸ばしています。成都の金持ち消費者が単なる見栄っ張りな買い方から実用性やより高いコストパフォーマンスを追及する方向に変わってきているという見方がされています。
見栄っ張り消費から実用消費へ、この方向にどんどん進めばレクサスやインフィニティといった日系高級車は今後もどんどん伸びていくでしょう。ただし、日系ブランド車はいつおきるかわからない反日運動のときにシェアがどうしても落ちてしまうというネガティブ材料があり、そのあたりはなかなか回避できない問題ですね。